マッドゴッドの紹介:2021年アメリカ映画。『スター・ウォーズ』『ロボコップ』シリーズなどの特殊効果で名を馳せたフィル・ティペットが、30年もの長い年月をかけて制作したストップモーションアニメ。荒廃した地下世界に挑んだ孤高の戦士アサシン。彼が目撃する異様な地獄世界は、やがて想像もつかない結末へと繋がっていく。
監督:フィル・ティペット 脚本:フィル・ティペット 音楽:ダン・ウール 出演:アレックス・コックス(ラストマン)、ほか
映画「マッドゴッド」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「マッドゴッド」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「マッドゴッド」解説
この解説記事には映画「マッドゴッド」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
マッドゴッドのネタバレあらすじ:起
古いレトロなジャケットにガスマスクを付けた謎の男アサシンが、ポットに乗り込み何万メートルも下っていきます。やがて最底までやってきたアサシン、荒廃した地下世界を歩いていきます。
すると、謎の地下巨大生物が、尻尾の生えた人間のような存在を捕まえて食べる様子を目撃しました。アサシンは巨大生物に見つからないように逃げ出し、さらに地下を目指します。
そこでは巨人が数体捕らえられていました。拷問を受けて巨人たちは苦しみ、糞尿をたれながしています。そしてその糞尿をむさぼり食うさらに別の巨大生物と出くわし、アサシンはさらに下へと降りていきます。
そこでは謎の機械が顔のない人間のようなクローンを延々と作り続けています。作られたクローンは機械の清掃と管理を奴隷のようにし続けるか、機械に潰されて殺されてしまうかという生活を強いられていました。さらに、この辺りを支配する赤ん坊のような怪物を目にしたアサシンは、殺されていくクローンを横目にしながら、さらに下へと向かっていきます。
マッドゴッドのネタバレあらすじ:承
階段を下り、アサシンがやってきたのは暗黒世界でした。泥ぬかんだ道を歩き、山積みにされたスーツケースの横で座り込んで時限爆弾を仕掛けたアサシン、背後から機械仕掛けの化け物に襲われてしまいます。アサシンが仕掛けた爆弾は、あと一秒という所で故障して止まってしまいます。
テーブルに括りつけられたアサシン。大衆の前で装備を剥ぎ取られて裸にされてしまいます。包帯に包まれて何かの手術をしたような跡があります。やがて外科医と助手がやってきて、アサシンの腹部を切り取り、内臓を取り出し始めました。
何かを探すように臓物やらを取り出し、ついに目的のものを見つけたようです。それは脊髄のような動物で、赤ん坊のような鳴き声をしています。取り出した外科医は助手に渡すと、助手はタオルでそれを包んで立ち去っていきました。
マッドゴッドのネタバレあらすじ:転
残った外科医はアサシンの頭にケーブルを差し、それをテレビに接続しました。スイッチを入れるとテレビにはアサシンの記憶らしきものが映し出されます。それは地上世界で生きるアサシンと同じ服装をした者たちが何かを行っている所でした。
そして、ラストマンと呼ばれる男が手に入れた地図をアサシンに手渡し、アサシンはポットに乗り込みます。皆管制室で彼の動向を見守っていました。
アサシンが下にたどり着きました。最初のアサシンとは違う場所のようです。このアサシンに似た別のアサシンはスーツケースを持ち、地図を見ながら地獄の住民たちや怪物たちを横目に順調に先を進みます。
その動向をテレビでずっと見ていた外科医はテレビを消しました。アサシンから取り出した謎の赤ん坊を、助手は奥の部屋にいる幽霊のような機械生物に手渡します。受け取った機械生物は泣き叫ぶ赤ん坊を抱き、どこかの地下へと進んでいきました。
マッドゴッドの結末
場面は地下世界で巨大な猿を管理する錬金術師のいる場所に変わります。男は瓶の中の生物に餌をやり、その生物を別の生物に捕食させて笑っています。部屋の中にアサシンが持っていた地図がいくつも見られるとこから、何人ものアサシンを殺し地図を奪ってきたのでしょう。
やがて、先程の機械生物がやってきます。錬金術師の男は機械生物から受け取った赤ん坊を押しつぶして液体にすると、それはやがて黄金へと変わっていきます。粉々に砕いた黄金を受け取った機械生物は、窓を開けて黄金を撒き散らします。
すると暗黒から宇宙、そして世界が生まれ、やがて生物が生まれます。生物は進化し文明を作り、争いを起こして自ら作った爆発物で自己破壊していき破滅へと向かう、このサイクルが観測されました。
そして、誰もいなくなった錬金術師の部屋で時間だけが過ぎていきます。やがて、いつぞやかアサシンが仕掛けて止まっていた時限爆弾が作動を始めます…。
以上、映画「マッドゴッド」のあらすじと結末でした。
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