映画「メイド・イン・マンハッタン」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
メイド・イン・マンハッタンの紹介：2002年アメリカ映画。シングルマザーとして一人息子タイを育てるマリサはマンハッタンの高級ホテルの客室係として働く毎日。ある日、ひょんなことから息子のタイを通じて政治家のクリスと知り合い次第に惹かれます。しかし大きな勘違いにより二人の仲は引き裂かれますが…。
監督：ウェイン・ワン 出演：ジェニファー・ロペス（マリサ・ベンチュラ）、レイフ・ファインズ（クリストファー・マーシャル）、ナターシャ・リチャードソン（キャロライン・レーン）、スタンリー・トゥッチ（ジェリー・シーゲル）、ほか
この解説記事には映画「メイド・イン・マンハッタン」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
シングルマザーのマリサは10歳の息子、タイを育てながらマンハッタンの五つ星ホテル、ベレスフォードで客室係として働いており、その仕事ぶりから同僚や上司からも信頼を集めていました。彼女はいずれマネージャーになりたいという夢を持っていました。昇進試験が受験できると同僚から勧められたマリサ、不安もあり試験申し込みを踏みとどまっていました。ある忙しい金曜日、スイートルームには富豪で社交界のプレイガールとも言われるキャロライン、別のスイートには政治家一族の出身で州議会議員である独身貴族、クリスもチェックインします。
客の好みを把握し仕事をこなすマリサをキャロラインは気に入ります。クリスはホテルのエレベーター内でタイと乗り合わせます。学校の課題で政治について調べていた彼は幼いながらも政治家であるクリスを知っており政治の話で盛り上がります。さらにクリスの飼い犬とも仲良くするタイにクリスは好感を持ちます。その頃、マリサはキャロラインの部屋で仕事中でしたが、キャロラインの高価な洋服を同僚から無理やり勧められ試着中でした。そこにタイとクリスが入って来ます。お互い初めて見た瞬間に惹かれ合う二人、キャロラインになりすまして子供も連れて犬の散歩にセントラルパークへ出かけます。自分の意見を率直に向けるマリサを新鮮に思うクリス、楽しい時間を過ごしますが、パパラッチに二人が一緒にいる写真を撮られ、クリスの お相手は誰だという記事が載ってしまいます。
その後、クリスはキャロライン（マリサ）が忘れられず、ランチへ誘う手紙をスイートルームのキャロライン宛に送ります。本物のキャロラインは大喜び、居合わせたマリサにも洋服選びを手伝わせますが、マリサは複雑な気分です。最悪なことにマリサは二人がディナーをするレストランの給仕をするよう言い渡されます。が、ベテランホテルマンのライオネルに助けてもらいその場をしのぎます。クリスは全く知らない、下品な金持ちのキャロラインが来たことにがっかり。クリスはライオネルに、10歳くらいのタイという息子がいる女性客を探すように頼みます。ライオネルはそれがマリサだと勘付いていました。クリスは大事なパーティーが控えており、マリサに来て欲しいと思っていたので部下のジェリーに招待状を送らせます。ライオネルはマリッサに内緒でマネージャー試験を申し込んでおり、今後仕事に集中したいならクリスのパーティーに行くように言われます。マリッサは同僚達の助けを得て美しく変身、その夜だけと決心してクリスとのパーティーを楽しみます。が、偶然居合わせたキャロラインに見つかりそうになり逃げ出すマリサ、クリスは彼女を追いかけます。その夜、彼の部屋で二人は結ばれます。
翌朝、クリスの部屋から貸しドレスを抱え出てくるマリサ。それをキャロラインに見つかり、自分の名前や洋服を勝手に利用していたことも含めマネージャーにクレームをつけます。そこにはクリスもいて全てを知ってしまいます。皆の前でホテルをクビになったマリサ、彼女とともにライオネルも辞職します。失敗しても諦めるなとマリサを励ますのでした。たくさんの記者達に追われ、母親のベロニカからも非難されてしまいます。二人は会えなくなってしまいました。その後、違うホテルで客室係として働き始めたマリサ、偶然にもそのホテルでクリスは記者会見を行っていました。その会場にはタイがおりクリスに質問します、間違いを犯した人間は許されるべきか、どうかと。自分の母親は間違いを犯したけれども二度目のチャンスはないのかと聞かれたクリスはまだマリサを愛して居ることを再確認します。クリスはタイにマリサの居る職場へ連れて行ってもらい二人は再会、お互いにまだ愛し合って居ることを確認しました。映画の最後にはクリスは議員に再当選、マリサは新しいホスピタリティ事業を展開、そして幸せそうに笑う二人が紹介されて映画は幕を閉じるのでした。
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