モルグの紹介:1994年デンマーク映画。モルグとは死体安置所を意味する。夜間警備員として働く学生が連続猟奇殺人事件に巻き込まれていく様を描いた作品です。デンマークで公開された後大ヒット、監督のオーレ・ボールネダルは本作がきっかけにハリウッドへ進出することになりました。
監督:オーレ・ボールネダル 出演:ニコライ・コスター・ワルドー(マーティン)、キム・ボドゥニア(イェンス)、リッケ・ルイーズ・アンデルソン(ジョイス)、ウルフ・ピルガード(ウォーマー)、ソフィー・グラーボエル(カリンカ)、ほか
映画「モルグ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「モルグ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
モルグの予告編 動画
映画「モルグ」解説
この解説記事には映画「モルグ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
モルグのネタバレあらすじ:起
大学で法律を学んでいるマーティン(ニコライ・コスター・ワルドー)は、新しいバイトに就くことになりました。それは病院のモルグ(死体安置所)での夜間警備員でした。
初めてにしてはキツすぎる仕事、死体やホルマリンの臭いに前任者から聞かされた死姦の噂。重々しい雰囲気と怖いのも相まって、マーティンの精神状態は普通ではいられず段々と憂鬱な気分になっていきます。
ある日、マーティンの親友のイェンス(キム・ボドゥニア)から、あるゲームの誘いがありました。それは互いに命令しあい、それを実行できなかったら負け罰ゲームを受けるというもの。
マーティンは娼婦のジョイス(リッケ・ルイーズ・アンデルソン)とデートをする、イェンスはならず者に喧嘩を吹っ掛ける。こうして彼らのゲームは幕を開けました。
モルグのネタバレあらすじ:承
ある夜、マーティンがモルグの警備をしていると、新しい死体が運び込まれました。それは猟奇殺人の類で、全身の皮が剥がされるという無惨な死体だったのです。その死体がマーティンの警備中に忽然と姿を消してしまいます。
好奇心から床に落ちていた血の跡を追いかけたマーティンは、その先に血だらけの死体があるのを見つけてしまいます。急いでマーティンは担当医と警察に連絡を入れました。
しかし、ウォーマー警部(ウルフ・ビルガード)が駆けつけた時には、死体はマーティンの言った場所にはなく、元にあった場所に戻されていたのです。
モルグのネタバレあらすじ:転
ジョイスはマーティンの彼女であるカリンカ(ソフィー・グラーボエル)の元に現れ、最近度を越え始めているマーティンとイェンスのゲームを止めるように訴えました。カリンカには何の事だか寝耳に水で、それよりマーティンと関わっているジョイスの存在にショックを受けてしまいます。
マーティンが仕事にやってくると、何やらコソコソ噂されているようです。実はモルグが荒らされ若い女性の死体が犯されていたらしく、それを皆はマーティンの犯行だと噂されていたのです。もちろんマーティンには身に覚えはなく、何者かが罪をマーティンに着せようとしているようでした。
モルグの結末
カリンカは本当の事を聞き出そうとマーティンの部屋にやってきます。そこでカリンカはジョイスが殺される姿と、手術用の手袋をした犯人の手を目撃してしまいます。容疑は自然とマーティンに向き、警察もマーティンを容疑者として追いかけ始めました。
マーティンを信じたいカリンカとイェンスは、真実を知るためにマーティンのいる病院へと向かいます。マーティンから話を聞いた二人は、彼が犯人ではないことを知りますが衝撃的事実を知ってしまいます。
真犯人はウォーマー警部だったのです。ウォーマー警部はイェンスを殺し、カリンカを捕らえようと迫ります。マーティンは必死で抵抗しカリンカを救い出しますが、ウォーマー警部も二人を殺そうと迫り、絶体絶命の所に警察が駆けつけ、ウォーマー警部を射殺しました。ようやくマーティン達に安堵の時が訪れました。
以上、映画「モルグ」のあらすじと結末でした。
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