ワン・モア・タイムの紹介:2015年アメリカ映画。往年のムードシンガーで再起をかける父と、ミュージシャンとしての夢を追いながらも人生に行き詰った娘が、確執を乗り越えて互いの新たな人生に踏み出す。
監督:ロバート・エドワーズ 出演:クリストファー・ウォーケン、アンバー・ハード、ケリ・ガーナー、ハミッシュ・リンクレイター、アン・マグナソン、オリヴァー・プラット、ジョン・エリソン・コンリー、ほか
映画「ワン・モア・タイム(2015年)」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ワン・モア・タイム(2015年)」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ワン・モア・タイムの予告編 動画
映画「ワン・モア・タイム(2015年)」解説
この解説記事には映画「ワン・モア・タイム(2015年)」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ワン・モア・タイムのネタバレあらすじ:起・父の復帰
ニューヨークでソングライターを目指していたジュード。しかし仕事はCM曲のコーラス程度、かかりつけの精神科医と不倫関係で行きずりの男と体を重ねるなど仕事にも恋愛にも行き詰っていた。家賃も払えずアパートを出されたジュードは家族との確執で長く訪れていなかった郊外に住む父ポールの家へ向かう。父、姉コリーヌとその夫ティム、父の後妻ルシールとともに夕食をとっていると、往年のムードシンガーであるポールが自ら作った曲で再びレコードを出すと発表する。ポールからこれまでの行動を否定され、才能を無駄にせず成功のために努力するよう説教されたジュードは、新曲を出しても世間は見向きもしないと言い放つ。
しかしポールの新曲は彼の弁護士アランの売り込みにより業界で認められ、若者向け人気バンドのライブの前座で歌うことが決まる。家族らは喜ぶが、ジュードはものめずらしさが買われただけだといい、ポールとの確執は深まっていく。
ワン・モア・タイムのネタバレあらすじ:承・姉妹の確執
堅実で今やレストランを経営し、かつて自分の恋人だったティムと結婚したコリーヌともわだかまりを持ち、不倫相手からは相変わらず離婚をほのめかされて関係を切れないジュードは苛立ちが募る。
そんな様子をみていたティムはある晩、ジュードをバーに誘い、そこでのライブステージで歌うよう促す。しぶしぶステージに上がりオリジナル曲を歌うと観客の反応は上々だった。その後2人は久しぶりに語り合うが、コリーヌと仲良くしてほしいというティムに、なぜコリーヌと結婚したのかと問うジュードは思わずキスをしようとするがティムに拒絶されてしまう。
ワン・モア・タイムのネタバレあらすじ:転・父への怒り
翌日、車を走らせていたジュードはモーテルにポールの車が止まっているのを見つけ、彼がゴルフと称して浮気していることを知る。そのことで怒りが爆発したジュードは、昔からの女癖の悪さで家族を傷つけてきたことでポールを責めるが、ポールは自身の勝手は承知だが自分の問題の責任転嫁はするなと言われる。怒りがおさまらずバーで止めていた酒を飲み、誘われるままに男と体を重ねたジュードは、翌日寝過ごしてしまい、アランがアポを取り付けてくれた業界人との面会をすっぽかしてしまう。
ワン・モア・タイムの結末:人生のやり直し
ポールが再びステージに立った日。ルシールを除く家族全員が見守る中、ポールのステージは成功を収める。しかしモーテルの請求書でポールの浮気を知ったルシールが家を出て離婚を申請、ポールの新曲は自分が作ったものだとして、曲の共同著作権を要求する。ことが公になればポールの再起が難しくなるというアランに家族は頭を悩ませるが、コリーヌの機転で妥当な金額の支払いだけで和解となる。
騒動を終えたあと、ジュードは不倫相手に別れを告げ、再び自分の人生をやり直すために家を出る決意をする。そんなジュードにポールは自分は駄目な父親だが愛していると伝え、ジュードは父に宛てた新曲の感想を譜面にメモ書きして残して家を後にする。
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