イリュージョン・ホテルの紹介:2006年アメリカ映画。20年前に5人の若者たちが惨殺された廃墟ホテル「ロイヤルクレセントホテル」で、ジェシーたちが一夜を明かす儀式を計画していました。8人で乗り込んだホテル内でミイラ化した手を発見したことから、一人ずつ惨殺され始めます。若者たちの運命は…という内容のオカルトホラー映画です。
監督:カートニー・ウェアン 出演者:ウド・キア(エドゥ)、ジョナサン・トレント(ジェシー)、ジェシカ・ストループ(アシュリー)、デニス・フラナガン(ディラン)、アシュリー・ターナー(リリー)、ジャクソン・ラスボーン(コナー)、ロバート・F・ライオンズ(プロクター)、キップ・マーティン(ランド)ほか
映画「イリュージョン・ホテル」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「イリュージョン・ホテル」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
イリュージョン・ホテルの予告編 動画
映画「イリュージョン・ホテル」解説
この解説記事には映画「イリュージョン・ホテル」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
イリュージョンホテルのネタバレあらすじ:起
ある町のロイヤルクレセントホテルは廃墟となっており、高校生たちの肝試しの場所でした。このホテルで一夜を明かす儀式が流行っていた1986年、5人の若者が惨殺遺体で発見されました。それ以来、このホテルで儀式を行うものはいなくなりました。
2006年、高校を卒業しパーティーで盛り上がるディランたちは、ある計画をしていました。ディランとジェシーが中心になり、ランド、バニー、アシュリー、リリーが集まり、ロイヤルクレセントホテルで一夜を明かそうと計画しています。メンバーを増やすため、アシュリーの弟のコナーと友人のトーファも誘い、パーティーが盛り上がっている夜中に、車で走りだします。
ホテルの前に着くと、施錠を壊して中に入りました。壁には奇妙な文字のような模様がいたるところに書かれています。そこでジェシーが20年前にここで死んだ5人の現場写真を見せます。「本物か?」と聞かれ、ジェシーは「父が警察署にいるから、盗んできた」と答えます。
そしてジェシーの提案で、「死体が発見された部屋を順番に探そう」という事になり、8人は写真を見ながら部屋を回ります。後ろを歩いていたランドとバニーのカップルは、二人で抜けて都合のいい部屋を探します。
イリュージョンホテルのネタバレあらすじ:承
484号室に入った時、リリーが床に血を見つけました。ディランとジェシーが「何かある」と言って探し始めます。すると壁の棚の奥にミイラ化した手を見つけます。そのころ、SEXに夢中だったランドが突然おかしくなりました。それを見たバニーが叫びます。叫び声を聞いた6人は二手に分かれて探します。しかし、何処へ行っても同じ場所に戻って来ます。
そこで上の階に上がると、バニーが惨殺され、その横の部屋ではランドも惨殺されていました。ホテルを出ようという事になりますが、何処に行っても同じ場所に戻って来て、ホテル内部は迷路のようになっていました。
アシュリーに頭から血を流す人たちが見え始めます。やがて皆にも見えはじめ、それはかつてのホテルの従業員や客でした。そしてジェシーに中年女性が「夜が更けるとともに、彼の力は増してくる」と話しかけます。
トーファの叫び声が聞こえました。トーファのいる部屋を見つけて入ろうとするものの、扉は閉ざされています。トーファの叫び声が消えると扉は開き、中ではトーファが惨殺されていました。
リリーが母から聞いたと言って口を開きます。「20年前の事件では、犯人は見つからず霊能力者を呼んで見てもらうと、犯人はホテルの中にいると言われ、警察がホテル中探したが見つからなかった。その後、霊能力者は死亡した。484号室で死んだのは私の兄だ。兄の死後、寂しかった母は私をもうけた」のだと。
イリュージョンホテルのネタバレあらすじ:転
「手を見つけた部屋に何かあるんじゃないか」となり、5人が探していると、惨殺された5人の写真を見つけます。彼らも手を見つけていました。写真と一緒にホテル内部の見取り図がありました。
最後に484号室で殺されたリリーの兄は、もう一つの手を見つけて霊を鎮めようとしていました。するとコナーが「両手と体を見つければ鎮めることが出来るんじゃないか?」と言います。
リリーがいなくなりました。リリーは部屋の中で兄の霊に会っていました。しかし、後ろから男が出てきて、リリーに念じると、リリーの体の骨が折れて死亡しました。
ジェシーが見取り図から、古い写真が飾られた部屋を見つけます。調べると警備長のプロクターの部屋でした。そしてプロクターの日記から、ホテルの従業員や客は全員殺されていたことがわかりました。
その時、光の向こうから男が近づいてきます。ディランが「早く逃げるんだ」と言って走り出します。途中で自分の恋人のアシュリーを奪い取ったジェシーを騙し、逃げれないように閉じ込めます。「ジェシーは襲われて死んだ」とディランがアシュリーとコナーに嘘をつきました。
コナーがプロクターの日記を読み、奇術師のエドゥが犯人ではないかと、疑っていたことがわかりました。エドゥはホテルのステージで驚愕のマジックを披露して、客を驚かせていました。
更に探していると、古代の魔術の本が見つかり、さらに殺された人の写真の中にジェシーがいるのを見つけます。
イリュージョンホテルの結末
悪魔教を使って、惨殺を繰り返すエドゥを殺し、死体をバラバラにして隠して封印したのがプロクターでした。そしてエドゥの霊は、ホテル内で封印されました。しかしリリーの兄達がエドゥの手を発見したことから、封印が解けエドゥの霊が現れたのでした。
アシュリーとコナーはジェシーを見つけます。ジェシーは「両手と胴体を見つけたらここから出られる」と言って3人で探し始めます。途中でアシュリーがエドゥに捕らわれました。助けに行ったコナーが殺されました。ジェシーはアシュリーを連れ、胴体を見つけ、その前に両手を置きます。するとエドゥの胴体と両手が繋がり、エドゥは肉体も蘇ります。
ジェシーはこれを利用してプロクターを霊として蘇らせます。プロクターに祈りの本を渡すと、プロクターが本を読み始めます。「この本を読み終わると、ホテル内の霊が全て解放される」と言われ、ジェシーは「ここに居たら死ぬ、逃げるんだ」といって走り出します。
すると玄関に灯が漏れていました。「出口だ」と走って行くと、エドゥが行く手を阻みます。このままでは二人とも死んでしまうと思った時、隠れていたディランがエドゥを刺します。ディランはエドゥに抱き着いて動けないようにしました。
この隙にジェシーとアシュリーはホテルを飛び出しました。外は夜明け前でした。ディランは自分を犠牲にして二人を守ったのでした。
以上、映画「イリュージョン・ホテル」のあらすじと結末でした。
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