プレデター2の紹介:1990年アメリカ映画。アーノルド・シュワルツェネッガー主演で大ヒットした前作『プレデター』(1987年公開)から3年、舞台をジャングルから1997年のロサンゼルス市街地に移し、キャストを一新して製作されたシリーズ第2弾です。ロス市警の熱血刑事は宇宙から現れたプレデターに遭遇、麻薬密売組織との三つ巴の抗争を繰り広げるうちに、前作では明かされなかったプレデターの謎が解明されていきます。
監督:スティーヴン・ホプキンス 出演者:ダニー・グローヴァー(マイク・ハリガン)、ゲイリー・ビジー(ピーター・キース)、ルーベン・ブラデス(ダニー・アーチュリータ)、マリア・コンチータ・アロンゾ(レオナ・キャントレル)、ビル・パクストン(ジェリー・ランバート)ほか
映画「プレデター2」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「プレデター2」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「プレデター2」解説
この解説記事には映画「プレデター2」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
プレデター2のネタバレあらすじ:起
1997年、ロサンゼルスは人口の急激な増加と気温40度を越えるヒートアイランド現象に悩まされていました。ロス市警の警部補マイク・ハリガン(ダニー・グローヴァー)は同僚のダニー・アーチュリータ刑事(ルーベン・ブラデス)、レオナ・キャントレル(マリア・コンチータ・アロンゾ)らとともにコロンビアの麻薬密売組織の摘発に乗り出していました。待機命令を無視してアジトに突入したハリガンが目にしたのは、無残にも惨殺された組織メンバーらの死体の山でした。当初は組織と敵対するジャマイカの別組織の仕業と見られましたが、署に戻ったハリガンはロス市警副本部長のハイネマン(ロバート・ダヴィ)から、事件はDEA(麻薬取締局)の管轄だとして連邦政府から来た麻薬捜査官ピーター・キース(ゲイリー・ビジー)に事件捜査を引き渡すよう命じられました。
プレデター2のネタバレあらすじ:承
そんな中、今度はジャマイカ組織がコロンビア組織と同様の手口で惨殺される事件が発生、ハリガンはキースの命令を無視して独自に捜査を開始、いずれの事件もとても人間業とは思えない手口であることを感じ取りますが、ハリガンに協力していたダニーは何者かに襲撃されて殺害されてしまいました。ダニーの復讐を誓うハリガンは、レオナや新米警官ジェリー・ランバート(ビル・パクストン)と共に独自捜査を続け、現場に残されていた凶器が地球上に存在しないはずの素材で作られていること、一連の事件の死体のいくつかが体から頭蓋骨などが綺麗に抜き取られているといった特徴を掴みました。ハリガンらはジャマイカの組織を束ねるキング・ウィリー(カルヴィン・ロックハート)に接触、ブードゥー教の魔術師でもあるウィリーは一連の事件の犯人は人間ではなく、決して殺すことのできない相手“プレデター”の犯行であると告げましたが、その直後にウィリーはプレデターに襲われて殺害されました。
プレデター2のネタバレあらすじ:転
プレデターを追うレオナとランバートは地下鉄に乗り込みましたが、車両はプレデターに襲撃されてランバートは殺害され、乗客も次々と殺戮されていきました。しかし、妊娠していたレオナや護身用の武器を持たない者、子供たちは無傷で解放され、駆け付けたハリガンはプレデターは敵意を持つ人間を集中的に襲う性質があることを悟りました。しかし、独自捜査を進めるハリガンはキースらによって身柄を拘束され、キースはこの際だからと全ての事情を打ち明けました。キースらは麻薬捜査官ではなく政府の特殊部隊であり、10年前に南米のジャングルで発生した事件(前作『プレデター』参照)の犯人であるプレデターと今回の一連の事件の犯人のプレデターが同一の種族、宇宙の彼方から地球に飛来してきた狩猟民族であることを突き止めていました。政府はプレデターの持つ未知の技術を得るため、ぷれでたーを生きたまま捕獲しようとしているのです。
プレデター2の結末
これまでの調査から、プレデターは赤外線しか見ることができないことが明らかになっており、キースらは特殊加工を施した防護服を装着してプレデターが潜伏している食肉処理場内に潜入しましたが、プレデターは実際は赤外線だけでなく紫外線も感知できる能力を備えており、キースらの特殊部隊はプレデターに襲撃されて一人残らず全滅しました。駆け付けたハリガンは決死の覚悟でプレデターを追い詰め、その逃げた先の地下に謎の宇宙船を発見しました。そこにはプレデターが今まで殺してきた犠牲者たちの頭蓋骨がトロフィーとして飾られており、ハリガンは宇宙船の内部で襲い掛かってきたプレデターと壮絶な死闘を繰り広げ、何とか倒すことに成功しました。その直後、ハリガンはどこからともなく現れた無数のプレデターたちに取り囲まれ、死を覚悟しました。ところがその中の1体がハリガンを「英雄」としてその勇気を称え、1715年製の銃を渡すと全員は宇宙船とともに地球を離れてどこかへと飛び去っていきました。脱出したハリガンは、プレデター捕獲に失敗して悔しがるキースの部下に「またチャンスはあるさ」と呟きました。
「プレデター2」感想・レビュー
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普通のおじちゃんとか言ってる方も見えますが、今回の主人公は主人公でダニーグローバーのリーサルウェポンぶりは最高にいいです。
この戦いは警察官VSプレデターだけでなく、コロンビアの麻薬カルテル、ジャマイカの麻薬ギャング、FBI特別捜査官、警察とそれぞれの組織の思惑と戦いが
あります。1の頃にはなかった、プレデターの騎士道精神、プレデターの性質が見て取れます。そんなところも見どころなプレデター2です。前回と違ってエンターテイメント性が強くなったと感じます。 -
素晴らしい 最高傑作である
ここまで素晴らしい作品はみたことがない
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すきずきがあるかもだけど、2のアクションやグロさはなかなかです!ダニーグローバーが本当にがんばっている。びくびくしながら見てしまいました・・
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中南米のジャングルでアーノルド・シュワルツェネッガーと対決した”人間狩り”を最大の喜びとする地球外生物プレデターが、今度は1997年のロサンゼルスに出現し、アクション・シーン満載のノンストップで展開する「プレデター2」。
前作より格段に進歩した彼らは、ハイテクに反応する能力や超自然的な力を備えており、警察は想像を絶する戦いを強いられるのだった——-。
映画の冒頭は、麻薬組織の一味対警官隊の拳銃乱射の大銃撃戦。
それを色彩フィルムのネガみたいな映像で眺めているのが、見えざる地球外生物ブレデター。麻薬一味が退却して籠城したビルの階上へ、部長刑事のダニー・グローヴァーがコンビのルーベン・ブラベスや女刑事のマリア・コンチータ・アロンゾと突入してみると、一味はみんな惨殺されていたのだった。
というのが始まりで、これは誰の仕業かと調査するうちに、ブレデターの存在が浮かび上がり、さらに暴れまわるプレデターと対決のクライマックスを迎えることになる。
プレデターは例によって、容易に姿を見せず、最後になってワニみたいな奇怪な頭の正体をチラリと見せるのだが、アクション場面の全てが暗がりでのSFXでの目くらまし戦法で処理されているので、おどろおどろしいムードだけで、具体的なことはよくわからずじまいとなり、安っぽいという印象だけが残ってしまいましたね。
主役がアーノルドシュワルツァネッガーの筋肉ムキムキマッチョマンからダニークローバーの普通のおいたんにチェンジして、ちょっとがっかりしたけれど、舞台がジャングルから大都会のLAならしょうがない気もする。むしろ、リーサルウェポン大好きな自分にはマータフがスゴイがんばってるように見えて、マータフ無理ちゃダメと思ってしまう。