デッド・ハンティングの紹介:2014年アメリカ映画。閉鎖された州立自然公園に狩りとキャンプに行った3人の男女が、3人のマスクを被った男たちに狩りの対象にされるという内容のサバイバルバイオレンス映画です。序盤は男兄弟の確執、中盤はマスクの男たちに追われ逃げる逃亡劇、そしてリベンジムービーと化するラストと、飽きさせない演出を見せてくれます。
監督:クリストファー・デナム 出演者:レン・シュミット(ウィト)、パブロ・シュレイバー(ショーン)、アーロン・ステイトン(マイク)、ほか
映画「デッド・ハンティング」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「デッド・ハンティング」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「デッド・ハンティング」解説
この解説記事には映画「デッド・ハンティング」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
デッド・ハンティングのネタバレあらすじ:起
週末、ウィトは夫のマイクとその兄のショーンと3人、そしてショーンの愛犬バックと、州立自然公園へキャンプに向かっています。マイクとショーンは狩りの話で盛り上がっています。やがて州立自然公園の入り口に着くと、閉鎖になっていました。
そんなことはお構いなく、マイクらは鎖を外し中に入ると、車を置いて歩きはじめます。閉鎖後しばらくたっているのか、公園内は荒れています。遊具周辺はゴミが捨てられ、人が訪れた形跡はありません。ショーンが先頭になり、狩りとキャンプの為、森に入ります。
ションは「帰り道がわかりやすいように目印を付ける」と言って、木の幹にスプレーペイントをします。一方、マイクは仕事の電話がひっきりなしで入っています。やがて森に着くと、ショーンとマイクは銃を取りだし、狩りの準備を始め、見張り小屋に上がります。
ショーンがウィトに銃の構え方や打ち方を教えます。するとウィトが鹿を見つけます。逃げる鹿を追ってウィトが走りだし、鹿に狙いを定めますが、結局撃てず、ショーンが鹿を射止めました。鹿を解体するショーン、ウィトとマイクは湖で泳ぎ楽しみます。夕暮れになると、テントを張り鹿を夕食にキャンプを始めたのです。
デッド・ハンティングのネタバレあらすじ:承
酒を飲み盛り上がる中、マイクが仕事の電話でいなくなります。ウィトの事が気になるショーンは、ウィトに「『真実と挑戦』のゲームをやろう」と言って始めます。ウィトが「軍隊をやめた理由は?」と聞きはじめると、次にショーンが「マイクとSEXしたのはいつ?」ときわどい事を聞きます。気まずい雰囲気になった時マイクが戻って来て、3人は眠りにつきました。
朝、目覚めると、テントや荷物がすっかり盗まれています。3人の額には×印が書かれています。「兄貴のせいだ!」と怒鳴り散らすマイクに、ショーンは「ここに来たのは3人だ、愛犬のバックもいない」と言いますが、マイクが「兄貴はウィトとできているんじゃないか?」と言った事から、二人は取っ組み合いのけんかになってしまいます。
見かねたウィトが「赤ちゃんが出来たの」と叫びます。驚いた二人は喧嘩を止め、マイクはウィトに謝り仲直りすると、ショーンが「車まで歩いて行こう」と言います。歩き出した3人でしたが、途中でショーンが「二人は、このまま進め、オレが付けた目印があるはずだ、見つけたら東に行け、オレはバックを探す」と言って二手に別れて進みます。
途中でマイクが水の入ったペットボトルを見つけて取りに行って飲みますが、これがトラップで、狩猟のワナに足を挟まれてしまいます。そして見つけた目印はショーンが付けたものではありませんでした。
デッド・ハンティングのネタバレあらすじ:転
ショーンは見張り小屋の近くで、木に吊るされたバックの死骸を見つけます。その時、見張り小屋からショーンを狙って発砲されます。ショーンは見張り小屋に忍び込み、マスクの男の脚に木を刺して銃を奪ったものの、逆にナイフで腹を刺され殺されてしまいます。
脚を引きずるマイクを抱えながら、ウィトは管理小屋にたどり着きます。電話も無線も壊れ、使えるのはトランシーバーだけです。その時、盗まれたマイクの携帯が外でなります。マスクの男が外でうろついています。マイクはウィトにトランシーバーを持たせ、自分が囮になって裏口から逃がします。
表から出たマイクは、ショーンのペンダントがかけられているのを見つけます。マイクは発砲するマスクの男から逃げるために簡易トイレに隠れます。そして迫ってきたマスク男を待ち伏せして倒し、トイレを出るとマスク男がもう一人いてマイクに銃弾を浴びせます。
ウィトは近道の崖を登り切って、マイクにトランシーバーで連絡します。息絶え絶えのマイクは、楽しかった思い出を語り「やつらに見つかったら殺される、その前に殺せ」と言って息を引き取ります。マイクは3人のマスクの男たちにゴミ箱に放り込まれていて、隣にはショーンが死んでいました。
3人は携帯を見ながらマンテンバイクで走り出します。そして崖の向こうに行くと、ウィトに合図をします。ウィトのGPSが点滅していました。ウィトはGPSを投げ捨てて逃げます。
デッド・ハンティングの結末
追いつかれたウィトが、汚い排水口に隠れてやり過ごすと、車まで行き、マイクに習った方法でエンジンをかけますがかかりません。配線が全て切断されていたのです。ウィトは車から武器になるものを持ち、3人がいる湖畔に向います。3人のマスク男は全員少年、リーダーの圧力で仲間にさせられているようでした。
ウィトは発煙筒を何本も焚きかく乱します。そして煙の中で、一人をバールで殴り殺すと銃を奪います。次にキッズ博物館の電源を入れて待ち伏せします。ショーンを殺した少年が入って来ます。少年を射殺したウィトが携帯を見ると、リーダーからメールが来ています。ウィトはメールでリーダーを誘い出します。
待ち伏せし、ケーブルで首を絞め殺そうとしますが、反撃を受け捕まってしまいます。ケーブルで台に縛り付けられナイフで殺される寸前、少年に母親から電話が入ります。家ではいい子で母にいい子ぶって話している間に、ウィトはケーブルを指輪で切断し逃げます。
しかし、再び捕まると今度は首を絞められます。意識が薄れてきたウィトはマイクの事を思い出します。最後の力を振り絞ったウィトは、瓶の破片でリーダーの首を刺します。
血が噴き出したリーダーはゆっくりと死んでいきます。リーダーのスマホには、マイクとショーンの死体が収められていました。完全に正気を失ったウィトはマウンテンバイクに乗り、山を下りました。
以上、映画「デッド・ハンティング」のあらすじと結末でした。
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