悪魔の追跡の紹介:1975年アメリカ映画。ロジャー夫妻とフランク夫妻は休暇を利用してキャンピングカーで旅に出ますが途中でカルト教団の儀式を見てしまったため、信者たちに襲われる運命になるというサバイバルアクション映画です。
監督:ジャック・スターレット
出演者: ピーター・フォンダ(ロジャー )、 ウォーレン・オーツ(フランク )、 ロレッタ・スウィット(アリス )、 ララ・パーカー(ケリー )、 R・G・アームストロング(保安官 )ほか
映画「悪魔の追跡」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「悪魔の追跡」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
悪魔の追跡の予告編 動画
映画「悪魔の追跡」解説
この解説記事には映画「悪魔の追跡」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
悪魔の追跡のネタバレあらすじ:起
ロジャーとフランクは親友で共同でバイク工場を経営しています。二人は休暇を取り妻同伴そして愛犬を連れてキャンピングカーで旅に出ることになりました。豪華キャンピングカーには風呂もついて快適で、またモトクロス用のバイクも積み込める大型車両でした。彼ら一行は広大な平原で一泊することにしました。バイクを乗り回し、夜はキャンプで食事も終わりくつろいでいました。夜も更けアリスとケリーは寝るために車に乗り込みました。ロジャーとフランクは酒を飲み語り合っていると遠くで炎が見えました。気になった二人が双眼鏡でのぞきました。
悪魔の追跡のネタバレあらすじ:承
炎を囲み覆面の人々が輪になって何かを唱えています。そこへ全裸の女性が数人に抱えられ連れてこられました。真ん中まで来ると中央にいた男が女のお腹をナイフで突き刺しました。驚いた二人でしたが、物音をさせてしまったためカルト教団の連中に見つかってしまいました。急いで車に乗り込み逃げます。教団の信者が追いかけてきますが振り切って警察に駆け込みました。保安官にすべてを話し、翌朝現場に向かいますが、落ちている血を見ても殺人の証拠がないと言われ打ち切られました。納得のいかない二人は町まで行って町の警察に相談することにしました。止めていた車を見るとケリーの愛犬が殺されて吊るされていました。そして車内にはガラガラヘビが放り込まれていました。さらにモトクロス用のバイク2台も壊されていました。
悪魔の追跡のネタバレあらすじ:転
恐怖を感じた4人は逃げることにしました。ショットガンを購入し町をでて道路を走っていると3台の車が追いかけてきてキャンピングカーを囲みました。キャンピングカーに体当たりをし、体を乗り出して窓を割ります。ロジャーたちは、キャンピングカーからバイクを投げ落としたりして追跡者を壊します。そして町で買ったショットガンをぶっ放し、火炎瓶を使いなんとかカルト教団の車を大破させなんとか逃げ切りました。
悪魔の追跡の結末
ボロボロになったキャンピングカーで逃走しながら静かな平原で一夜を過ごすことにしました。4人が眠りについたころ暗闇の中でカルト教団の儀式が始まりました。覆面をとると、保安官でした。彼もカルト教団のメンバーだったのです。そしてロジャーらが眠るキャンピングカーの周りを火で囲いました。
「悪魔の追跡」感想・レビュー
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最近Blu-rayを買って見たけれど、想像以上に面白かった
ラストシーンは衝撃でした
ウォーレン・オーツもピーター・フォンダも亡くなってしまったのが残念です -
もう40年くらい前にテレビの洋画劇場で繰り返し放送されていた。
あれから長い時間が流れたけど、物語は鮮明にインプットされている。結末は子供の頃は怖くて
今観たら秀逸なものだった! -
終わり良ければ総て良し、とすんなり行かないのが、ジャック・スターレット監督の「悪魔の追跡」だ。
それは、この映画の持つ不気味な余韻が、観終えてもなお、ずっと尾を引くからだ。恐怖映画も様々あるが、この映画ほど、その気色の悪さが持続する作品は、そうざらにはないだろう。
物語は、バイク工場を共同で経営するピーター・フォンダとウォーレン・オーツの仲のいい男二人が、それぞれの奥さんに扮するララ・パーカーとロレッタ・スウィットと、それに劇中での愛犬ジンジャーを連れて、バス、トイレ、キッチン、それにテレビまで備えたキャンピング・カーでレジャー旅行へ出かける、と言うのが事の発端だ。
その四人が、途中の川辺で旅の一夜を楽しんでいた時、彼らは”悪魔族”みたいな連中の怪しげな儀式を目撃する。
それは、一人の若い女が、さながら生贄のごとく殺害されるという、何ともおぞましい光景だった。だが、その望き見を連中に悟られた四人は、執拗で激しい追跡を受けることになる。
そして、ここに「悪魔の追跡」が始まることになる——–。さらには、彼ら夫婦が立ち寄った町の図書館で、「他言はするな」との連中の警告を無視して”悪魔族”について調べたり、地元の警察にあの殺害現場の調査を依頼するなどしたため、怒った彼らに徹底的に追われる羽目になってしまう。
不気味なのは、その警察の中にも一味とおぼしき奴がいたり、逃げてたどり着き、ホッと一安心したのも束の間、キャンプ場の客もどこか怪しかったりと、観ているこちら側も気の休まることがない。
かくて、そんな手を変え品を変えての、恐怖場面が連続することになるのだが、愛犬のジンジャーがキャンピング・カーの中でなぜか突然、怯えるように、唸り声をあげ出す場面あたりから、ジャック・スターレット監督のショック演出が冴えてくる。
中でも、狭い車内で突然ガラガラヘビに襲われる場面など、結構、怖い。
例えば、キッチンの戸棚を開けると、いきなりそこからヘビが飛び出す場面とか、やっと一匹やっつけたかと思ったら、さらにもう一匹残っていて、シャーツと牙を剥く場面は、劇中の人間ならずとも、観ている、こちらの方もビビるほどだ。これは、もうかれこれ46年も前の作品ながら、その”後味”の悪さから、観た後、いつまでも、記憶の底にくすぶり続けるそんな逸品だ。
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世間では、B級と言われてる映画ですが、自分にとっては、超A級映画
薄気味悪さ、カーアクション、4人の俳優の本気の演技、頭巾かぶった宗教団体、ピーターフオンダ、ウオーレンオーッのプライベートでも親友同士なのがいい、ラストまさかの警官、町の住人みんなが宗教団体だった
奥さん2人が図書館に寄る演出も抜群、司書も何だかうさんくさい
50年過ぎてもトラウマ映画の、1本
二組の夫婦がキャンピングカーに乗って旅行に出かける。途中、森の中で一夜を過ごしていると、邪教集団の殺人儀式を目撃してしまう。そのことに感づかれた邪教集団が執拗に夫婦らを狙ってくるというストーリー。前半は何となくサスペンスタッチ、後半はカーアクション的な展開。筆者がこの映画を観たのは8歳(!)だった。その当時は近所にレンタルビデオ・ショップなどあるはずもなく、そんな環境だったのでテレビ録画していたこの作品を繰り返し繰り返し観た記憶がある。特に後半のカーアクションに胸躍らせたものだった。因みに出演はピーター・フォンダ、ウォーレン・オーツだったのだが8歳の少年が意識するはずもなく、何年も経ってやっと認識した想い出。