映画「モンスター・オブ・レジェンド」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
モンスター・オブ・レジェンドの紹介：2013年アメリカ映画。違法行為をした高校生たち6人を更生プログラムとして、コーン畑に連れて行った教師アーロン。しかしこのコーン畑には、かつて惨殺を繰り返した伝説の案山子の化け物がいたのでした。人里離れた田舎に行った若者たちが惨殺されるという内容の、バリバリのアメリカンホラー。この作品は、過去を背負った殺人鬼ではなく、不死身の案山子の化け物が登場します。
監督：シェルドン・ウィルソン 出演者：レイシー・シャベール（クリステン）、ロビン・ダン（アーロン）、ニコル・ムニョス（マリア）、ブリトニー・ウィルソン（ベス）、リチャード・ハーモン（タイラー）ほか
この解説記事には映画「モンスター・オブ・レジェンド」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
チャドは彼女のマーシーを連れ、大きな案山子のあるコーン畑へ行きます。案山子の前でマスクを被ってマーシーを驚かすと、「これでタイラーとニッキに仕返しをするんだ」と言います。マーシーが「いい考えだ」と言うと、チャドはマーシーを連れ納屋に向います。
ＳＥＸしようと納屋の中のハシゴをあがリはめますが、途中でハシゴから二人が落ちてしまいます。二人は床を突き抜け地下室に落ちます。マーシーの足はざっくり切れ、血が流れています。その時、大きな化け物が現れ二人は襲われます。
100回目の案山子祭りが間近に迫った町で、教師のアーロンがスクールバスで待機しています。そこへタイラー、ニッキ、カルヴィン、ベス、デヴォン、マリアが乗りこんできます。今から更生プログラムに行くのです。アーロンは行方不明になっているチャドとマーシーの写真を見ながら出発します。
悪ふざけが過ぎるタイラーとニッキはいつも通りやり放題です。過去に30人以上を殺した案山子伝説の話をしながらしばらく走ると、バスは大きな案山子のあるコーン畑に着きました。
農場主のクリステンがやって来ます。アーロンとクリステンは元恋人同士で、アーロンを捨て都会へ行ったクリステンが「よりを戻したい」と言いますが、アーロンはいまさらと断ります。そこへ、親友だったものの喧嘩別れしたエディもやって来ます。ベスが案山子伝説の事を聞きますが、クリステンは「一度も死亡事件は起こっていない」と言います。
タイラーが、納屋から見つけてきたマスクを被ってメンバーを脅かします。そのマスクは殺されたチャドのものでした。その時、ベスがコーン畑に引き込まれます。ベスを追って皆がコーン畑に入ります。ベスを見つけたクリステンが引き込まれます。危険を感じたアーロンが「母屋へ逃げろ」とエディと共に全員を誘導します。
中に入るとタイラーとニッキがいません。外からはドアを叩くすごい音がします。バリケードを作っていると、殺されたニッキが窓に投げつけられます。皆が窓を塞いでいる間、カルヴィンがみんなの見た話を聞いて化け物の絵を描きます。それは案山子の化け物でした。「案山子伝説は本当？」と言い出しますが、アーロンが「ない」と止めました。
「バスで逃げよう」とアーロンが言いますが、車の鍵はニッキに盗まれていました。クリステンの車はバスで動けず、エディの車で逃げることにします。カルヴィンが一人飛び出し、エンジンをかけようとします。そこへ案山子が現れカルヴィンを殺します。クリステンは火炎瓶を車に投げつけ案山子もろとも車を爆発させました。
その隙に全員は納屋へ逃げ込みますが床が抜け、地下室に落ちてしまいます。そこでチャドとマーシーの惨殺死体を見つけます。「ここにいても危険だ」と言い、ロープで上がると、モリス巡査がやってきます。助けを求めたアーロンらでしたが、案山子はモリス巡査とデヴォンを殺します。
アーロン、エディ、クリステン、ベス、マリアの５人はパトカーで逃げます。夜の道を走っていると案山子が道を塞ぎ、パトカーは木にぶつかって止まります。エディが大けがをし、手当てしていると案山子が現れクリステンを掴みます。ケガで歩けないエディが、漏れるガソリンを見て、ライターで火をつけ案山子に抱き着いて炎上爆発させます。
残った４人は、近くの農家のマーフィーの家に逃げ込みます。中にいたのは老人で、話を聞いた老人は「１００年前、ヤツを埋めたのはミラー家、家族を殺されたあんたのひじいさんだ」とクリステンに言ったのです。
「殺戮を繰り返すヤツを止めようと、ひじいさんが埋めたんだ。その後、惨劇を忘れるために祭りを始めたんだ。しかしヤツを呼び戻してしまったんだよ」と言ったあと、「あんたといるとこっちが危ない」とクリステンに言って老人は出ていきます。
するとベスが「案山子が狙っているのはあんたでしょう、ヤツの望みはミラー家を全員殺すためよ」と言って一人出て行きます。「私一人で逃げる」と言うクリステンをアーロンとマリアがなだめます。
逃げた老人が殺されます。アーロンは超大型コンバインで逃げようとエンジンをかけます。ベスの鳴き声が聞こえクリステンが見に行きます。するとベスはクリステンの首にナイフを突きつけ、「案山子を呼べ」と叫んだのです。止めるアーロンはコンバインにフックの付いたロープを巻き付け、現れた案山子に引っ掛けます。案山子はベスを掴み、コンバインに巻き込まれます。ベスは粉々になりますが、案山子は生きていました。
アーロン、クリステン、マリアの３人は森を逃げます。クリステンは案山子を惑わそうと、「川で落ち合おう」と言って一人で逃げます。ケガをしたマリアが途中で歩けなくなります。クリステンは自分の手を切り、牧場の牛に血をつけて放し、アーロンらと落ち合います。
アーロンが歩けないマリアをおぶるとマリアの背中に剣のようなものが突き刺さり死んでしまいます。アーロンの背中にも刺さっていて、川まで歩いたアーロンは倒れ込んでしまいます。これ以上歩けないアーロンを見たクリステンは、係留している大型船に乗っているボートで逃げようと考え、大型船にアーロンを抱えて乗りこみます。
しかし案山子が襲ってきます。アーロンは最後の力を振り絞って案山子に飛び掛かり、案山子もろとも川に飛び込みます。アーロンを探すクリステンは斧を手に取り、船内を歩きます。アーロンが倒れていました。しかし案山子の罠で、アーロンを殺すとクリステンに襲いかかります。
クリステンは案山子を船底の機械室へおびき寄せます。そして燃料を振りまき火をつけると、案山子を閉じ込め船から逃げ出します。少しして、船が大爆発を起こします。管理室からは「今日は10月26日！案山子祭りの始まりです」という声がラジオから聞こえていました。
以上、映画「モンスター・オブ・レジェンド」のあらすじと結末でした。
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