search/#サーチ2の紹介:2023年アメリカ映画。ストーリーの全てがパソコンの画面上で展開する異色のサスペンススリラー『search/サーチ』(2018年)の続編です。南米コロンビアを旅行中に行方不明になった母親を捜すため、ロサンゼルズ在住の女子高生がSNSなどあらゆるテクノロジーを駆使して捜索を試みる姿を描きます。
監督:ウィル・メリック、ニック・ジョンソン 出演者:ストーム・リード(ジューン・アレン)、ヨアキム・デ・アルメイダ(ハビエル)、ケン・レオン(ケビン)、エイミー・ランデッカー(ヘザー)、ダニエル・ヘニー(パーク捜査官)、ニア・ロング(グレース・アレン)、ティム・グリフィン(ジェームズ)、マイケル・セゴビア(エンジェル)、ローレン・B・モズリー(レイチェル)、トレイシー・ヴィラール(ゴメス刑事)、ショーン・オブライアン(ラジオ司会者)、ほか
映画「search/#サーチ2」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「search/#サーチ2」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「search/#サーチ2」解説
この解説記事には映画「search/#サーチ2」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
search/#サーチ2のネタバレあらすじ:起
アメリカ・ロサンゼルスに住む18歳の女子高生ジューン・アレンは早くに父・ジェームズを亡くし、今では母・グレースと二人暮らしです。パソコンの画面にはジューンが幼かった頃、両親との最後の家族旅行の模様を映した動画が再生されていました。ジューンは両親と楽しそうに過ごしていましたが、ジェームズは途中でなぜか鼻血を流し、動画はそこで終わっていました。
この日、グレースは現在の恋人であるケビンと共に南米コロンビアへの旅行に出発しました。心配性なグレースは独りで留守番するジューンがたまらなく気がかりで、出発する直前まであれこれと指示しましたが、ジューンは適当に受け流し、パソコンのチャットで友人とこの日の夜のパーティーの打ち合わせをしました。
ジューンはグレースがいない合間にパーティーでハメを外し、やがてグレースの帰国の日が来ました。ジューンは空港にグレースを迎えに行きましたが、いつまで経ってもグレースとケビンは姿を現しませんでした。
search/#サーチ2のネタバレあらすじ:承
グレースとは電話も繋がらず、彼女は何かトラブルに巻き込まれたのかもしれないと感じたジューンはグレースの友人で弁護士のヘザーと合流、警察に相談しましたが、国外ということもあって思う通りに情報は見つかりませんでした。
ジューンはパソコンの翻訳機能を利用し、グレースらが宿泊した現地のホテルと連絡を取りました。監視カメラの映像を探ればグレースらがチェックアウトした時間がわかるだろうと考えたジューンは、現地の代行サービス業者のハビエルにグレース捜索の依頼をしました。
ジューンの依頼を引き受けたハビエルはホテルに聞き込みに行き、そこでグレースらは金物店に行ったという情報を得ました。ジューンはハビエルに引き続き捜索を依頼するとともに、ケビンという人物についても調べることにしました。その結果、ケビンとグレースはマッチングアプリを通じて知り合ったこと、グレースはケビンにジューンの相談をしていたことを突き止めました。
程なくしてハビエルから連絡が入りました。グレースらは金物店で錠前を買い、コロンビアの観光スポットに向かったということでした。そこは恋人の聖地であり、ケビンがグレースにプロポーズをしている様子、そして周囲の観光客が二人を祝福している様子が確認できました。ところがこの直後、ジューンはケビンの思わぬ正体を知ることとなります。
search/#サーチ2のネタバレあらすじ:転
ケビンの正体は過去に複数の女性を騙してきた詐欺師で逮捕歴がありました。そしてケビンはグレースと交際しつつ他にも別の女性と連絡を取っていたことが明らかになりました。
ジューンはパーク捜査官から、グレースとケビンが何者かによって車に拉致されたという情報を得ました。ジューンはもう一度二人のプロポーズの映像を再確認したところ、それはグレース本人ではなく、よく似た別の女性でした。
グレースの失踪事件は瞬く間にネットで話題となり、様々な憶測が飛び交うようになりました。そんな中、ジューンは改めてグレースのことを調べることにしましたが、実はグレースは過去の経歴を全て抹消し、名前も変えていたことが明らかになりました。
まさかの事態にショックを受けるジューンでしたが、程なくしてケビンが連絡を取っていた別の女性の正体が判明しました。それは何とグレースの友人であるはずのヘザーだったのです。ケビンとヘザーが裏で繋がっていたことを知ったジューンはヘザーの事務所に向かいましたが、ヘザーは何者かによって殺害された後でした。そしてケビンもまたコロンビアの国境付近で射殺されたとの情報が入りました。
手がかりを握る重要人物がいなくなり、真相は闇のまま葬り去られようとしていました。そんな時、ジューンはグレースからの最後の伝言を聞きました。ジューンはグレースが自分を呼ぶ際によく言う言葉をスマホのアカウントに入れてみると、これまで知ることのなかった秘密のアカウントにログインしました。
ジューンは最後の望みをかけ、このアカウントの履歴を探ることにしました。すると、グレースが唯一着信拒否をしていた番号があり、その番号はケビンが頻繁に連絡を取っていたカウンセリング協会のものだったのです。この協会の建物は、実はジューンが幼少期にジェームズと共に最後の家族旅行で訪れた場所だったのです。
その時、協会の者を名乗る人物から電話がありました。程なくしてジューンの元に現れたその人物の正体は、何と死んだはずのジェームズだったのです。
search/#サーチ2の結末
ジェームズは元々暴力的な性格で薬物中毒者でした。かつての家族旅行でジェームズが鼻血を流していたのもドラッグの影響でした。グレースはジューンを守るためにジェームズと決別する決意をし、名前と過去を捨てて生きてきたのです。一方、逮捕されたジェームズは服役中の刑務所でケビンと知り合い、グレースとジューンを再び我が物にすべく手を組んだのです。
ジューンはジェームズに拉致され、あの家族旅行の動画に映っていた場所に連れて行かれました。グレースもジェームズに監禁されており、グレースはジューンを守るために必死の抵抗を試み、重傷を負いながらもガラスの破片をジェームスの首に突き刺しました。
ジェームズは血を流しながら部屋を出ていき、ジューンとグレースは部屋に再び監禁されてしまいました。グレースの命に危機が迫るなか、ジューンはジェームズが自分たち親子の生活を監視するために密かに監視カメラを仕掛けていたことに気付きました。ジューンは自宅にスマホを置き忘れており、監視カメラを通じてスマホのAI「Siri」に呼びかけました。程なくして通報を受けた警察が駆け付け、ジューンとグレースは無事救出されました。ジェームズは既に死亡していました。
ジューンとグレースは再び穏やか日常を取り戻しました。そして今回の一連の事件はノンフィクションドラマとして映像化され、サブスクで配信されました。
以上、映画「search/#サーチ2」のあらすじと結末でした。
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