シューテム・アップの紹介:2007年アメリカ映画。射撃の名手でありながらホームレス状態のスミスが、殺し屋に追われる妊婦を助けます。銃撃戦の途中、男の子を出産した妊婦が殺されます。赤ん坊を一度は捨てようとしたスミスでしたが、敵の狙いが赤ん坊だと知ると、母乳プレイ専門の主婦・ドンナを連れ逃げ出します。クライヴ・オーウェン、モニカ・ベルッチ、ポール・ジアマッティ等の豪華キャストで繰り広げられる、コメディアクション作品です。モニカ・ベルッチの美貌と、クライヴ・オーウェンのガンアクションが光ります。
監督:マイケル・デイヴィス 出演者:クライヴ・オーウェン(スミス)、ポール・ジアマッティ(ハーツ)、モニカ・ベルッチ(ドンナ)、スティーヴン・マクハティ(ハマーソン)、ダニエル・パイロン(ラトリッジ上院議員)、ラモーナ・プリングル(赤ん坊の母)ほか
映画「シューテム・アップ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「シューテム・アップ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「シューテム・アップ」解説
この解説記事には映画「シューテム・アップ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
シューテム・アップのネタバレあらすじ:起
夜の街のベンチでニンジンを食べるスミスの前を、妊婦が逃げています。そこへ車が走って来て激突すると、銃を持った男が追いかけます。正義感の強いスミスが後を追います。銃を持った男に、妊婦が銃を構えます。その時、追ってきたスミスが男を瞬殺します。妊婦を抱え逃げていると、男のボスであるハーツ達が銃撃しながら襲ってきます。スミスは敵の銃を奪い応戦していると、妊婦は男の子を生み落します。逃げる途中、妊婦が頭を撃たれ死んでしまいます。スミスは赤ん坊を抱いて逃げます。
翌日、赤ん坊を抱いたスミスが何者かに襲われます。トイレで待ち伏せし男を殺すと、スミスは赤ん坊を公園の遊具の上に置いて帰ります。赤ん坊を見つけた夫人が近づいた時、向いの車から銃撃され射殺されます。赤ん坊が目当てだと分かったスミスは、応戦しながら赤ん坊を連れ売春宿へ入ります。スミスのなじみの母乳プレイを得意とするドンナに「預かってくれ」と金を渡し頼みます。ドンナはしばらく考えた後、「やっぱり無理」と言って断ります。
そのころハーツは「赤ん坊には母乳がいる、母乳プレイを専門とする娼婦を探せ」と子分たちに命じます。すぐにドンナが見つかり、ハーツが乗りこみます。「知らない」と黙り込むドンナに、ハーツは拳銃をぶっぱなしながら脅します。そこへスミスがやって来て、ハーツを撃ち殺すと、ドンナを連れ逃げ出します。
シューテム・アップのネタバレあらすじ:承
防弾チョッキを着ていたハーツは生きていました。スミスはドンナと赤ん坊を連れ、銃弾を買いこみ、ねぐらにしている廃墟ビルへ入ります。赤ん坊の名前をオリバーにし、くつろいだ時間を過ごします。
元FBIにいたハーツは、独自の感で「このビルにいる」と判断し、殺し屋を50人集め、乗りこみます。スミスは乗りこんできた殺し屋たちをアクロバット銃撃で次々殺します。
殺し屋たちを全滅させたスミスは、オリバーがヘビメタを聞くとおとなしくなることに気づき、ドンナとヘビメタクラブを探します。ヘビメタクラブの店長を締め上げると、事務所を案内します。入ってみると事務所の人間は全員殺されています。別の部屋では、オリバーの母と同じ服を着た妊婦たちが殺されています。そこにはハーツら3人がいます。ハーツは「妊娠工場は始末した」と電話をしています。スミスが調べると、女性たちを妊娠させた精子は一人の男性で、その男性の骨髄移植用に妊娠させていることがわかります。
ホテルに入ると、ドンナが妊娠していたことを明かします。「妊娠中、ヒモに蹴られて死産した。自分の子供も世話できなのに、他人の子どもなんて・・」と話すと、スミスは謝り、二人は愛し合います。燃え上がっていた時、またしてもハーツらが銃撃してきます。スミスはドンナを抱いたまま、応戦し手下どもを射殺します。殺し屋たちが持っていた銃を見たスミスは「全員がハマーソンの銃を持っている」と言いながら、銃の会社”ハマーソン”へ向かいます。
シューテム・アップのネタバレあらすじ:転
ハマーソンの社長は2代目のボンボンで、飼い犬のシェパードを側に置いています。彼こそがボスでハーツを使っていたのです。ハーツがいて「昔、天才と言われる射撃の上手い少年がいた。10歳の時、行方が分からなくなった。赤ん坊を連れているのはアイツかもしれない」とハマーソンンに話し、「ハンバーガー店に武装強盗が押し入り、たまたま居合わせた妻と子供を殺された男だ」と続けます。
その間にスミスは銃の倉庫にトラップを仕掛けます。やがて銃撃戦になると、スミスはトラップを使って殺し屋たちを全滅させます。ハマーソンの倉庫から逃げ出したスミスは、ラトリッジ大統領候補の記事を見て、ラトリッジが骨髄移植を必要とし、妊娠工場で自分のDNAを受け継ぐ子供を産ませ、骨髄移植しようとしていることを知ります。ラトリッジは公約に全面銃規制を掲げています。ラトリッジが当選すると銃の販売量が落ちるハマーソンは、難病を抱えるラトリッジの骨髄移植を阻止するためにやっているのでした。
スミスは、ラトリッジに会いに行くためドンナとオリバーを展示用の戦車の中に隠れさせ、待ち合わせ場所を決めます。飛行機に乗りこむラトリッジに会ったスミスは、ズボンにシェパードの毛がついているのに気づきます。ハマーソンとつながっている事がわかったスミスは、ラトリッジに銃を突きつけます。
シューテム・アップの結末
飛行機にハーツとハマーソンが乗りこんできます。飛行機は飛び立ち、スミスはラトリッジを機内の倉庫へ連れだします。そしてラトリッジを射殺すると、パラシュートを背負い飛び降ります。次々殺し屋たちが飛び降ります。空中戦になり、スミスは全員を射殺し地上に降り立ちます。
地上で待っていたのはハーツとハマーソンでした。そのころドンナは赤ちゃんを抱いて待ち合わせの駅にいます。スミスは拘束され、妻と息子が殺された話を聞かされながら、オリバーの居場所を聞かれます。一切吐かないスミスを見たハーツは、スミスの指を1本ずつ折っていきます。それでもしゃべらないスミスに、ハーツはメスを取り出し目玉を突き刺そうとします。
その時スミスがハーツに頭突きをし反撃に転じます。ハマーソンとハーツを殺したスミスは、シェパードを連れて逃げ出します。待ち合わせ場所にはドンナはいません。スミスは近くのレストランに入ります。
そこにはウェイトレスの仕事をするドンナがいたのです。そしてオリバーもいます。喜んで抱き合っていると、4人の強盗が入って来ます。正義感の強いスミスは立ち上がり、強盗の拳銃を奪うと、4人を退治したのでした。
以上、映画「シューテム・アップ」のあらすじと結末でした。
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