G.I.ジョー:漆黒のスネークアイズの紹介:2021年アメリカ映画。日本の闇組織に潜入していた男の命を救ったスネークアイズは、秘密忍者組織“嵐影”一門へ招かれる。600年もの間、日本の平和を守り続けた嵐影だったが、鷹村ケンタ率いる悪の抜け忍集団と国際テロ組織コブラによる連合軍の攻撃にさらされる。世界秩序を揺るがす嵐影の秘密を狙い、壊滅に追い込もうとする連合軍の忍者大戦から世界を守ることができるのか。世界中で大ヒットを記録した『G.I.ジョー』シリーズ待望の最新作。
監督:ロベルト・シュヴェンケ 出演:ヘンリー・ゴールディング(スネークアイズ)、アンドリュー・小路(トミー/ストームシャドー)、阿部春香(暁子)、平岳大(鷹村ケンタ)、石田えり(千)、イコ・ウワイス(ハードマスター)、ピーター・メンサー(ブラインドマスター)、ウルスラ・コルベロ(バロネス)、サマラ・ウィーヴィング(スカーレット)ほか
映画「G.I.ジョー:漆黒のスネークアイズ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「G.I.ジョー:漆黒のスネークアイズ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
G.I.ジョー:漆黒のスネークアイズの予告編 動画
映画「G.I.ジョー:漆黒のスネークアイズ」解説
この解説記事には映画「G.I.ジョー:漆黒のスネークアイズ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
G.I.ジョー:漆黒のスネークアイズのネタバレあらすじ:起
米国ワシントン州。
少年の目の前で父親が何者かによって殺されました。犯人は父にサイコロを振らせ自らの運命を決めるよう指示。出た目は1のゾロ目<スネークアイズ>でした。それにより父親の命は奪われました。
それから時は経ち、大人になった少年はスネークアイズと名乗り、父親の復讐を果たすために地下核闘技場で武術を磨いていました。
ある日、スネークアイズは突然現れたケンタという男から、彼のもとで働くことを条件に父親殺しの犯人を見つけてやるという申し出を受けます。
スネークアイズは言われた通り、港の倉庫で魚の腹に武器を詰める仕事をしていました。
そんなある日、ケンタが仕事場にやってきて、仲間のひとりトミーを指さし、お前は裏切り者だと言い出しました。そして忠誠心を試すためにスネークアイズにトミーの処刑を命じました。
しかし、スネークアイズはわざと弾を外し、トミーを救出。一緒にその場から逃げ出しました。トミーは自分をかばって負傷したスネークアイズを自家用機で日本へ連れて帰りました。
着いた屋敷は広大な面積を有し、トミーが由緒正しい家の人間であることを物語っていました。彼は、600年以上続く忍者組織“嵐影”一族の頭領となる人物でした。ケンタはトミーのいとこにあたり、頭領の地位を奪うためトミー暗殺を企てていたことが発覚し、一族から破門。それからというもの、ケンタは日本のヤクザとなって権力を得ようとしていたのでした。
スネークアイズに命を救われたトミーは彼に恩を感じ、家族の一員に迎え入れます。一族の保安責任者でくのいちの暁子は得体の知れないよそ者に警戒心を強めました。トミーの祖母で現在の嵐影一門の頭領、千もスネークアイズに懐疑的な視線を送りますが、一族に入門するための3つの試練を受けさせることにしました。
G.I.ジョー:漆黒のスネークアイズのネタバレあらすじ:承
第一の試練は、水の入ったお椀を持ってハードマスターと戦い、水をこぼさず相手の手からお椀を奪い取るという課題です。チャンスは5回。力ずくで奪おうとするスネークアイズは失敗を繰り返します。
しかし、最後の挑戦でふとトミーの言葉が降りてきて、エゴを捨て謙虚な姿勢に整えたスネークアイズは、ハードマスターに「お椀を取り替えてください」と頼んだのです。こうして最初の試練を突破しました。トミーはこれを祝してスネークアイズにモーニング・ライトという刀を授けました。
その日の夜、スネークアイズは夜の街へと出かけました。
銭湯で密会した相手はなんとケンタでした。彼はスネークアイズを嵐影に入らせ、太陽の強力なパワーを秘めた「太陽の宝石」を盗ませることを企てていたのです。
やがて嵐影のもとにケンタが武器の取引を行うという情報が入りました。全面戦争を阻止すべく取引を邪魔するためにトミーと暁子、そしてスネークアイズは取引現場へと向かいました。暁子がケンタ一味と戦っている間、トミーはケンタを追い詰めます。しかし、スネークアイズがバレないように邪魔をし、ケンタを逃しました。
武器の箱に描かれたマークからケンタの取引相手はコブラだと知ったトミーらはG.I.ジョーの女性エージェント、スカーレットへ連絡しました。彼女の話では、ケンタは太陽の宝石を狙うコブラの女性エージェント、バロネスと組んでいるとのこと。そしてスカーレットは日本へ向かいました。
スネークアイズは再びケンタと会いました。ケンタはついに父親殺しの犯人の身柄を拘束したとのこと。引き渡してほしければ太陽の宝石を盗み出せと命じました。
後日、スネークアイズはブラインドマスターの導きにより自らの弱さを晒し対峙することで第2の試練をパスしました。
G.I.ジョー:漆黒のスネークアイズのネタバレあらすじ:転
一方、いまだスネークアイズに猜疑心を強くいだく暁子は、部屋に押し入り彼を問い詰めました。スネークアイズは父親の死後、自分の情報がすべて嘘だったことを知り、犯罪に手を染めたこともあったが、嵐影の一員となり過去の過ちを償いたいと語りました。暁子はスネークアイズを信頼し、最後の試練は心を無にして臨むようアドバイスをしました。
最後の試練を迎えたスネークアイズは、地下に掘られた穴に入りました。そこには深層心理を見抜く巨大な古代アナコンダが何匹もいて、人間の邪心がないかどうかを見極めます。暁子のアドバイス通り心を無にして試練に臨んだスネークアイズでしたが、一瞬の隙をつきアナコンダは束になり襲い掛かってきました。
しかし、そこへ暁子が降りてきて彼の命を救います。
掟を破って手助けをした暁子に千は怒りに震えました。しかしスネークアイズがかばうように「自分の本当の目的は父親の復讐だ」と認め、一族から追放されることに。真の目的は隠したままでした。
嵐影の屋敷から太陽の宝石を盗み出したスネークアイズはケンタとバロネスに渡し、彼らの真の目的を知ります。太陽の宝石をほしがっているのはコブラで、ケンタは嵐影一門の頭領になることを企んでいたのです。
彼らは約束通り父親を殺した男をスネークアイズへ引き渡しました。男を前に再び怒りがこみ上げてきたスネークアイズでしたが、父親殺害はコブラの命令だったことを知り、彼を解放しました。
G.I.ジョー:漆黒のスネークアイズの結末
スネークアイズはトミーら嵐影に危険が迫っていることを知らせました。太陽の宝石の力がどれほどの威力があるものかを知っているトミーは、スネークアイズに裏切られた怒りを抑え彼の力を借りて戦うことにしました。
嵐影の城に現れたケンタは太陽の宝石を使って城壁を破壊。忍者たちも立ち向かいますがまったく手に負えません。そこへG.I.ジョーのエージェント、スカーレットが到着し、応戦します。バロネスは、太陽の宝石をよこす様子がないケンタに腹を立て、仕留めるためにスカーレットと一時的に組むことにしました。
激戦の末、ケンタから太陽の宝石を奪還したトミーは怒りに身を任せケンタに向けて太陽の宝石を使いました。かろうじて逃れたケンタは去っていきましたが、スネークアイズが追い詰め、古代アナコンダのいる穴に引きずり込みました。
ケンタの邪悪な心を見抜いたアナコンダは彼を一気に飲みこんでしまいましたが、スネークアイズには危害を加えずねぐらに戻っていきました。
こうして戦いは終わりました。
太陽の宝石を使わないという掟を破ったトミーは千から頭領にはさせないと言い放たれました。この言葉に希望を失ったトミーは、悲しみ、怒り、嵐影から去っていきました。
一方、スネークアイズはスカーレットより父親についてのファイルを受け取りました。実は彼の父親はコブラに潜入していたG.I.ジョーエージェントだったとのこと。情報を偽っていたのは、息子であるスネークアイズを守るためだったのでした。スカーレットは、いつでもG.I.ジョーに迎え入れると伝えましたが、スネークアイズはトミーを探しに嵐影を出ていきました。
その頃、トミーは既に自家用ジェットに乗り込んでいました。そこには忍び込んでいたバロネスの姿もあります。ストーム・シャドーと名乗ったトミーは、コブラに加わろうとしているのでした。
以上、映画「G.I.ジョー:漆黒のスネークアイズ」のあらすじと結末でした。
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