ソフト/クワイエットの紹介:2022年アメリカ映画。差別主義な考えを持つ女性グループたちがその考えから起こした些細な諍いから、とんでもない事件へと繋がっていく過程を描いた作品。90分の作品をワンカットで撮影する手法がとても珍しく、胸糞の悪さを上手く引き出せています。
監督:ベス・デ・アラウージョ 出演:ステファニー・エステス(エミリー)、オリヴィア・ルッカルディ(レスリー)、エレノア・ピエンタ(マージョリー)、デイナ・ミリキャン(キム)、メリッサ・パウロ(アン)、シシー・リー(リリー)、ほか
映画「ソフト/クワイエット」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ソフト/クワイエット」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「ソフト/クワイエット」解説
この解説記事には映画「ソフト/クワイエット」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ソフト/クワイエットのネタバレあらすじ:起
妊娠検査薬の結果を見てナミダを流しているエミリー(ステファニー・エステス)。
教会にやってきたエミリーは、前科者であるレスリー(オリヴィア・ルッカルディ)、キム(デイナ・ミリキャン)、マージョリー(エレノア・ピエンタ)と合流しました。
そして白人至上主義者の集まり「アーリア人の統一を目指す娘たち」に参加します。そこで彼女たちはそれぞれの想いを吐き出していきます。しかし、ヒートアップした彼女たちの発言はだんだんと過激になっていき、見かねた牧師が彼女たちを追い出してしまいました。
その後、エミリーは3人を家に招待し、飲みなおすことになりました。
レスリー、キム、マージョリーは食べ物と酒を買うため、キムがやっている店を訪れます。そこにアジア系アメリカ人のアン(メリッサ・パウロ)とリリー(シシー・リー)の姉妹が閉店していることを知らずに入ってきて酒を買おうとしました。
ソフト/クワイエットのネタバレあらすじ:承
閉店だからと断るキムに、姉妹は反論。一触即発のムードになります。結局エミリーが姉妹に店で一番高い酒を買わせ、追い出します。しかし、去り際にリリーがエミリーの兄を馬鹿にする発言をしたので、エミリーは泣き出してしまいます。
その後、エミリーの夫クレイグがやってきて彼女を宥めるのでした。
怒りが収まらないエミリー。姉妹の家に行って家をグチャグチャにしてパスポートを盗んでやろうと提案します。嫌がるクレイグとエミリーたちは姉妹の家にやってきました。
あいにく不在でしたが、家の中を破壊しまくり、パスポートを見つけて退散しようとするとタイミングで、リリーが帰ってきました。逃げ出そうとしたリリーを捕まえ、銃で脅し、縛り上げて口にテープを貼り付け、クレイグは今度こそ退散しようとしますが最悪のタイミングで今度はアンが帰ってきました。
ソフト/クワイエットのネタバレあらすじ:転
アンも同様に捕まえ、家に連れ戻します。エミリーのために渋々付き合ったクレイグでしたが、最悪の事態に巻き込まれた事に怒り帰ってしまいました。
リリーとアンを縛りあげ、銃で脅し静かにさせます。そして証拠を隠滅しようと、レスリーの提案で散らかした物の掃除を始めます。しかし酒が入り良い気分になったのか、レスリーとマージョリーはリリーとアンに食べ物を詰め込み、動画を撮り始めます。
エミリーが止めるよう注意すると、突然アンが痙攣して苦しみ始めます。リリーが言うには、アンにはピーナッツアレルギーがあり、それを食べさせたからだそうです。マズイと思いましたが時すでに遅く、アンは皆の見ている前で死んでしまいました。
ソフト/クワイエットの結末
いよいよ状況がマズくなり、互いを責め合いますが、結局証拠はなくして帰ろうという結論に落ち着きました。レスリーは何者かにレイプされ殺害されたものにするため、アンの膣に人参を突っ込み、犯行を偽装しようとしました。
そしてアンを枕で窒息させて殺害しました。レスリーたちは家をすっかり片付けて証拠を隠した後、アンとリリーの遺体を湖に捨て、立ち去っていきました。
4人がいなくなった後、奇跡的に息を吹き返したアンは袋から脱出し、泳いでどこかへ向かおうとするのでした。
以上、映画「ソフト/クワイエット」のあらすじと結末でした。
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