張り込みの紹介:1987年アメリカ映画。 脱獄した凶悪犯の動向を探るため、その元恋人の自宅を張り込みすることになった刑事たし。しかし刑事のうち一人がその元恋人とまさかの恋に落ちてしまったことから巻き起こる騒動を描いた犯罪コメディです。
監督:ジョン・バダム 出演者:リチャード・ドレイファス(クリス・リーシー)、エミリオ・エステベス(ビル・ライマーズ)、エイダン・クイン(リチャード・“スティック”・モンゴメリー)、マデリーン・ストウ(マリア・マグワイア)、フォレスト・ウィテカー(ジャック・ピスモ)ほか
映画「張り込み(1987年)」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「張り込み(1987年)」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「張り込み(1987年)」解説
この解説記事には映画「張り込み(1987年)」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
張り込みのネタバレあらすじ:起
シアトル。殺人の罪で服役中だった凶悪犯リチャード・“スティック”・モンゴメリー(エイダン・クイン)はわざと乱闘騒ぎを起こし、医薬品トラックの運転手を装った従兄弟のケイラー・リース(イアン・トレイシー)の手引きで刑務所から脱獄しました。シアトル市警のクリス・リーシー刑事(リチャード・ドレイファス)と相棒のビル・ライマーズ刑事(エミリオ・エステベス)、同僚のジャック・ピスモ刑事(フォレスト・ウィテカー)とフィル・コールドシャンク刑事(ダン・ラウリア)は分署長のギレス警部(アール・ビリングス)とFBIのラスク捜査官(ジャクソン・デイヴィース)に召集され、スティックの動向を探るためにワイオミングに住む元恋人のマリア・マグワイア(マデリーン・ストウ)の自宅を見張るよう命令されました。4人は警察が手配した向かいの部屋に滞在、ジャックとフィルが昼間、クリスとビルが夜を担当するという交代制の24時間体制でマリアの動向を見張ることにしました。
張り込みのネタバレあらすじ:承
あらかじめ渡された資料では、マリアは太った女性とのことでしたが、クリスとビルが目の当たりにしたのはスリムで美しい姿のマリアでした。恋人と別れたばかりのクリスはそんな彼女に一目惚れしてしまいます。
クリスはマリアの家の電話回線を切断、電話会社の工事業者を装ってマリアとの接触に成功、密かに盗聴器を仕掛けておきました。マリアが出かけた隙を狙ってクリスは再び家に潜入、スティックに関する重要な手掛かりを掴みました。翌日、クリスはマリアの弟レイナルド(スコット・アンダーソン)が車の窃盗で逮捕されていたことを知り、たまたまスーパーで出くわしたマリアと会話をして打ち解け、そのまま彼女の家で食事をごちそうになりました。クリスは弟の話をちらつかせながらマリアからスティックの情報を聞き出そうとしましたが、理由を問われたために断念しました。しかしその後もクリスはマリアに接触を続け、次第に二人は惹かれ合い愛し合う仲にまで発展していきました。
張り込みのネタバレあらすじ:転
しかし、クリスとマリアが愛し合ったその日、スティックがケイラーと共にワイオミングに舞い戻ってきました。そんなことも知らないクリスは交代時間も迫って来たので慌てて脱出、ジャックとフィルはそれをスティックと勘違いして応援を呼んでしまいます。何とか難を逃れたクリスでしたが、今度はビルが、クリスがマリアと会う際に自分の名を勝手に使ったことに腹を立て、マリアとの関係を解消しなければコンビを解散すると告げました。
一方、本物のスティックたちはパトカーとカーチェイスとなり、ケイラーは死亡するもスティックはまんまと逃げおおせました。クリスはニュースを見ていたマリアに本当のことを全て打ち明け、そのうえで愛する気持ちは本当だと伝えましたが、激怒したマリアはクリスを振り払って去ってしまいました。
張り込みの結末
その直後、逃げ延びたスティックはマリアとクリスの関係を知り、クリスにビルを捕らえさせると埠頭まで車を運転させました。スティックはクリスとビルをまとめて始末しようと考えていたのです。マリアはクリスとビルを助けようとしましたがスティックに殴られてしまい、クリスはスティックに関する重要参考人を見つけました。クリスと拘束を解いたビルはスティックと相まみえ、二人は海に突き落とされました。スティックは海に向かって発砲しますが二人は何とか這い上がり、激闘の末に重要参考人を倒すとクリスはマリアの助けを得てスティックを射殺しました。
事件は解決、クリスはギレスからFBIが自分とマリアの関係を重要視していることを告げられますが、クリスはそんなのお構いなしてマリアとキスを交わし、ビルが呆れ返るなか愛を確かめ合いました。
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