余命90分の男の紹介:2014年アメリカ映画。偏屈で短気な中年男のヘンリーが病院に行くと、担当医の代わりに若い女性医師シャロンがやって来ます。このことに怒ったヘンリーが怒鳴り散らすと、パニックになったシャロンは、脳動脈に腫瘍があり命の危険がある事を告げた後、余命90分だと嘘をついてしまいます。動揺したヘンリーは残された90分を何をして過ごすのかを考えますが…という内容のコメディ映画です。
監督:フィル・アルデン・ロビンソン 出演者:ロビン・ウィリアムズ(ヘンリー・アルトマン)、ミラ・クニス(シャロン・ギル)、ピーター・ディンクレイジ(アーロン・アルトマン)、メリッサ・レオ(ベティ・アルトマン)ほか
映画「余命90分の男」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「余命90分の男」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
余命90分の男の予告編 動画
映画「余命90分の男」解説
この解説記事には映画「余命90分の男」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
余命90分の男のネタバレあらすじ:起
車で病院へ向かうヘンリー(ロビン・ウィリアムズ)は、ラッシュで前に進めない事にイラついていました。やっとのことで前に進めたものの、横からタクシーが飛び出してきてぶつけられます。ヘンリーは運転手に差別用語を連呼し暴言を吐きます。そしてイラついたまま病院へ入りました。
医師のシャロン(ミラ・クニス)は通勤中のバスの中で飼い猫が死んだことを思い出していました。するとバスが事故をして、前の乗客がコーヒーを服にこぼします。シャロンもまたイラついたまま病院に着きます。
長い間待って呼ばれたヘンリーでしたが、担当医のフィルティングが休暇中で、代わりにシャロンが呼ばれます。やってきたシャロンを見てヘンリーが怒りだします。一方的に怒鳴り散らすヘンリーにシャロンは、脳動脈に大きなに腫瘍があり、脳卒中の危険性が高いことを告げました。
驚いたヘンリーがすごい剣幕で余命を聞きはじめます。更に死んだ猫の事をバカにしたことでシャロンがパニックになり、思わず余命を90分と言ってしまいます。動揺したヘンリーは病院服のまま外に出てタクシーに乗りました。そして残り90分をどう過ごそうか考えます。
余命90分の男のネタバレあらすじ:承
シャロンは口から出た嘘の重大性に気づき、同僚医師のリードに相談します。リードが「脳動脈の腫瘍は危険な病気で早く入院が必要だが、余命が90分と言った事を訴えられたら医師免許ははく奪される」と言った為、シャロンは必至でヘンリーを探しはじめます。
ヘンリーはお別れ会をしようと、友人に電話をし、レストランを予約します。そして自分の事務所に帰ると、商談相手に相談しました。商談相手は色々アドバイスしますが「最後は家族と過ごせ」と言います。共同経営者の弟のアーロン(ピーター・ディンクレイジ)は「2年間家族をないがしろにしていたのに相手にしてくれるのか?」と言います。
ヘンリーはかつて自分のアルトマン不動産法律事務所を継がそうとした息子のトミーに「ダンスをやりたい」と断られたことを思い出し電話しますが、トミーは出ませんでした。ヘンリーはもう一人ピーターという息子がいましたが、2年前の狩猟事故で亡くなっていました。それ以来ヘンリーは性格が変わり偏屈で短気な男になっていました。
ヘンリーは妻のベティ(メリッサ・レオ)と最後のSEXをしようと家に帰りますが、隣の家のフランクが家にいたため、ベティと大喧嘩となり家を飛び出します。
余命90分の男のネタバレあらすじ:転
アルトマン事務所に行ったシャロンは弟のアーロンに事情を話すと、一緒に探そうということになり自宅に向かいます。ベティも事情を聞いて3人で探し始めます。ヘンリーはお別れ会の会場へ行きますが、来ていたのは一人だけでした。しかし二人は喧嘩になりレストランを飛び出し、ビデオカメラを買い、遺言を録画します。
ヘンリーが見つからない3人は一旦帰ることになりました。一人になったシャロンは、元々フィルティング医師との不倫関係が原因だと自分を戒めます。そして歩いているとヘンリーの動画を見ている男を見つけ、話を聞くとブルックリン橋に行ったと言います。自殺をすると思ったシャロンは追います。
ヘンリーを見つけ、謝り説得しますが、ヘンリーは川に飛び込みました。シャロンも飛び込みヘンリーを助けると、ヘンリーは「川に落ちる瞬間、人生観が変わった」と言います。そして「トミーに会いに行きたい」と言うと、シャロンは「私が連れて行ってあげるから、そのあと入院して」と言い、タクシーに乗ります。
余命90分の男の結末
タクシーの運転手が、事故をした男だったため、ヘンリーと運転手は喧嘩になります。シャロンが撃退スプレーを出して運転手を倒すと、タクシーを奪いトミーのダンス教室へ向かいます。ヘンリーはトミーとダンスを踊り、今までの事を謝りました。そのまま入院したヘンリーの病状は悪く、8日間しか生きられませんでした。
その8日間は、ベティ、アーロン、トミーとそれぞれ過ごしました。入院中の8日間は一度も怒らず逝きました。昔のヘンリーに戻っていました。ヘンリーの死後、シャロンは病院を辞め、クリニックに勤めます。患者と向き合い、自分が求めていた医師になりました。
ヘンリーの遺骨を持ってベティ、トミー、アーロンそして何故かフランクがクルージング船に集まり、シャロンもやって来ました。全員が揃うとベティが川に散骨します。すると船員が注意します。ベティが船員にキレて怒りはじめます。ベティに続き全員が船員に怒鳴り散らしました。ヘンリー亡き後、ヘンリーの意思を継いだのか、皆が怒りっぽくなっていました。
以上、映画「余命90分の男」のあらすじと結末でした。
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