映画「バチェラー・ネクストドア」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
バチェラー・ネクストドアの紹介：2017年アメリカ映画。結婚を控えた女性画家。アレックスの隣の家に、青年が越してきます。叔父夫婦の留守番ですというドニーは、気さくで愛想がよく、気遣いの多い好青年でした。しかしドニーこそ、10年間アレックスを追い続けたストーカー男だったのでした。徐々に本性を現すストーカー男と、徐々に男に不信感を持っていく女の話でラストはちょっと驚きます。
監督：マイケル・フェイファー 出演者：ヘイリー・ダフ（アレックス）、マイケル・ウェルチ（ドニー）、スティーヴン・ブランズ（ギャビン）、ブリタニー・アンダーウッド（セイジ）、タイラー・ジョンソン（ジョニー）ほか
この解説記事には映画「バチェラー・ネクストドア」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
2007年、大学の寮に住むアレックスはレイプされる夢に悩まされていました。友人の誘いも断り、一人で寝ていると物音に目覚めます。寮の中に誰かがいるようでした。
10年後、アレックスは画家になり、恋人で金融会社に勤めるギャビンと同棲中です。しきりに結婚を迫るギャビンに対し、アレックスはいまいち踏み切れません。ギャビンの出勤を見送る時、隣のブラッドフォード夫妻の家に見知らぬ車が来ています。気にしながらもギャビンは会社に着きます。会社では元恋人で、上司にジェニファーが復縁を迫りますが、ギャビンは相手にしませんでした。
部屋で絵を描いていたアレックスは怒鳴り声に気づき、隣を覗きます。すると若い男が2階で電話をしていました。男はアレックスに気づくとブラインドをおろします。
ある日、リビングから煙が出ているの気づいたアレックスがパニックになります。そこへ隣の青年がやって来ます。青年がボヤを消すと「ドニー」だと名乗り話しかけます。「ブラッドフォードは叔父で、留守番を頼まれている」と言い、愛想のいい事に気をよくしたアレックスが「土曜日にパーティーがあるの、来ない？」と誘います。その時、ギャビンが帰って来ます。ドニーはギャビンに火元を見せ消火したことを話します。ギャビンは自分のいない時に上がりこんできている隣人に不信感を持ち、冷たい対応をします。それに気付いたギャビンは家に帰りました。
土曜日のパーティーが始まります。一向に出てこないドニーが気になったアレックスが「呼びに行く」と言うと、ギャビンが「僕が行く」と言って家に行きます。呼んでも出てこない事から中に入り探しているとドニーがいました。ドニーは「人が多いので・・」と拒みますが、ギャビンに言われパーティーに出向きます。奥の部屋にはギャビンとアレックスの写真が壁いっぱいに貼られていることにギャビンは気づきませんでした。パーティーではドニーがアレックスの妹セイジと意気投合します。お開きになっても盛り上がる二人は、そのまま外食に出かけます。
「両親の遺産が入ったと」と言うドニーにギャビンが「運用したらいい」と答えたことで、翌日ドニーはギャビンの会社を訪ねます。応対するギャビンとジェニファーの態度を見たドニーは、二人の関係を見抜きます。
パーティー以来連絡のないセイジが気になっていたアレックスが電話しますが、出ませんでした。そんな時、ドニーが新しい配電器具を買って訪ねてきます。アレックスがセイジの事を聞くものの、ドニーは「元気だ、今でも会ってるよ」と言います。
しばらくしてギャビンが帰ってくると、ドニーが勝手に庭木を切っています。ギャビンは「事前に相談してくれ」と言います。ドニーは謝り、植木に隠していた合鍵を渡し「わかりやすいのは危険だ」と忠告しました。家に帰ったドニーが部屋で暴れているのをアレックスが見て、ギャビンに教えます。絵が売れず、セイジと連絡が取れない事で悩むアレックスを見たギャビンは「両親の別荘に行こう」と誘います。
夜の道を車で走り、別荘に着くとセイジがいます。「どうして連絡くれないの」と言うアレックスに「電波が無いの」と言うセイジ。するとドニーが出てきました。二人がここに居るのを見て、ギャビンはほっとします。
「ここで一緒に楽しもう」と言うセイジの誘いに乗り、夕食をし酒を酌み交わします。ギャビンがドニーに身の上話を聞きます。ドニーは「両親が交通事故で死んで遺産が入った。ここへ来たのは、10年来の旧友の女性に会いにきた」と話します。その後、ギャビンがアレックスにプロポーズし、二人は婚約します。喜んだ二人はセイジとドニーに報告すると、ドニーの顔色が変わります。
深夜、セイジがドニーの部屋に行ってキスを迫ります。ドニーもその気になり、愛し合いはじめますが「ずっと好きだったアレックス」と姉の名を呼んでしまいます。驚いたセイジがドニーを振り払うと、動揺したドニーは何度も「アレックス」と呼んでしまいます。セイジは怒って部屋を出ます。荒れるドニーは車で帰って行きます。気づいたアレックスが話しかけると「お姉ちゃんは、いつも私の彼を盗る」と言って出て行きました。
翌朝、家に帰ってきた二人に、ドニーが食事に誘います。ここでアレックスは初めてドニーに冷たい態度をとり断ります。
仕事に行ったギャビンがブラッドフォード夫妻の事をネットで調べます。すると夫妻は、車の爆発事故で入院し意識不明でした。ドニーが危険だと思ったギャビンは慌てて家に帰ります。
一方、ギャビンの服からアレックスはイヤリングを見つけます。更にパソコンにジェニファーからのメールが入ります。それは二人が今でも愛し合っている内容でした。落ち込むアレックスの元へドニーがやって来ます。ドニーはギャビンがジェニファーと会っている話をします。がっくりとうなだれたアレックスはドニーの抱き着いてしまいます。
そこへギャビンが帰って来ます。ギャビンはドニーを殴り倒します。「ドニーから聞いた。ジェニファーとは続いているのね」とアレックスに言われたギャビンは怒り狂い、車で逃げるドニーを追いかけます。しかしドニーがギャビンにあおり運転されていると通報します。警察に捕まったギャビンがブラッドフォード夫妻とドニーの関係、そしてアレックスへのストーカー行為の話をします。
アレックスはドニーの家に忍び込み、壁いっぱいの自分たちの写真と、二人のＳＥＸ動画を見つけます。丁度家に戻ったドニーはアレックスをさらい別荘に向います。アレックスは車の中の会話をギャビンの留守番電話に入れます。
話が立証され釈放されたギャビンは留守番電話を聞き、別荘へ向かいます。別荘ではドニーが10年前の話をします。同じ大学で一方的に好きになったドニーが、アレックスを誘いますがアレックスは断り続けます。ある日アレックスが友人のジョニーにレイプされようとしていました。それを見たドニーがジョニーに襲いかかりアレックスを助けたのでした。その後ドニーはジョニーの暴行を受け入院してしまいます。退院後、ドニーは深夜アレックスの部屋に忍び込み、寝顔を見ていました。それ以来ドニーはアレックスを追い続けていたのでした。合鍵を見つけ、家の中にカメラを仕掛け、ボヤを出したのもドニーでした。
そこへギャビンがやって来ます。ドニーはアレックスに銃口を向け、「ギャビンもレイプの場所にいたんだ」と言います。ギャビンはドニーを暴行するジョニーを止めただけでした。隙を見てアレックスがドニーを突き飛ばすと、ギャビンは銃弾を浴びせます。しかしドニーは銃を持って起き上がろうとします。その時アレックスがギャビンの銃を奪い、ドニーの頭を撃ち抜いたのでした。
1年後、アレックスとギャビンは皆に祝福され結婚式を挙げました。
以上、映画「バチェラー・ネクストドア」のあらすじと結末でした。
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