スウィート17モンスターの紹介:2016年アメリカ映画。妄想癖のある、恋愛経験がなく何をやっても上手くいかない “こじらせ女子”の女子高生が巻き起こす騒動を描いた青春コメディで、ゴールデングローブ賞など栄えある賞にもノミネートされた作品です。
監督:ケリー・フレモン・クレイグ 出演者:ヘイリー・スタインフェルド(ネイディーン・フランクリン)、ヘイリー・ルー・リチャードソン(クリスタ)、ブレイク・ジェンナー(ダリアン)、ウディ・ハレルソン(ブルーナー)、ヘイデン・ゼトー(アーウィン・キム)、アレクサンダー・カルヴァート(ニック・モスマン)ほか
映画「スウィート17モンスター」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「スウィート17モンスター」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
スウィート17モンスターの予告編 動画
映画「スウィート17モンスター」解説
この解説記事には映画「スウィート17モンスター」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
スウィート17モンスターのネタバレあらすじ:起
ネイディーン・フランクリン(ヘイリー・スタインフェルド)は恋愛経験なし、キスすらしたことなし、コミュニケーション能力なし、妄想癖だけは一人前の全くイケてない17歳の女子高生で、母のモナ(キーラ・セジウィック)や担任教師のブルーナー先生(ウディ・ハレルソン)を困らせてばかりの“こじらせ女子”です。数少ない理解者だった父を4年前に事故で亡くしてからは、ネイディーンが唯一心を許せるのは小学校時代からの大親友クリスタ(ヘイリー・ルー・リチャードソン)でしたが、ある日クリスタは何とネイディーンの兄ダリアン(ブレイク・ジェンナー)と交際を始めてしまい、二人の友情にも亀裂が入りました。ネイディーンにとっては、モテモテのイケメンで母の寵愛を一身に受けている優等生のダリアンのことが疎ましくて仕方がなかったのです。
スウィート17モンスターのネタバレあらすじ:承
すっかり孤立してしまったネイディーンは、彼女に気があるアジア系の同級生アーウィン(ヘイデン・ゼトー)から遊園地デートに誘われますが素っ気ない態度をとってしまい、クリスタやダリアンに無理やり誘われたダンスパーティーでも完全に置いてけぼりと全く良いところがなく、挙句の果てには上級生からネイディーン兄妹は映画『ツインズ』でアーノルド・シュワルツェネッガーとダニー・デヴィートが演じた兄弟みたいだとまで言われてしまいます。ネイディーンはイケメンの上級生ニック・モスマン(アレクサンダー・カルヴァート)に好意を寄せているのですが、いざとなると中々アタックできませんでした。結局ネイディーンはアーウィンと遊園地に行くのですが会話も行動も全く噛み合いませんでした。
スウィート17モンスターのネタバレあらすじ:転
散々だった遊園地デートの翌日、学校でクリスタに会ったネイディーンは自分か兄のどちらを選ぶか迫ったことから口論となり、選べないというクリスタに絶交を告げてしまいます。ネイディーンは家でもダリアンと口論となり、ブルーナー先生にも相変わらずの減らず口を叩いてしまい、アーウィンにセックスを仄めかす思わせぶりな発言をして困惑させたり、些細な事からモナと喧嘩したりとトラブル続きでした。仕方なくネイディーンはニックに携帯メールを書きますが、出てくる言葉はいずれもセックスを連想させるものばかり、しかも誤って送信してしまいました。すっかり精神的に参ったネイディーンはブルーナー先生に自殺すると言い、ブルーナーは授業を休んでいいから落ち着くよう諭しました。そんな時、ニックからデートに誘われたネイディーンはすっかり舞い上がってしまい、またしても思わせぶりな発言をしたことからニックを怒らせてしまい、結局デートは大失敗に終わってしまいました。
スウィート17モンスターの結末
モナはネイディーンがデート支度のために部屋を荒らしまくったことに気付き、片付けようとしたダリアンについ当たり散らしてしまいます。一方、ネイディーンはブルーナー先生の家に駆けこみ、先生の妻グリア(メレディス・モンロー)に慰められました。そこへダリアンがクリスタと共にネイディーンを迎えに来ましたが、またしてもダリアンと口論となったネイディーンは結局ブルーナー先生に家まで送ってもらうことになりました。父が死んで以来、苦しんでいたのは自分だけではなく兄も同じだったと思い知らされたネイディーンは意を決してダリアンの部屋に向かい、これまでの過ちを全て謝罪してようやく兄妹は和解を果たしました。ネイディーンは兄とクリスタとの交際も喜んで受け入れ、クリスタとも仲直りしました。翌日、ネイディーンはアーウィンが作品を出展している学校の映画祭に向かい、アーウィンの作った映画を鑑賞しました。映画の主人公は明らかにネイディーンをモデルにしたもので、素直な気持ちになった彼女はアーウィンを受け入れ、自然と心からの笑顔に見せました。
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