蜘蛛の巣を払う女の紹介:2018年アメリカ映画。世界的なベストセラーとなったミステリー推理小説『ミレニアム』シリーズの一作品『The Girl in the Spider’s Web』を映画化した、2011年公開の『ドラゴン・タトゥーの女』の続編となる作品です。前作よりスタッフとキャストが一新され、背中にドラゴンのタトゥーを持つ天才女性ハッカーのリスベット・サランデルが16年前に生き別れた双子の妹が絡む難事件に巻き込まれていきます。
監督:フェデ・アルバレス 出演者:クレア・フォイ(リスベット・サランデル)、スヴェリル・グドナソン(ミカエル・ブルムクヴィスト)、ラキース・スタンフィールド(エドウィン・ニーダム)、シルヴィア・フークス(カミラ・サランデル)、スティーヴン・マーチャント(フランス・バルデル)、ヴィッキー・クリープス(エリカ・ベルジェ)、クレス・バング(ヤン・ホルツァー)、クリストファー・コンベリー(アウグスト・バルデル)、シヌーヴ・マコディ・ルンド(ガブリエラ・グラーネ)、キャメロン・ブリットン(プレイグ)、アンドレア・ペジック(マリア)、フォルカー・ブルッヒ(ピーター・アールグレン)ほか
映画「蜘蛛の巣を払う女」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「蜘蛛の巣を払う女」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
蜘蛛の巣を払う女の予告編 動画
映画「蜘蛛の巣を払う女」解説
この解説記事には映画「蜘蛛の巣を払う女」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
蜘蛛の巣を払う女のネタバレあらすじ:起
16年前。人里離れた家で、幼き日のリスベット・サランデル(ボー・ガズドン)は、双子の妹カミラ(カルロッタ・フォン・ファルケンハイン)とチェスをしていました。そこに父が二人を呼ぶ声が聞こえ、父の不穏な様子にただならぬ気配を感じたリスベットは、父の元から逃げ出し、カミラを置いて雪原を走り去っていきました…。
…そして現在。成長したリスベット(クレア・フォイ)は背中にドラゴンのタトゥーを入れた天才ハッカーとして暗躍していました。そんなある時、リスベットは人工知能の世界的権威である科学者のフランス・バルデル博士(スティーヴン・マーチャント)から新たな仕事の依頼が舞い込みました。
それは、バルデル博士自ら開発した核攻撃制御ツールを米国国家安全保障局(NAS)から取り戻すというものでした。リスベットは仕事に取りかかりますが、NASの核攻撃制御ツール特別責任者エドウィン・ニーダム(ラキース・スタンフィールド)にハッキングされた形跡を嗅ぎ付けれてしまいます。それでもリスベットはNASのサーバーから核攻撃制御ツールを奪い取りますが、ニーダムはハッキング元がスウェーデンであることを突き止めて現地に飛びました。
蜘蛛の巣を払う女のネタバレあらすじ:承
核攻撃制御ツールを手に入れたリスベットでしたが、ツールを起動させるにはコードが必要でした。リスベットが困惑していたその時、彼女のアジトに覆面の男たちが潜入してきました。アジトは爆破され、ツールも男たちに奪われてしまいます。何とか間一髪で爆破から逃れたリスベットですが、今度は警察に追われる身となりました。
リスベットのアジトが襲撃されたことを知ったバルデル博士は、彼女がデータを盗んだものと思い込み、息子アウグスト(クリストファー・コンベリー)を連れてスウェーデン公安局副局長に助けを求めます。
ニーダムと公安局から追われる身となったリスベットは、友人であるジャーナリストのミカエル・ブルムクヴィスト(スヴェリル・グドナソン)と3年ぶりに接触、自分のアジトを襲った者たちの写真を提示して、その者たちの正体を突き止めるよう依頼しました。
ミカエルは独自調査の結果、リスベットを襲った者たちが「スパイダーズ」という危険な組織であることを突き止めました。
リスベットはバルデル博士が匿われているセーフハウスの近くの部屋を借り、博士の動向を監視していたところ、白昼堂々と「スパイダーズ」がセーフハウスを襲撃している様を目撃しました。リスベットはバルデル博士を助けようとするも、逆に「スパイダーズ」に捕まってしまい、薬を盛られてバルデル博士殺害に加担させられてしまいます。
蜘蛛の巣を払う女のネタバレあらすじ:転
我に返ったリスベットは「スパイダーズ」に連れ去られそうになったアウグストを助けましたが、そんなリスベットの前に現れたのは、何と16年前に生き別れた双子の妹カミラ(シルヴィア・フークス)でした。
その場を立ち去ったリスベットはアウグストを連れてミカエルと合流、アウグストも核攻撃制御ツールの解除コードを知っていることに気付きました。リスベットはニーダムにも協力してもらうことにし、アメリカに強制送還されそうになったニーダムと取引して協力を了承させました。
ニーダムは元々“ウォーチャイルド”の異名を持つ伝説のハッカーなのです。ニーダムをハッカー仲間のプレイグ(キャメロン・ブリットン)の元に匿わせたリスベットでしたが、そこにカミラが「スパイダーズ」を従えて現れました。「スパイダーズ」は元々リスベットとカミラ姉妹の父がボスであり、今やカミラが組織を引き継いだのです。
リスベットとミカエルは危うく殺されそうになりながらも逃げ出しますが、アウグストはカミラらに連れ去られてしまいました。リスベットはあらかじめアウグストに忍ばせていた発信機で居場所を突き止めますが、そこは何とリスベットがかつて住んでいた生家でした。
蜘蛛の巣を払う女の結末
ミカエルは公安に向かいましたが、アメリカに核攻撃制御ツールを渡したくない公安は「スパイダーズ」と手を組んでいました。ミカエルは「スパイダーズ」に拉致されてしまいます。
一方、リスベットはプレイグとニーダムの協力を得て生家に潜入しますが、カミラに捕まってしまいました。リスベットはミカエルの映像を見せられ、逆らえば殺すと脅されてやむなくアウグストからコードを聞き出しました。ところが、核攻撃制御ツールを起動させた途端に「スパイダーズ」は公安を裏切り、リスベットは圧縮袋に入れられて窒息死させられそうになりました。
ところが、リスベットの生家内のマッピングに成功していたプレイグとニーダムが、次々と「スパイダーズ」の面々を狙撃して倒していき、何とか圧縮袋から脱出したリスベットは逃げるカミラの後を追いました。カミラは、リスベットが悪い男たちから虐げられている女たちは助けるのに、なぜ自分を父から助けてくれなかったのかと問いかけますが、リスベットは、そんな父の側についたのはカミラではないかとやり返しました。
万策尽きたカミラは谷底に身を投げ、ニーダムはカミラが持っていた核攻撃制御ツールのパソコンを回収しました。しかし、核攻撃制御ツールはリスベットによって消去されていました。リスベットはアウグストを母の元に送り届けると、その場を立ち去っていきました。
以上、映画「蜘蛛の巣を払う女」のあらすじと結末でした。
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