メイド 冥土の紹介:2005年シンガポール映画。シンガポールへ出稼ぎにやってきたフィリピン人のローサは、ある中国人夫婦の元でメイドとして雇われる。そこで中国に代々伝わる怖い伝統の話を耳にするローサ。それからローサの周りで不可解な現象が起こり始め、霊が見えるようになったローサ。次第に霊はローサに何かを訴えかけるようになった。
監督:ケルヴィン・トン 出演:アレッサンドラ・デ・ロッシ(ローサ)、チェン・シュウチェン(テオ)、ホン・フイファン(テオ夫人)、ベニー・ソウ(アスーン)、ほか
映画「メイド 冥土」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「メイド 冥土」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
メイド 冥土の予告編 動画
映画「メイド 冥土」解説
この解説記事には映画「メイド 冥土」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
メイド 冥土のネタバレあらすじ:起
18歳のローサは、フィリピンからシンガポールへ出稼ぎにやってきた。テオ夫妻のもとでメイドとして住み込みで働くこととなったローサは、テオ夫妻から旧暦の7月中は、あの世の門が開いて悪霊がこの世をさまようという話を聞かされる。
その夜、霊の供養のために金紙を燃やしたローサは、テオ夫妻の一人息子で知的障害のあるアスーンと仲良くなった。それから数日後、供物である燃えかすを誤って触ってしまったローサの身に、不可解な出来事が起こりはじめた。
燃えかすを触ったあの日から、霊の存在を感じるようになったローサは、すっかり気が滅入ってしまっていた。
メイド 冥土のネタバレあらすじ:承
そんなある日、部屋の整理をしていたローサはエスター・サントスと書かれた手紙を見つける。ローサはテオ夫妻の元で働き始めてから、近所に住む1人の女性の視線がずっと気になっていた。
ある日スーパーで買い物中にその女性と出くわしたローサは、彼女を問いただした。ワティと名乗る女性は「遠くから見るローサはとてもエスターに似ていた。」と言い残して帰っていった。ますますエスターという女性が気になったローサは、夫妻にエスターの事を訊ねる。なんでも、過去に夫妻の元で働いていたメイドらしく、突然失踪してしまったのだという。
翌日、ワティに会ったローサは、エスターがいなくなったのは去年の今頃だった事を聞かされる。霊柩車が二人の前を通った瞬間、何かに憑りつかれたワティは、スーパーの高層階に上がり自殺してしまう。
メイド 冥土のネタバレあらすじ:転
翌日、家で霊の存在を感じたローサは、主人が普段鍵をかけている小道具部屋へと入った。そこで太鼓が不自然に動いていた。太鼓に穴を開けたローサが見たのは、黒く焼け焦げた人間の死体だった。
気絶したローサはベッドで目が覚めた。家から逃げようとするのだったが監禁され縛り付けられてしまう。そこでエスターの死の真相を聞かされる。そして夫妻の一人息子のアスーンも実は霊だったのだ。
テオ夫妻は旧暦の7月1日に霊として帰ってきたアスーンの結婚を望んでいた。
メイド 冥土の結末
中国にはいろんな伝承があり、死者も結婚ができるというものがあった。テオ夫妻は亡くなったアスーンの花嫁役としてエスターに似たローサを選んだのだった。
首を吊られて苦しむローサ。そこへエスターの霊が夫妻に襲いかかる。主人はロウソクの火に焼かれて死んでしまう。ローサは首のロープがほどけて外へと飛び出す。その後を夫人が追いかけてくるのだったが、トラックに轢かれて即死するのだった。
ローサはフィリピンへと帰るため、空港に来ていた。シンガポールに別れを告げ、故郷へと帰るローサの後ろ姿を、テオ夫妻とアスーンの霊がじっと見つめているのであった。
以上、映画「メイド 冥土」のあらすじと結末でした。
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