サバイバーズ(原題:The Mountain)の紹介:2012年トルコ映画。反政府武装組織と高原地帯で戦うトルコ軍。圧倒的な劣勢の中に取り残された兵士2人に焦点を絞り、彼らの過去を織り交ぜ、過酷な状況下で任務を遂行し生き延びる姿を描いています。エンディングテロップに出てくる、実際に戦死した兵士の名前の多さに鮮烈な印象を残します。2017年10月、WOWOWでの放送が日本初公開となります。
監督:アルペール・カグラル 出演者:カグラル・エルトゥグルール(オーズ)、ウフク・バイラクターシュ(ベキール)、フィラット・ドグルローグ(デミール中尉)ほか
映画「サバイバーズ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「サバイバーズ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「サバイバーズ」解説
この解説記事には映画「サバイバーズ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
サバイバーズのネタバレあらすじ:起・最前線
イスタンブールに住む大卒のオーズは、お金で兵役を逃れられる立場でしたが、家族や恋人の反対を押し切りトルコ軍に志願します。オーズは上官たちと山頂にあるアンテナ基地の修復に向かいますが、反政府武装組織に包囲され廃屋に逃げ込みます。孤立無援となった中、オーズは入隊前に別れた恋人を思い出します。助かるためにデミール中尉は、2キロ東にある“ウルフの歯”と呼ばれる山頂に来る特殊部隊と合流する計画を立てます。しかし、デミール中尉とケマル軍曹は敵に射殺され、オーズは不仲の先輩兵士ベキールと2人だけになってしまいます。
サバイバーズのネタバレあらすじ:承・2人の兵士
べキールは“ウルフの歯”に向かう前に、当初の任務であるアンテナ基地の修復に向かうことを主張します。しかし、敵に見つかったためオーズを“ウルフの歯”に向かわせ、べキールは敵と応戦します。形勢不利となり死を覚悟したべキールでしたが、引き返してきたオーズの射撃の腕で助かります。大卒の短期兵のオーズを目の敵にしていた長期兵のべキールは、これをきっかけに心を開き、互いの心情を話し始めます。2人は自身の過去を振り返りながら、果てしなく広がる雪原を進みます。
サバイバーズのネタバレあらすじ:転・生き残れ
アンテナ基地に到着後、電気技術者であるべキールはさっそく修理を始めます。べキールは携帯用の無線で、司令部と全基地が敵に襲撃され、昨夜から敵400名が山を越えたと知ります。アンテナ基地内にも敵がいると判断したべキールは、基地内で敵兵に襲われているオーズを助けます。アンテナ基地は修復しますが、救援は絶望的です。基地で待機している2人の元へ、トメン中尉から通信が入ります。死を覚悟したトメン中尉は、自分たちが敵を食い止めている内に、“ウルフの歯”に向かえと2人に伝えます。
サバイバーズの結末:死線を超えて
2人は敵に見つからないように“ウルフの歯”へ向かいます。“ウルフの歯”までわずかのところ、空腹で力尽きたべキールが敵の狙撃兵に撃たれます。べキールを助けるため、オーズは狙撃兵を挑発し自ら的がとなり数発の銃弾を受けます。オーズにとどめを刺すため狙撃兵がスコープの標準を定めた瞬間、背後から忍び寄ってきたトルコ軍特殊部隊のトグリル中尉に殺されます。瀕死の重体で救助されたオーズとべキールは、病院で生還できた喜びを分かち合います。
以上、映画サバイバーズのあらすじと結末でした。
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