ピンクの豹の紹介:1963年アメリカ映画。ロマンティック・コメディ「ピンクパンサー」シリーズの記念すべき第1弾です。イタリアを舞台に、伝説のダイヤモンド“ピンク・パンサー”を巡って怪盗ファントムとクルーゾー警部が駆け引きを繰り広げます。
監督:ブレイク・エドワーズ 出演者:デヴィッド・ニーヴン(チャールズ・リットン卿)、ピーター・セラーズ(ジャック・クルーゾー警部)、ロバート・ワグナー(ジョージ・リットン)、キャプシーヌ(シモーヌ・クルーゾー)、クラウディア・カルディナーレ(ダーラ王女)ほか
映画「ピンクの豹」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ピンクの豹」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「ピンクの豹」解説
この解説記事には映画「ピンクの豹」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ピンクの豹のネタバレあらすじ:起
ヨーロッパ各地で“怪盗ファントム”による宝石強奪事件が相次ぎ、パリ市警のジャック・クルーゾー警部(ピーター・セラーズ)はファントムの逮捕に執念を燃やしていました。そんなある日、中東のとある王国の王女ダーラ(クラウディア・カルディナーレ)が革命に揺れる祖国から伝説のダイヤモンド“ピンク・パンサー”を持って脱出、イタリアのスキーリゾート地であるコルティナ・ダンペッツォに身を寄せていました。そんなダーラ王女に英国貴族のチャールズ・リットン卿(デヴィッド・ニーヴン)が言葉巧みに近づき、彼女の信頼を得ていきました。ファントムがピンク・パンサーを狙うとみたクルーゾー警部は妻のシモーヌ(キャプシーヌ)を連れてコルティナ・ダンペッツォにやってきますが、実はシモーヌは裏でリットン卿と愛人関係にありました。
ピンクの豹のネタバレあらすじ:承
リットン卿がダーラ王女と食事を共にすることになりましたが、そこにリットン卿の甥ジョージ(ロバート・ワグナー)が現れ、シモーヌがリットン卿の愛人であることも知らずに彼女に一目惚れしてしまいます。ダーラ王女はリットン卿に惹かれていき、リットン卿はそれを利用して彼女の持つピンク・パンサーの在り処を聞き出そうと目論む一方、ジョージはクルーゾー警部を騙して追い出し、シモーヌに接近しようと試み、更にはクルーゾー警部も戻ってきたことからシモーヌは何とかその場を切り抜けました。やがてダーラ王女はコルティナ・ダンペッツォを旅立ち、ジョージはリットン卿のバッグから盗みの道具を見つけてしまい、リットン卿こそが怪盗ファントムの正体であることに気付きました。
ピンクの豹のネタバレあらすじ:転
クルーゾー警部もまたリットン卿こそが怪盗ファントムだという証拠を掴み、ピンク・パンサーの盗難保険会社のタッカー(コリン・ゴードン)を連れてローマに滞在中のダーラ王女の元を訪れ、リットン卿の正体を話したうえで警戒するよう伝えます。クルーゾー警部はその夜にダーラの滞在先で開かれる仮装パーティー周辺に警官隊を配備、自らも仮装してパーティーに潜入します。やがてリットン卿とジョージはピンク・パンサーを盗み出そうとしましたが、ピンク・パンサーは密かにダーラ王女により隠されており、逃げたリットン卿とジョージはカーチェイスの末に逮捕されました。ピンク・パンサーが隠されたことを知らないクルーゾー警部はそれでもリットン卿とジョージの有罪を確信していました。
ピンクの豹の結末
シモーヌはダーラ王女のもとを訪ね、これから裁判にかけられようとしているリットン卿らを助けてほしいと懇願します。リットン卿への想いを捨て切れないダーラ王女は、シモーヌにある作戦を提案しました。やがてリットン卿とジョージの裁判が始まり、クルーゾー警部は証言台に立ちますが、密かにダーラ王女とシモーヌによって服のポケットにピンク・パンサーが仕込まれており、うっかり法廷の場で取り出してしまったクルーゾー警部は真犯人として逮捕されてしまいます。無罪放免となったリットン卿とジョージは、シモーヌやダーラ王女と共に南米に旅立っていきました。一方、無実を訴えたクルーゾーでしたが、一般市民からファントムが凄まじい人気を得ていることを知るや、あたかも自分がファントムであるかのような言動を取ってしまいました。
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