狼男の紹介:1941年アメリカ映画。モンスタームービーを得意としたユニバーサル・スタジオの作品で、狼男の存在を有名にした古典。オリジナル脚本はロバート・シオドマク監督の弟で、SF作家としても知られるカート・シオドマクが書いている。別題は『狼男の殺人』
監督:ジョージ・ワグナー 出演:ロン・チェイニー・ジュニア(ローレンス・タルボット)、クロード・レインズ(ジョン・タルボット卿)、ウォーレン・ウィリアム(ロイド医師)、ラルフ・ベラミー(ポール・マンフォード警部)、マリア・オースペンスカヤ(マレーバ)、イヴリン・アンカース(グエン・コンリフ)、パトリック・ノウルズ(フランク・アンドリュース)、ベラ・ルゴシ(ベラ)、ほか
映画「狼男」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「狼男」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
狼男の予告編 動画
映画「狼男」解説
この解説記事には映画「狼男」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
狼男のネタバレあらすじ:起
兄の死を知ったローレンス・タルボット(ロン・チェイニー・ジュニア)は、故郷のウェールズに戻ってきます。疎遠だった父親のジョン(クロード・レインズ)とも久しぶりの再会でした。
跡継ぎだった兄がいなくなった以上、自分が次の家長となるよりほかありません。親子で話し合い、今の仕事はやめて故郷に永住することにします。
ちょうど望遠鏡の部品が届いたばかりでローレンスは取り付けを行ないますが、町中をテストを兼ねて眺めていた時、美しい女性を目にします。そこは骨董店でした。
狼男のネタバレあらすじ:承
早速その店へ出かけたローレンスは、その女性グエン(イヴリン・アンカース)の気を引くため、ステッキを買い求めます。それは銀製の握りがついたもので、狼の頭を型取り、五芒星の印がついていました。
グエンの説明によればそれは狼男、つまり一年のある時期だけ狼に変身する人間を表しています。
ローレンスはグエンにデートを申し込み承諾を得るものの、いざ待ち合わせ時間になると、2人きりのはずが彼女の友達のジェニー(フェイ・ヘルム)も一緒にやってきました。それでも機嫌よく歩き出したローレンスは、彼女たちの提案でジプシーに運勢を見てもらうことにします。
狼男のネタバレあらすじ:転
ところが暗闇でジェニーが狼に襲われます。駆けつけたローレンスは買ったばかりのステッキで狼を殴りつけて殺してしまいますが、自分も噛まれる羽目に。
しかも驚いたことに狼だと思った襲撃者は人間の姿に変ってしまいます。それは占いをやっていたジプシーの男ベラ(ベラ・ルゴシ)でした。
ローレンスは殺人を犯したというので警察の尋問を受けるのですが、それどころではない事実が判ります。ジプシーの女マレーバ(マリア・オースペンスカヤ)によると、殺されたのは狼男で、噛まれたローレンスもやがて狼男に変ってしまうというのです。
狼男の結末
その言葉は間違いではありませんでした。ローレンスには急に太い毛が生え始め、顔を含めて体の表面を覆ってしまいます。野生の本能で野外に出たローレンスは、まず墓掘り人を血祭りにあげます。
自分が恐ろしくなったローレンスは父親のジョン(クロード・レインズ)に頼んで椅子に体を縛り付けてもらうのですが、いざ変身が始まると何の役にも立ちません。逃げ出したローレンスをジョンは追い、一対一の格闘になります。
ジョンはローレンスが持っていたステッキで息子を殴打。ローレンスは死亡し、ようやく呪いは解けるのです。
以上、映画「狼男」のあらすじと結末でした。
この映画の感想を投稿する