タイムズ・スクエアの紹介:1980年アメリカ映画。ニューヨーク市の高官の娘で詩を愛する孤独な少女と不幸な生い立ちでロックを愛する怒れる少女。自由を求めて病院を脱走し二人で生活し始める。数々のロックの名曲が彩どる、ファンの熱い支持のある青春映画。ロビン・ジョンソンの生き急ぐ少女ロック・スターぶりを見ましょう。
監督:アラン・モイル 出演者:ティム・カリー(ジョニー・ラガーディア)、トリニ・アルヴァラード(パメラ・パール)、ロビン・ジョンソン(ニッキー・マロッタ)、ピーター・コフィールド(デヴィッド・パール)その他
映画「タイムズ・スクエア」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「タイムズ・スクエア」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「タイムズ・スクエア」解説
この解説記事には映画「タイムズ・スクエア」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
タイムズ・スクエアのネタバレあらすじ:出会いと逃亡
夜のニューヨーク。にぎやかな街を通り過ぎて、人がまばらな一角で身寄りのない少女ニッキーはエレキギターを弾き始める。しかし、音がうるさいと抗議する女ともめごとを起こしたせいで警察に保護される。
一方、ポルノ映画館やいかがわしい店が多い「成人向け」の街、タイムズスクエアの浄化を担う、市の若く有能な高官デヴィッド・パールは一人娘の内気なパメラの不安定な心理状態を心配する。パメラの母親はもう亡くなっていた。パメラは、タイムズスクエアにあるFM局に陣取る深夜放送のDJ、ジョニー・ラガーディアにゾンビ・ガールとして自分の孤独について手紙を書く。ジョニーはパメラの手紙を読んで励ます。
パメラは検査のために入れられた病院で、病気の疑いで入院させられたニッキーと同室になる。花を食べ病室でタバコを吸い医師の質問にまともに答えないが権威を恐れないニッキーに魅力を感じ彼女を讃える詩を書く。詩をこっそり読んだニッキーは、大型救急車を盗んでパメラを連れて逃亡する。二人は港にある見捨てられた巨大倉庫に住み始める。
タイムズ・スクエアのネタバレあらすじ:自立するパメラとニッキー
デヴィッドはニッキーに「誘拐された」娘を探し始めるが、ラジオ局のスタッフはデヴィッドが探している娘がゾンビ・ガールと気づく。ジョニーは放送を通じて二人を励ます。
二人は自活しなければならない。泥棒やいかさま商売の後、パメラはニッキーの知り合いが経営するクレオ・クラブというトップレス・バーで18歳と嘘をついてダンサー兼ウェートレスになる。トップレスになるのは拒否したがダンスは大いに受ける。パメラの勧めで書いた詩に曲をつけたニッキーは、同じバーでアギー・ドゥーンと名乗ってパメラのMCで自作の曲を歌い、こちらも好評を得る。
タイムズ・スクエアのネタバレあらすじ:スリーズ・シスターズ誕生
ニッキーを担当していたソーシャルワーカーが公開のパメラ宛の手紙を書く。ニッキーについてネガティヴなことを書いてパメラをニッキーから引き離すためである。二人はスリーズ・シスターズと称してジョニーのラジオ局で歌ってお高く留まった大人たちに対抗する。ついにデヴィッドはラジオ局で娘の働き場所をつきとめクレオ・クラブに乗り込むがパメラは逃げてしまう。デヴィッドも娘の気持ちがわかりかけてきたようだった。
タイムズ・スクエアのネタバレあらすじ:壊れるニッキー
ニッキーとパメラは屋上から退屈の象徴であるテレビを次々と道路に落としていく。スリーズ・シスターズは有名になるが、名声にとりつかれるニッキーをパメラは心配する。そして自分とニッキーとの個性の違いもはっきりわかってきた。
タイムズスクエアでライブをすると宣言して焦りだすニッキー。ついに、二人の隠れ家を訪れたジョニーがパメラと親しく話すのを見て怒り二人を追い出す。でもニッキーの精神はいっそう不安定に。ジョニーのラジオ局で暴れ、パメラに助けを求めて泣き叫ぶ。
タイムズ・スクエアの結末:念願のライブ
パメラは父親のオフィスに忍び込んで電話を使ってニッキーがタイムズスクエアでコンサートをすると宣伝し始める。もう自分は引退というニッキーに、あなたはスターよと励ます。ジョニーもラジオで宣伝する。
無料ライブの時間が近づき、ファンの少年・少女が集結。デヴィッドや、ニッキーを診た医者もやってきた。ビルの屋上を無断占拠してたった一曲歌っただけだがライブは大成功。警官たちに囲まれたニッキーはパメラに感謝の言葉を送った後、ファンが拡げるマットに向かってダイブしてそのまま群衆の中に消えて行った。
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