恋のトルティーヤスープの紹介:2001年アメリカ映画。味覚と嗅覚を失いながらレストランを切り盛りする一流シェフと、彼が男手ひとつで育ててきた3人の娘たちが幸せを手に入れるまでの葛藤を描いたハートフルムービー。
監督:マリア・リポル 出演:ヘクター・エリゾンド、ラクエル・ウェルチ、ジャクリーン・オプラドース、コンスタンス・マリー、ほか
映画「恋のトルティーヤスープ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「恋のトルティーヤスープ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「恋のトルティーヤスープ」解説
この解説記事には映画「恋のトルティーヤスープ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
恋のトルティーヤスープのネタバレあらすじ:起・味の分からないシェフ
地元で人気のレストランを経営するマルティンは、一流シェフだが味覚と嗅覚を失い、公私ともに相棒にゴメスの味見と自身のレシピが頼りだった。
しかし、マルティンは経営には向いていない、料理の才能が無くなっていくと弱気を見せ、3人の娘たちも心配が絶えないとゴメスにぼやく。
恋のトルティーヤスープのネタバレあらすじ:承・3人の娘たち
行き遅れを心配されている長女で小学校教師のレティシアは、生徒のいたずらで置かれたラブレターを、新しく野球コーチとなったオルランドからのものと誤解したことがきっかけで恋が成就、ラスベガスで勝手に結婚し事後報告でマルティンを驚かせる。
次女カルメンは、父の勧め通りキャリアウーマンになり、貯金で高級マンションを買えるほどになった。クライアントに腕を見込まれ引き抜きを持ち掛けられた彼女は、スペイン企業に転職すると父に報告するが、幼い頃から料理が好きだったにもかかわらず女シェフは認めないと、厨房に入ることを許されなかったことを今でも不満に思っていた。
高校生の三女マリベルは、バイト先で知り合ったブラジル出身のアンディと意気投合、世界を見たいとアメリカにやってきた彼の影響を受けて、受かっていた大学への進学を延期して自分探しの旅に出ると言い出す。反対する父に反抗して家を出てアンディと暮らし始めるが、アンディはマリベルと同じ大学に出願して留まることになる。
恋のトルティーヤスープのネタバレあらすじ:転・父の決意
マルティンは近所に住む離婚争議中のヨランダと娘のエイプリルと懇意にしていたが、ヨランダが母で未亡人のホルテンシアを紹介すると、ホルテンシアは再婚相手としてマルティンを見始める。
そんな中、ゴメスが急死。気落ちしレストラン経営が危ぶまれる父に、カルメンは一縷の期待を込めてどうしてほしいかと聞くが、自分の気持ちを考えることなく転職を受けろと告げる父に失望する。
3人の娘たちがそれぞれ進むべき道を決めたことで、ある日マルティンは祝いの席を設け、娘たちとオルランド、アンディ、離婚が成立したヨランダ一家を招く。
その席でマルティンは家を売って新たな家を買ったことを報告し、その場でヨランダにプロポーズする。ヨランダは喜んで受け入れるが、相手は自分だと思っていたホルテンシアは卒倒する。
恋のトルティーヤスープの結末:新しいシェフ
カルメンがスペインに旅立つ日、マルティンは空港で包丁一式を手渡して娘を送り出す。そしてひとり家の整理をしながら娘たちとの暮らしに思いを馳せていたマルティンがふと振り返ると、そこにはカルメンが立っていた。
転職は見送ったと言うカルメンをマルティンは優しく抱きしめる。そしてカルメンの作った料理を口にしたマルティンに再び味覚が蘇る。
マルティンのレストランはカルメンに受け継がれ、今日も厨房でシェフとなったカルメンが忙しく立ちまわっていた。
そのレストランに一家が集まり、カルメンが供する料理にダメ出ししようとするマルティンの横で、ヨランダの妊娠が報告されるのだった。
以上、映画「恋のトルティーヤスープ」のあらすじと結末でした。
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