ゴッド・ウォーズの紹介:2017年アメリカ映画。紀元前、木馬作戦でトロイを攻略したギリシャの王オデュッセウスが、故郷イタケに戻るまでの長く苦難に満ちた旅を描いたギリシャ神話を元に映画化。
監督:テキン・ギルギン 出演:ディラン・ヴォックス(オデュッセウス)、ララ・ヘラー(キルケ)、ハシェム・ヒシャム(アエスス)、デヴィッド・W・グレイ(エウリュロコス)、ケリー・B・ジョーンズ(ペネロペイア)、ダニエル・ホワイト、ほか
映画「ゴッド・ウォーズ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ゴッド・ウォーズ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ゴッド・ウォーズの予告編 動画
映画「ゴッド・ウォーズ」解説
この解説記事には映画「ゴッド・ウォーズ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ゴッドウォーズのネタバレあらすじ:トロイの木馬
紀元前1164年、イタケの王オデュッセウス(ディラン・ヴォックス)は戦いを厭いながらも、ミュケナイの王アガメムノンに請われ、身重の妻ペネロペイア王妃(ケリー・B・ジョーンズ)を残して、アキレウスらと共にトロイア攻略の戦いに参じていた。しかし、ギリシャ勢は頑強なトロイアの城壁を前に、攻め入ることができずにいた。
そんな中、オデュッセウスは一計を案じ“トロイの木馬作戦”でトロイアを攻め落とすが、その時トロイア王はその身と引き替えに、海獣クラーケンを解き放ち、オデュッセウスに呪いをかける。
ゴッドウォーズのネタバレあらすじ:女神カリュプソ
戦いを終えたオデュッセウスは、トロイアの巫女キルケ(ララ・ヘラー)をクラーケン避けの捕虜にし、部下らとともにイタケへの帰路につくが、船は方角を失い漂流する。
やがて一行はセイレンの声に惑わされ、女神カリュプソが暮らす島に流れ着く。カリュプソに魅入られたオデュッセウスは不死身を約束され、長い年月を彼女と共に過ごすが、故郷の妻子を忘れることができずにいた。
女の身で惑わされずにいたキルケの助けで正気に戻ったオデュッセウスは、国へ戻る決意を取り戻すと、カリュプソは悲しみに暮れながらも帰還への道筋を教える。
ゴッドウォーズのネタバレあらすじ:死者の道と巨人キュプロクス
部下2人とキルケを伴い“死者の道”を進むオデュッセウス。その通路でも身を惑わす声が響き、誘惑に負けた部下の1人が怪物に殺され、その先の山の中では一つ目の巨人キュプロクスにもう1人の部下が殺される。
オデュッセウスは巨人にケシの花のエキスを飲ませて眠らせた隙に、目を刺し貫く。その後、海にでたオデュッセウスとキルケは用意されていた船で一路イタケへと向かう。
ゴッドウォーズのネタバレあらすじ:妻の決意
一方のイタケではペネロペイアが夫の帰還を待ち続けていたが、あまりにも長い間王の不在が続き、臣下らはオデュッセウスは死んだものとしてペネロペイアに再婚を迫っていた。
なんとか引き伸ばしてきたものの、息子テレマコスもまだ若く、これ以上臣下らの要求を拒むことができなくなっていたペネロペイアは、夫の弓を取り出し、その弓に弦を張り、金の輪5つを射抜くことができた者と結婚する、と告げると、ギリシャ王に助けを求めるため、密かにテレコマスを向かわせる。
ゴッドウォーズの結末:王の帰還
ようやくイタケに帰り着いたオデュッセウスは、そこでテレコマスに遭遇、王不在の間に国は変わり、王妃が再婚を迫られていると聞いたオデュッセウスは城内へ向かう。
そこで誰一人として扱えなかった弓で易々と的を射抜き、王の帰還を宣言したオデュッセウスに、臣下は驚愕。襲いかかり戦いとなるがキルケの助けで反乱は終結する。
妻ペネロペイアと再会、息子テレコマスとの対面の喜びもつかの間、イタケの浜辺にクラーケンが襲い来る。オデュッセウスにかけられた呪いは続いていた。
長い旅の間に信頼を深めてきたキルケはオデュッセウスを救うため自らが犠牲となり、クラーケンを倒す。再びイタケの王に戻ったオデュッセウスは、ペネロペイア、テレコマスとともにキルケを友として丁重に葬るのだった。
以上、映画「ゴッド・ウォーズ」のあらすじと結末でした。
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