トゥインクル・トゥインクル・キラー・カーンの紹介:1980年アメリカ映画。「エクソシスト」の原作脚本で名高いウィリアム・ピーター・ブラッティが初監督した異色作。興行的には失敗したが、カルト映画として評価が高い。酒場での暴行シーンはその強烈な描写で有名。
監督:ウィリアム・ピーター・ブラッティ 出演:ステイシー・キーチ、スコット・ウィルソン、ジェイソン・ミラー、エド・フランダース、ほか
映画「トゥインクル・トゥインクル・キラー・カーン」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「トゥインクル・トゥインクル・キラー・カーン」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「トゥインクル・トゥインクル・キラー・カーン」解説
この解説記事には映画「トゥインクル・トゥインクル・キラー・カーン」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
トゥインクル・トゥインクル・キラー・カーンのネタバレあらすじ:起
ゲートのある桟橋で警備された古城。そこは精神を病んだ軍人のための施設でした。患者たちはそれぞれ勝手な服装をして、管理者である軍将校の注意も馬耳東風です。そこへ新しい責任者として、元海兵隊特別班所属のケーン大佐が赴任します。彼は担当医のフェル大佐から施設内の説明を受けますが、その間も患者たちはこの新しい責任者に色々とちょっかいをかけてきます。
トゥインクル・トゥインクル・キラー・カーンのネタバレあらすじ:承
やがて、ケーンはそのうちの1人、ビリー・カットショーに目を留めます。彼は元宇宙飛行士。月へのロケットに乗り込んでいましたが、発射間際になって突如叫び出し、操縦席から降ろされたのです。ケーンはカットショーに繰り返し「なぜ月に行きたくなかったのか?」と訊ねますが、彼は苦悩を誤魔化すかのように奇妙な振る舞いをするばかりです。やがてケーンとカットショーは神の存在について話を交わし、カットショーはケーンに連れられて施設の外の教会へゆきます。礼拝の後、カットショーは「そちらが先に死んで死後の世界があるとわかったら自分に知らせてくれ」とケーンに頼みます。ケーンは承諾。やがてケーンは過去の場面を白昼夢として見始めます。彼はベトナム戦争へ海兵隊員として従軍、そこで子供の首を切り落としたのでした。その夢のせいでケーンはその場で気を失います。
トゥインクル・トゥインクル・キラー・カーンのネタバレあらすじ:転
フェル大佐は施設のスタッフに、実はケーン自身も精神病患者であることを告げます。フェルは彼の兄であり、今でもこの施設の責任者なのです。ケーンは自らの罪を償うために個々の患者を直したいと願っており、軍の上層部もその行為によって彼が治ることを期待していました。一方、カットショーは気まぐれに施設を抜け出し、近所のバーへ。そこでは凶暴な暴走族の若者たちがいて、1人でいるカットショーに絡みます。何をしても無抵抗なカットショーに対して彼らのいたぶりが始まり、それは徐々にエスカレート。店員からの連絡でケーンが駆けつけ、カットショーを連れ戻そうとしますが、暴走族たちはケーンに対しても暴行を加えます。
トゥインクル・トゥインクル・キラー・カーンの結末
やがて調子に乗った彼らの1人がカットショーを犯そうとした時、ケーンの堪忍袋の緒が切れます。海兵隊員として訓練されたスキルを使い、暴走族の1人1人を血祭りに上げるケーン。しかし自分もナイフで刺され、施設に帰った時に息を引き取ります。ケーンの犠牲行為によって正気に戻ったカットショーは軍に復帰。そして車の中にあるはずのないケーンのメダルを見つけた時、ケーンが天国にいることを知るのです。
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