ワイルド・アパッチの紹介:1972年アメリカ映画。アメリカ西部開拓時代末期を舞台に、追い詰められたアパッチ族が起こした最後の反乱「ウルザナの襲撃」を壮大なスケートで描いた大作西部劇です。
監督:ロバート・アルドリッチ 出演者:バート・ランカスター(マッキントッシュ)、ブルース・デイヴィソン(ガーネット・デ・ビュイン中尉)、ホルヘ・リューク(ケ・ニ・テイ)、リチャード・ジャッケル(軍曹)、ホアキン・マルティネス(ウルザナ)ほか
映画「ワイルド・アパッチ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ワイルド・アパッチ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ワイルド・アパッチの予告編 動画
映画「ワイルド・アパッチ」解説
この解説記事には映画「ワイルド・アパッチ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ワイルド・アパッチのネタバレあらすじ:起
アメリカ西部開拓時代も末期に差し掛かった1880年代、原住民たちは騎兵隊の圧倒的な戦力の前に敗れ、インディアン居住区に押し込められていました。そんなある時、最後まで抵抗を続けるアパッチ族の戦士ウルザナ(ホアキン・マルティネス)が数名の仲間を引き連れてインディアン居留地から脱走したという知らせがローウェル砦に届きました。指揮官のカートライト中佐(ダグラス・ワトソン)はベテラン斥候のマッキントッシュ(バート・ランカスター)に情報収集を任せ、まだ士官学校を卒業したばかりの若きデ・ビュイン中尉(ブルース・デイヴィソン)に追撃隊の編成を命じます。
ワイルド・アパッチのネタバレあらすじ:承
マッキントッシュは、ウルザナのことをよく知るアパッチ族の協力者ケ・ニ・テイ(ホルヘ・リューク)をアドバイザーとして加え、デ・ビュインの追撃隊に同行します。ウルザナの足跡を追う追撃隊は、途中でウルザナに襲撃されて生き残った農場の少年を保護、少年の母親と護衛の男の死体を発見します。マッキントッシュは死体のじょうきょう状況などから、母親はウルザナ一味に凌辱されるのを防ぐために護衛に射殺され、その護衛も自殺したものだと推測します。そして少年の農場からは、拷問の末に惨殺された少年の父親の死体が発見されました。信仰心の厚いデ・ビュインもウルザナの残虐非道ぶりに怒りを覚えます。
ワイルド・アパッチのネタバレあらすじ:転
ウルザナを追う追撃隊は何の手掛かりを掴めず、次第に疲弊していきました。そんな時、マッキントッシュはウルザナが追撃隊を難所に追い込もうとしていることを見抜き、ケ・ニ・テイはウルザナの仕掛けた罠に気付き、裏をかいてウルザナ一味を待ちかまえ、一味の男を射殺します。男はウルザナの息子であり、ウルザナに恨みを持つ兵士たちはウルザナの息子の死体を凌辱しようとしましたが、デ・ビュインは丁重に埋葬するように命令します。その後、追撃隊は馬を補充しようと近くの農場に立ち寄るも、そこは既にウルザナたちに襲撃された後でした。農場主は凄惨な拷問の末に惨殺され、夫人は強姦され、生きたまま放置されていました。マッキントッシュは夫人があえて生かされていたのは彼女をローウェル砦に送り届けようとするところをウルザナ一味が襲撃する手筈だろうと予測、裏をかき夫人を囮にしてウルザナ一味に奇襲を仕掛けようと作戦を練ります。マッキントッシュと軍曹(リチャード・ジャッケル)は部隊の半数を引き連れて夫人と共に砦に向かう態勢を取り、デ・ビュインとケ・ニ・テイは残りの部隊と共にウルザナ一味がいる山へ向かいます。
ワイルド・アパッチの結末
マッキントッシュの隊はウルザナ一味ケ・ニ・テイはウルザナ一味の襲撃を受け、激しい銃撃戦となります。軍曹は射殺され、マッキントッシュも瀕死の重傷を負い絶体絶命と思われたその時、デ・ビュインら追撃隊が救援に駆け付けました。ウルザナ一味は全滅、一人逃げ出したウルザナもケ・ニ・テイに射殺されました。自らの死期を悟ったマッキントッシュは連れて帰ろうとするデ・ビュインに置いていくよう指示します。デ・ビュインはマッキントッシュに別れを告げ、部隊を率いて砦に出発、ケ・ニ・テイはウルザナらの埋葬に向かい、一人残ったマッキントッシュは最期のタバコに火をつけました。
以上、映画「ワイルド・アパッチ」のあらすじと結末でした。
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