恐怖の土曜日の紹介:1955年アメリカ映画。サスペンス映画の佳作。シネマスコープのカラー作品としては極めて低予算で製作されたが、予想以上の好評を博し、リチャード・フライシャー監督の代表作のひとつとなった。後に「刑事ジョン・ブック目撃者」で有名になるアーミッシュが描かれている。
監督:リチャード・フライシャー 出演:ヴィクター・マチュア(シェリー・マーティン)、スティーブン・マクナリー(ハーパー)、リー・マービン(ディル)、J・キャロル・ナイシュ(チャップマン)、アーネスト・ボーグナイン(スタッド)
映画「恐怖の土曜日」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「恐怖の土曜日」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「恐怖の土曜日」解説
この解説記事には映画「恐怖の土曜日」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
恐怖の土曜日のネタバレあらすじ:起
鉱山の発展とともに開けてきた町、ブレイデンヴィル。そこに3人の男たちがやってきます。セールスマンを装っていますが彼らは実は銀行強盗。この町の中央部にある銀行にはガードマンもおらず、警備が手薄と聞いてやってきたのです。彼らは部屋にこもって計画を練ります。まず土曜日の閉店間際に襲撃すること、警察には郊外で自動車事故があったと嘘の通報をし、そちらの方に警官の目を引きつけること。そして逃走用の車は、町の人間から奪うこと。また、ほとぼりを冷ますための隠れ家を見つけておくこと。
恐怖の土曜日のネタバレあらすじ:承
さっそくリーダー格のハーパー(ハープ)が郊外の様子を探り、あるアーミッシュ一家の住居を見つけ出します。近隣には他に家もなく、隠れ家としてはピッタリ。しかもアーミッシュは暴力を嫌うため、抵抗を受ける恐れもありません。隠れ家を確保したハープは続けて逃走用の車を見つけます。釣具店から出てきた男性を拳銃で脅し、そのまま車ごと拉致。その男性はマーティンという名前で、この町の鉱山会社の重役でした。仲間のディルとチャップマンを途中で拾い、車はそのまま郊外へ。さらにもう一人の仲間と合流して、目星をつけていたアーミッシュの家を再訪。やはり拳銃で一家5人を脅しつけ、マーティンとともにロープで縛って監禁するのです。
恐怖の土曜日のネタバレあらすじ:転
いよいよ犯行当日。チャップマン(チャッピー)がドラッグストアの公衆電話で警察に偽の通報をし、ディルがパトカーの出動を確認します。そして12時2分前ピッタリに3人は銀行へ。拳銃を抜いて客と行員を脅し、12時ちょうどに自動的に開いた金庫から札束を強奪。表に停めていたマーティンの車に乗り、そのまま逃走します。
恐怖の土曜日の結末
一方、アーミッシュ一家の住居では、マーティンがなんとか縛めから逃れることに成功。一家のロープも解きます。そのままトラックで逃げようとしますが、あいにくその時強盗犯3人の車が到着。ショットガンを手にしたマーティンは3人のうちチャッピーとハープを射殺。しかしディルに打たれて倒れてしまいます。ディルはゆっくりとマーティンにとどめを刺そうとしますが、その背後からアーミッシュ一家の父親が近づき、手にした鋤でディルを刺し殺します。こうしてマーティンは解放され、無事に家族のもとに戻るのです。
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