友だちのうちはどこ?の紹介:1987年イラン映画。間違って持ってきてしまった友達のノートを返そうと奔走する少年の姿を通して、イランの生活を描いたヒューマンドラマ。2005年英国映画協会が「14歳までに見ておきたい50の映画」の5位に選ばれた。
監督:アッバス・キアロスタミ 出演:ババク・アハマッドプール、アハマッド・アハマッドプール、ゴダバクシュ・デファイエ、イラン・オタリ、ほか
映画「友だちのうちはどこ?」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「友だちのうちはどこ?」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
友だちのうちはどこ?の予告編 動画
映画「友だちのうちはどこ?」解説
この解説記事には映画「友だちのうちはどこ?」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
友だちのうちはどこ?のネタバレあらすじ:起
イラン北部の村コケルの小学校。モハマッド=レダ・ネマツァデは今日も宿題のノートを忘れて先生に怒られていた。3回も注意されていたのでまた忘れたら退学だと言われ、その先生の剣幕にモハマッドは泣き出し、隣の席のアハマッドもビクビクしていた。
家に帰ったアハマッドはさっそく宿題をしようと鞄からノートを取り出すと、よく似たノートが2冊出てくる。しばし考えた彼はその1冊がモハマッドのものであることに気づく。明日そのノートで宿題を出さないとモハメッドは退学になってしまう!慌てたアハマッドは隣村ポシュテに住むモハメッドにノートを返しに行くと母親に言うが、遊びに行くと思った母親は「宿題を終えてから」の一点張りでアハマッドの必死の説明にも耳を貸さない。そこで彼は母親が目を離している隙に家を抜け出し、ノートを手にポシュテへ走り出す。
友だちのうちはどこ?のネタバレあらすじ:承
ポシュテに着いたもののモハメッドの家が分からないアハマッド。別の友達に会ったので聞いてみると、モハメッドの家は知らないが彼の従兄アリの家は知っている、というのでとりあえずアリの家へ向かう。
アリの家に着いてみると近所のひとからたった今コケルへ出かけたと言われ、アハマッドは今来た道を引き返しコケルに戻る。
友だちのうちはどこ?のネタバレあらすじ:転
アリの姿を探していると祖父に用事を言いつけられ、またも時間のロスを余儀なくされたアハマッドが祖父に説教されていると、そこでネマツァデと名乗る鉄扉職人と遭遇、モハマッドの父親だと思ったアハマッドはその鉄扉職人を追って再びポシュテへの道を走る。
ようやく1軒の家まで追いついたが、そこにいた子はモハマッドではなかった。その子にモハマッドの家を聞いたが知らないと言われ、手がかりになる羊のいるネマツァデの家の場所を聞いてそこへ向かう。
友だちのうちはどこ?の結末
途中、物知りの老人に出会い、モハマッドの家を知っているというので案内してもらうが、延々歩いてたどり着いた家はさっきの鉄扉職人の家だった。日も暮れて疲れ果てたアハマッドはあきらめてコケルへ戻る。
家に帰ったアハマッドだったが夕食も食べる気にならず、とりあえず宿題を終わらせることにする。
翌日、先生が宿題の確認を始めて、モハマッドは既に半べそ状態。すぐ後ろの席まで先生が回ってきて、もう万事休す、と思われた時、アハマッドが遅刻して教室に入ってきた。彼は隣の席のモハメッドに宿題済みのノートを返す。そしてアハマッドもモハメッドも無事、先生のチェックをクリアしたのだった。
以上、映画「友だちのうちはどこ?」のあらすじと結末でした。
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