ワイルドシングス2の紹介:2003年アメリカ映画。大ヒットを収めた前作(1998年公開)から5年後に製作されたシリーズ第2作は、物語の舞台である静かな港町はそのままにキャストを一新、前作との直接な繋がりはないもののコンセプトは踏襲しています。母が富豪と再婚したことに裕福な暮らしを送っていた女子高生が、富豪の実子だと名乗る同級生にたかられたことから事件に巻き込まれていきます。
監督:ジャック・ペレス 出演者:スーザン・ウォード(ブリトニー・ハーバー)、レイラ・アルシーリ(マヤ・キング)、イザイア・ワシントン(テレンス・ブリッジ)、ジョー・マイケル・バーク(ジュリアン)、トニー・デニソン(ナイルズ・ダンラップ)ほか
映画「ワイルドシングス2」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ワイルドシングス2」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「ワイルドシングス2」解説
この解説記事には映画「ワイルドシングス2」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ワイルドシングス2のネタバレあらすじ:起
フロリダ州の静かな港町ブルーベイ。貧しい母子家庭に育った女子高生のブリトニー(スーザン・ウォード)は、母が大富豪のナイルズ(トニー・デニソン)と再婚したことから一転裕福な生活を送るようになり、何かと友人を豪邸に連れ込んで遊んでいました。ブリトニーの母はナイルズの女癖の悪さに悩んだあげく昨年ワニの生息する沼地に身を投げて自殺しており、ブリトニーはナイルズとは折り合いが悪い日々を過ごしていました。そんなある日、自家用飛行機に乗ったナイルズが墜落死したという知らせがブリトニーの元に舞い込んできました。ナイルズの遺言状には、7千万ドル近い遺産と2百万ドルの生命保険金が血縁者に支払われ、該当者がいなければ全額カントリークラブに寄付されると記載されており、ブリトニーに遺されたのは大学卒業までの学費と年2万5千ドルのわずかな年金のみでした。
ワイルドシングス2のネタバレあらすじ:承
そんなブリトニーに追い打ちをかけるかのように、ブリトニーの同級生でライバル関係にあったマヤ(レイラ・アルシーリ)が突然自分はナイルズの隠し子であることを告白、検視官ジュリアン(ジョー・マイケル・バーク)によるDNA鑑定の結果ナイルズとマヤの親子関係が実証され、遺産は全額マヤが受け取ることになりました。一方、ナイルズが加入していた保険会社の調査員ブリッジ(イザイア・ワシントン)は墜落事故の真相とマイルズの個人情報について調査していました。事故の直前、ナイルズの豪邸にはマフィアらしき人物が押しかけてきており、人物はナイルズの死に関わった可能性を疑われて警察に拘束されました。その後、マヤは遺産の小切手を受け取り、ナイルズの豪邸のワインセラーに行くと、そこにはブリトニーとジュリアンの姿がありました。実はブリトニーとマヤ、ジュリアンは裏で繋がっており、まんまとナイルズの遺産を得ることに成功したのです。三人は祝杯を上げながら熱い夜を過ごしました。
ワイルドシングス2のネタバレあらすじ:転
しかし、三人はナイルズの死の真相を追っているブリッジから追求を受け、ジュリアンは計画の発覚を恐れてマヤに相談を持ち掛けますが、マヤとブリトニーはもはや用済みになったジュリアンの始末を計画、ジュリアンを呼び出して殺害します。しかし、ブリトニーらの行動に不信感を抱いたブリッジは殺害現場となった沼の付近を捜索、ジュリアンらしき血痕を発見します。そしてナイルズとマヤのDNA鑑定の事実は、マヤの死んだ実父の遺体を墓から掘り起こし、墜落機にあらかじめ乗せていたのでした。事の真相に気付いたブリッジはブリトニーの元を訪れ、証拠をネタに金銭を要求してきました。そしてブリトニーは手にした拳銃で油断しきったマヤを射殺、その場に居合わせたブリッジにマヤの死体を処理すれば分け前を与えると提案しました。マヤの死体を乗せた車は沼地に向かいましたが、途中でブリトニーは突然車を降りて警察に通報、罠にハメられたブリッジは逮捕されました。
ワイルドシングス2の結末
先日ナイルズの死に関与していたとされたマフィアの供述により、ナイルズはギャンブルにのめり込むあまり経営する会社の資金を不正に流用していたことが明らかになりました。そしてナイルズは死を偽装して逃げ延びていたのです。ブリトニーは生きていたナイルズと再会、小型飛行機で海外への逃亡を図ろうとしました。しかし、ブリトニーはこの飛行機を墜落させることにし、ブリトニーとナイルズはパラシュートを付けて脱出します。しかし、ナイルズのパラシュートの中身は、ブリトニーがあからじめ用意していた新聞紙の切り抜きにすり替えられており、ナイルズは落下して死亡します。そして、地面に降り立ったブリトニーが会ったのは、何と死んだはずの母親でした。ブリトニーと母親は祝杯をあげましたが、母は飲んだワインに苦みを感じていました。それを見つめるブリトニーは不気味な笑みを浮かべていました。
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