1997年アメリカ作品 監督:ジェームズ・L・ブルックス 出演:ジャック・ニコルソン、ヘレン・ハント、グレッグ・キニア、キューバ・グッディング・Jrほか
第55回ゴールデン・グローブ賞主要3部門に輝いたジャック・ニコルソン、ヘレン・ハント共演の恋愛ドラマ映画。嫌われ者で偏屈なベストセラー作家と、子持ちでバツイチのウェイトレスが織りなす不器用な恋をユーモアを交えて描く。
映画「恋愛小説家」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「恋愛小説家」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「恋愛小説家」解説
この解説記事には映画「恋愛小説家」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
恋愛小説家のあらすじ1
ジャック・ニコルソンが演じる主役の売れっ子恋愛小説家メルビンは、潔癖症で偏屈な毒舌家だ。実生活では変人扱いされ嫌われ者。そのメルビンが、ヘレン・ハント演じるウエートレスのバツイチ女性キャロルと出逢う。メルビンとは正反対な性格だが、メルビンはそんなキャロルの長所を見出し興味を惹かれるようになる。
キャロルは子育てで目一杯、恋愛の仕方すら、男の肌の感触さえ思い出せないことに自己嫌悪に陥いる。だがメルビンは、彼女の誰にも分け隔てなく接し、芯の通った生き様に興味を惹かれ、やがてその感情は恋心へと発展していく。しかしメルビンは、素直に自分の気持を伝えられず悪態ばかりつく。
キャロルは、メルビンの一言に癒やされながら、反面メルビンの悪態で傷付き落ち込む。傷心したキャロルを奮い立たせるのもメルビンの一言である。そのことに、同居している実母が「娘は恋をしている」と逸早く気付く。だがキャロルは、なかなか恋をしていることに気付かない。
恋愛小説家のあらすじ2
そんな矢先、メルビンの隣人でゲイの絵描きのサイモンが、ある事件に巻き込まれ重症を負わされ絵が描けなくなった。それまでは偏屈で毒舌家の隣人メルビンに、良い印象を持っていなかったサイモンだが、事件後メルビンは潔癖症でありながらサイモンの愛犬の面倒を見てくれた。それどころか、愛犬はメルビンにことのほか懐いた。サイモンはメルビンの優しさを垣間見た。
恋愛小説家のあらすじ3
父親から勘当されているサイモンを実家まで、メルビンが連れて行いくことになった。メルビンはその旅にキャロルを誘い三人の珍道中は始まった。
その旅で、サイモンはキャロルから再起する勇気と希望を与えられた。片やメルビンは、キャロルと破局を迎えることに。しかしサイモンは、毒舌家メルビンが実は優しく思い遣りのある人間であることを知り、メルビンを励ましキャロルとの恋を成就させる。
中年男女の不器用な恋愛を、コミカルに描いたとてもステキな恋愛ドラマだ。
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