6才のボクが、大人になるまで。の紹介:2014年アメリカ映画。実際に主人公が6歳から18歳になるまでの12年間を撮影し続けた作品。メイソンは母親と姉とテキサスの小さな町で暮らす普通の男の子。突然の引越しで祖母の住むヒューストンへと引っ越すことになる。両親は離婚していたが引越し先に離れて暮らしていた父が突然現れる。
監督:リチャード・リンクレイター 出演:パトリシア・アークエット(オリヴィア)、エラー・コルトレーン(メイソン)、ローレライ・リンクレイター(サマンサ)、イーサン・ホーク(メイソン・Sr)、ほか
映画「6才のボクが、大人になるまで。」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「6才のボクが、大人になるまで。」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
6才のボクが大人になるまで。の予告編 動画
映画「6才のボクが、大人になるまで。」解説
この解説記事には映画「6才のボクが、大人になるまで。」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
6才のボクが大人になるまで。のネタバレあらすじ:起
6歳になるメイソン(エラー・コルトレーン)は姉のサマンサ(ローレライ・リンクレイター)と母親のオリヴィア(パトリシア・アークエット)とテキサスの小さな町で暮らしていました。彼氏と別れたばかりの母オリヴィアは将来のことを考え大学で心理学を学ぶことを決意し、地元のヒューストンに嫌がる子どもたちを連れて引っ越すことにします。ヒューストンでは祖母が子どもたちの面倒を見てくれ、オリヴィアは大学に通う日々を過ごしますが、突然離婚してアラスカに行っていた父のメイソン(イーサン・ホーク)がやってきます。父との久しぶりの再会に子どもたちは喜びますが、オリヴィアは複雑な思いでした。両親の喧嘩を子どもたちも目撃してしまいます。
6才のボクが大人になるまで。のネタバレあらすじ:承
母が大学教授のビルと再婚することになり、新しい生活がまた始まります。最初はビルとその連れ子の二人ともうまく過ごしていましたが、実はビルはひどいアル中で子どもたちにもその被害が出るようになります。メイソンとサマンサは実の父と会っている時間が癒しとなります。ある日ビルの暴力に耐えきれなくなった母は突然姿を消して友人の元へ助けを求めます。メイソンとサマンサは何とか助け出されますが、残されたビルの子どもたちを助けることができず、メイソンとサマンサはとても歯がゆくてつらい思いをします。その経験から数年が経ち、サマンサとメイソンも思春期を迎えます。二人はそれぞれ恋愛の悩みを持つようになり、父に相談をしたりアドバイスをもらいいい関係を築いていました。母のオリヴィアは無事大学で心理学の教員資格を取得しました。大学講師としての仕事のためにまたテキサスへ引っ越すことになり、子どもたちは振り回されます。
6才のボクが大人になるまで。のネタバレあらすじ:転
15歳になったメイソンの周囲は変化し続けていました。父は別の女性と再婚し、赤ちゃんが生まれました。母にも恋人ができ、姉も自分の世界を持つようになりました。母の恋人と合わないと感じていたメイソンは、今の自分の居場所がないと思い、今までも母に振り回された生活にだんだんと嫌気がさして酒やドラッグに手を出すようになります。高校には通っていますが勉強よりも写真に夢中になっていきます。漠然と将来は写真に関する仕事に就きたいと考えていました。姉のサマンサはテキサス大学に進学し、寮での生活を始めます。メイソンはシーナという彼女ができ、人並みの高校生活を送るようになります。
6才のボクが大人になるまで。の結末
高校の卒業を目前に控えていたメイソンは写真コンクールで銀賞を取れるほどに写真の腕が上がっていましたが、シーナとの恋愛はうまくいかず、シーナには既に新しい彼氏がいました。失恋をひきずりながらも高校を無事卒業することができました。母は自宅で卒業パーティーを開いてくれ、父とその家族もお祝に来てくれました。父に失恋の話をしながら、母の元を離れる決意をするメイソン。大学の寮に入ることになったメイソンは、友人たちとハイキングにでかけ幼かった頃に父といったハイキングのことを思い出し、目まぐるしく変化してきた自分のこれまでに改めて思いを巡らせるのでした。
12年間も撮影し続けるとか本当に執念だと思う。見終わった後の主人公に対する親近感がすごい。親戚の子供を見ているような気分になる。今作を見たのは子供を授かる前だったので、子供がいる今はまた違う感慨に触れることができるんだろうな。主人公の母のパトリシアアークエットの老けていく感じがまんま私の好きなドラマに被っていてきっと撮影も同時進行ですよね。