ホーンズ 容疑者と告白の角の紹介:2013年アメリカ,カナダ映画。恋人を殺害した容疑がかけられたイグは絶望的な日々を過ごしていた。ある日、彼が目を覚ますと頭に不思議な角が。その角の能力を使いイグは真犯人を見つけようとするが、そこには恋人の死に隠された悲劇があった…。
監督:アレクサンドル・アジャ 出演:ダニエル・ラドクリフ(イグ・ペリッシュ)、マックス・ミンゲラ(リー・トゥルーノー)、ジョー・アンダーソン(テリー・ペリッシュ)、ジュノー・テンプル(メリン・ウィリアムズ)、ケリ・ガーナー(グレンナ)、ほか
映画「ホーンズ 容疑者と告白の角」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ホーンズ 容疑者と告白の角」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ホーンズ 容疑者と告白の角の予告編 動画
映画「ホーンズ 容疑者と告白の角」解説
この解説記事には映画「ホーンズ 容疑者と告白の角」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ホーンズ 容疑者と告白の角のネタバレあらすじ:起
小さな町に住むイグはある日の晩、恋人であるメリンを暴行され挙句撲殺された。そしてその晩一緒にいたイグに容疑がかかり、町の住人からは悪魔だと非難されていた。唯一味方してくれるのは幼馴染で弁護士のリーだけで、リーはイグのために裁判で闘うことを誓ってくれる。しかし鑑識のラボが放火され、遺体に付着していた犯人の生体サンプルまで焼失してしまい、イグの無罪を勝ち取ることが難しくなってしまった。絶望したイグはお酒に溺れ、メリン殺害現場に置かれていたマリア像を壊し、追悼の蝋燭に小便をかけてしまった。そして、つい幼馴染のグレンナと寝てしまう。その翌朝、目覚めるとイグの頭から小さな角が生えていた。動揺するイグだがグレンナは大して驚かず、それどころか太りたいからドーナツを食べてもいいか?と本音を露わにしてくる。イグはそんなグレンナを適当にあしらい、病院へと向かった。しかし病院の患者も受付の女性もグレンナと同じように自分の本音をイグにぶち撒ける。医者に診てもらい、手術のために麻酔をかけられるのだが、その時子供時代のことを思い出していた。メリンが町にやって来、少年たちはメリンに夢中になった。イグが溺れた時にリーが助けてくれたり、イグが原因でリーがその頃夢中になっていた花火遊びで指を失ってしまったり、イグがメリンと付き合い始めたり。そんな懐かしい思い出から目覚めると医者が看護師とセックスしていた。イグの角は結局取れず仕舞いで終わってしまう。
ホーンズ 容疑者と告白の角のネタバレあらすじ:承
仕方なく家に帰ったイグはそこで両親からも「お前が犯人なんだろう?」と本音を聞かされてしまい、父親からはイグが犯人である証拠を消すために鑑識ラボを燃やしたと聞かされる。イグはそのことから、この角の力を使って犯人を見つけ出そうと動き出す。イグはバーへ行き、事件直前にイグがメリンを強引に車に乗せたと証言したパブのウェイトレスの情報を知る。そのパブは事件当夜、イグがメリンにプロポーズするつもりでいた場所で、実際はイグがメリンに「他に好きな男がいる」と別れを告げられた場所だった。そのあとイグは一人で車に乗って帰ったはずなのでウェイトレスの話は嘘であることがイグには分かっている。そして角の力でウェイトレスはすぐに嘘だと、目立ちたかったからだと認める。その時のパブにはイグの兄・テリーもいたので、イグはテリーに話を聞こうとジャズバーへと向かう。イグがテリーに話を聞くと、実はメリンを連れて行ったのはテリーでそのあと森の中で降ろした、でも殺してないということを告げられる。テリーはメリンを降ろしたあと眠ってしまい、起きた頃には助手席に血の付いた岩があり、自分の手は血だらけに染まっていたので、もしかしたら無意識のうちに自分がやってしまったのでは?と怯えていた。実際にテリーはドラック中毒だったのでの可能性は拭いきれなかった。
ホーンズ 容疑者と告白の角のネタバレあらすじ:転
その話を聞かされて怒ったイグはテリーをぶん殴り幼馴染で警察のエリックに捕まるが弁護人のリーのおかげで保釈される。リーだけはイグの角の影響を受けなかった。その時、イグはリーがメリンの十字架のネックレスをしていることに気づき、問い詰めると、リーはメリンとの関係を示唆する。怒りが耐えられなくなったイグは蛇を体に巻きつけ、自分を苦しめてきた奴らに復讐しようと決意する。嘘の証言をしたウェイトレスは顔中蛇に噛ませ、自分を逮捕したエリックには相棒にゲイだとカミングアウトさせ、真実を話さなかった兄のテリーはドラッグを大量に服用させ廃人にする。そしてリーも呼び出した。イグがリーからネックレスを奪い取ると、リーはイグの角が見えるようになる。そして相手に触れると記憶が読み取れる力で事件当夜のリーの記憶を覗き見た。実はリーもあのパブに来ていたようで、メリンを車の中で待っており、テリーが連れて行ったメリンを追いかけていた。そして車を降りたメリンを追い、森の中へ入りメリンに声をかける。どうやらリーの方はメリンと両想いであり、そのためにイグと別れたと思っていたようだが、メリンは違ったようで、リーはメリンにひどく拒否されてしまう。そして拒否され逆上したリーはメリンを石で殴り殺し、罪を着せるためにテリーの助手席へ石を置いていた。
ホーンズ 容疑者と告白の角の結末
真実を知ったイグは激怒し、リーに襲いかかるものの逆に殴り返され、挙句ガソリンをかけた車の中に閉じ込められ火をつけられる。イグは必死で車を走らせ車ごと海の中に沈んでいった。リーはイグが死んだと思い込み、イグは自供して焼身自殺したとあらすじを立てる。しかしイグは黒焦げになりながらも生きており、メリンの父親に真犯人はリーであることを教える。メリンの父親から「それは君が持っていろ」とネックレスを突き返され、イグがネックレスを首にかけると、イグのやけども治り、角もなくなってしまう。そしてメリンの父親からとある鍵をもらうと、イグはツチーハウスの床収納を鍵で開け、メリンの別れを告げた本当の真相を知る。実はメリンは母親が亡くなった病気と同じものを患っており、父親と同じようにイグを悲しませたくないから身を引くために嘘をついていたのだった。イグはリーに再び会いにメリンの殺害現場まで行き、自主するように促すが、リーは犯行を否認する。そこへ散弾銃を持った警官のエリックと兄のテリーが現れ、リーを捕まえようとするものの、逆にリーに銃を取られてしまいエリックは撃ち殺され、テリーも足を撃たれて動けなくなる。イグは再び角の力を得ようと、ネックレスを外すが角ではなく天使の翼が生え、その直後羽は燃え、全身悪魔のような姿に変わる。そして銃を撃たれても効かないイグはリーを大きな角で刺し、その傷口に蛇が入り込んでリーは絶命する。その直後、イグの体も炭のようになっていき亡くなってしまった。
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