ニューヨークの恋人の紹介:2001年アメリカ映画。1876年4月28日イースト・リバーに架かるブルックリン・ブリッジが完成し、そのお披露目式が行われていた。その式典へと来ていたレオポルド男爵は、1人の不審な男を見つけ気になる。その夜行われたレオポルドの結婚相手を決めるパーティーに、昼間見かけた男が現れた事でレオポルドは不思議な体験をする羽目になってしまうのだ。
監督:ジェームズ・マンゴールド 出演者:メグ・ライアン、ヒュー・ジャックマン、リーヴ・シュレイバー、ブレッキン・メイヤー、ナターシャ・リオンほか
映画「ニューヨークの恋人」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ニューヨークの恋人」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「ニューヨークの恋人」解説
この解説記事には映画「ニューヨークの恋人」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ニューヨークの恋人のネタバレあらすじ【1876年のNY】
1876年4月28日NYイースト・リバーに架かるブルックリン・ブリッジが完成し、お披露目式で橋を建てた男性がスピーチをしている様子を多くの見物人が集まり橋の完成を喜んでいた。その輪の中に自分でも発明したいと夢見ているレオポルド男爵が居た。式典の輪の中で不審な男を見つけ、後を追い掛けると男は逃げてしまう。家に帰ると叔父が今夜行われるパーティーの準備をしていないレオポルドを見て怒る。レオポルドが描いた設計図を見て、つまらない物にうつつを抜かすなと馬鹿にする。両親を亡くし叔父の家へと引き取られたレオポルドは、名を絶やさない為に金持ちの花嫁を探させる予定だった。叔父は貴族の名を絶やす事を非常に嫌がっており、またレオポルドは貴族などに何の価値も感じておらず、発明者に尊敬の意を感じていたのだ。初めて会った何の恋愛感情も湧かない女性の中から、未来の結婚相手を見つける事に違和感を抱いていた。
ニューヨークの恋人のネタバレあらすじ【不審な男】
パーティーが始まりその中で一番の金持ちの令嬢とダンスをするレオポルドは、パーティーの最中に昼間見た不審な男を見つけ後を追う。男は部屋である設計図を見ていると、レオポルドから声を掛けられ驚き外に停めてあった馬車に乗り込むと逃げ出す。レオポルドも男の後を追うと、ブルックリンの橋まで来た男は橋とを登り、橋の天辺まで来ると橋げたを渡り端まで行くと、そこから飛び降りようとする。その様子を見ていたレオポルドは、慌てて落ちない様に男の手を掴むのだ。しかし男は「これで良いんだ離してくれ」と訴える、その時レオポルドが掴んでいたロープが外れ、二人はイースト川へと落ちて行く。
ニューヨークの恋人のネタバレあらすじ【男の正体】
不審な男の名前はスチュワートといい、彼は何と時空の裂け目を見つけ過去へとやって来ていた。現代に戻ってくると丁度、住人のケイトが乗っていたエレベーターが止まり、ケイトは途中の階で止まったエレベーターから這い上がると自分の部屋へと帰って来た。上の階でドンドンと騒がしい音が聞こえケイトは、非常階段を上ると窓から部屋の様子を除く。丁度スチュワートがレオポルドをソファーへと寝かせる所で、それを見たケイトは女性を連れ込んで居ると勘違いし軽蔑して部屋へと帰る。スチュワートに電話をすると、「私の電子手帳を返して」とケイトは怒って言うのだ。スチュワートとケイトは4年前に付き合っていた中で、今でも同じマンションの上と下の階に住んで居たのだった。しかしスチュワートはそれどころでは無く、冷たく電話を切る。電話を切るとスチュワートは棚から「貴族辞典」を取り出し、連れ帰ったレオポルドの名前を探すのだ。ページを捲っていくとそこには「レオポルド公爵、エレベーターを発明」の文字が書かれていた。
ニューヨークの恋人のネタバレあらすじ【ケイトに話す】
スチュワートの態度に怒ったケイトは、下の階から電流が流れるエアガンで上の階目掛けて打つ。スチュワートに命中するとケイトに怒って電話をかけてくるのだ。ケイトに家に居るのは女性では無く男性で、今大変な事が起きているから後にして欲しいと頼むのだった。スチュワートはケイトに時空の裂け目を見つけた事を話し、自分が思っていた通りイースト・リバーにその裂け目があった事、ブルックリン・ブリッジから飛び降り今日1876年の過去に行って来た事、レオポルド伯爵の後を追って過去の町を歩いた事を話した。スチュワートは初めからエレベーターを発明した、レオポルドに会いに過去へと時空の旅をしていた。最後に「もっとすごい事が起きた」と言い、今そのレオポルド伯爵が自分の家に居ると告げた。しかしそんな話をケイトが信じるはずも無く、二人は昔の様にケンカを始め仲たがいし電話を切る。
ニューヨークの恋人のネタバレあらすじ【現代のNY】
朝になりレオポルドは目を覚ますとテレビが付き、手が触れてしまったリモコンにより大音量で音楽が鳴り始める。スチュワートも驚いて飛び起き、慌てふためくレオポルドを落ち着かせる。レオポルドに事の経緯を説明するが、分かって貰えるはずも無く「未来に拘留されているだと、デタラメを言うな、本当の事を言え」とすごい剣幕で怒る。時の裂け目の話をするが信じないレオポルドに向かって、「エレベーターを作った君ならわかるだろ?」とスチュワートは言うが、いずれ自分が発明するエレベーターの事など知らず「エレベーターとは何だ、此処は何処だ」とまた怒り始めた。此処はNYだと何度説明しても、外に見える風景を見てNYなはずがないと信じて貰えなかった。そこへ騒ぎを聞きつけたケイトがやって来て、レオポルドに話しかけるのだ。話がややこしくなるので、電子手帳を返してケイトを追い返す。そしてレオポルドに必ず家に帰すから、それまでは此処から一歩も出てはいけないと言った。また来週の月曜日に裂け目はまた開くからと、安心する様に説明したがレオポルドには何が何だか分からない様子だった。
ニューヨークの恋人のネタバレあらすじ【外へ出るレオポルド】
飼い犬が用を足したがっていた為、その間に時空の裂け目の計算式を読んでおく様に伝えると、レオポルドを残し犬の散歩へと出かけるスチュワートであった。エレベーターの扉が開くが犬は乗るのを嫌がり、スチュワートが引っ張りエレベーターに乗せようとすると、そこにはあるはずのエレベーターは無く、スチュワートはそのまま下まで落ちてしまう。残されたレオポルドの元へケイトがやって来て、電子手帳のペンが無いから返してと欲しいと言う。スチュワートにケイトは怖い女性だから気を付ける様に言われていた事を、正直にケイトに話しまた女性がズボンを履いている事を不思議に思う。犬が廊下に置かれたままになっていた為、散歩に連れていく様に言われケイトと共に外へと出てしまうのだ。初めて外の世界を見たレオポルドは、変わってしまった街の様子に驚くばかりであった。犬が突然走り出し引っ張られたレオポルドは車道へと出てしまう、行き交う車にクラクションを鳴らされながらも犬の後を追った。犬が用を足しそのまま去ろうとすると、警官が近づいて来て「フンを掃除するように」と命じて来た。犬の糞を掃除するなど伯爵には考えられず、「謹んでお断りする」と反論すると警官に反則切符を切られてしまう。街の様子を見て歩くレオポルドの目の前に、ブルックリン・ブリッジが現れ現代もその姿をそのまま残している事に感動する。また消防車が通り過ぎると珍しく、後を追い掛けると家へと辿り着き、丁度エレベーターからスチュワートが救急車で運ばれる所だった。
ニューヨークの恋人のネタバレあらすじ【ケイトの仕事】
会社へと出社したケイトは上司のJ・Jが来ている事を知る、J・Jに気に入られれば昇進できる為ケイトは必死であった。ケイトは「幸せ牧場」というダイエットマーガリンのCMのモニターテストの調査をしていた。そのモニターテストの会議にJ・Jも出席するとの事で、意気込み会議に挑むケイトだった。会議中にケイトの秘書が窓越しに「スチュワート」と書いた用紙を見せるが構わず会議を続けるケイト、CMは2択に絞られていたがどちらもモニターは不評であった。上司は「オンエアーまで四日しかない、商品だって全国に発送済み」と怒る。そんな上司にケイトは「明日取り直せば間に合います」と言いモニターを集めておいたので明日、反応を見て決めようと提案した。その時、秘書がメモ用紙に「緊急」と書いた紙を見せた為ケイトは驚いて、コーヒーを持ったまま椅子に座りそこね引っくり返ってしまう。コーヒーがシャツにかかり汚れてしまうが、J・Jがケイトに新しいシャツをプレゼントしてくれるのだ。
ニューヨークの恋人のネタバレあらすじ【初めての電話】
レオポルドが部屋で冷蔵庫と冷凍食品に驚いていると、電話が鳴り留守電になっていた電話からスチュワートの声が聞こえもっと驚く。スチュワートはレオポルドに「怖がらずに聞いてくれ」と言うと、レオポルドはそれを見て「ベルが発明した話す電報だ」と言い去年試作品を見せて貰ったばかりだと喜ぶのだ。スチュワートはレオポルドに緑の持つ手を取る様に指示すると、レオポルドはゆっくりと受話器を取った。電話に出たレオポルドはスチュワートに外で見たブルックリンの橋の事を伝えると「これで信じてくれた?お願いだから一歩も部屋から出ない様に、今夜帰る」と伝えると、看護婦により電話を切られてしまった。しかしスチュワートはそれからしばらくの間、入院する羽目になる。ケイトに入院する事になった事を伝え、レオポルドの面倒を見て欲しいと頼む。スチュワートは今朝レオポルドが外に出ていた事を話すと、ケイトが出した事を知り怒り出す。「レオポルドは1876年から来た、事故にでも遭ったら未来が変わってしまい大変な事になる、彼を1876年に帰さないとエレベーターという便利な乗り物もこの世から消える」とケイトに真剣に話す。しかしケイトはまだそんなデタラメを言っているのかと、怒る。
ニューヨークの恋人のネタバレあらすじ【ケイトの弟】
電話を切ると部屋に見知らぬ少年が居た、母親が仕事の日はいつもスチュワートの部屋でテレビを見せて貰っているとの事だった。少年にオペラの一部を見せ楽しませていると、そこへ姉の部屋へと戻って来た弟のチャーリーが突然話に加わって来て、驚いたレオポルドは「突然話に割って入って来るとは、失礼ではないか」とチャーリーを叱る。しかしチャーリーはレオポルドを役者だと思い込み「役になりきっているなぁ」と感心すると、下に住んで居ると自己紹介をした。すっかりレオポルドの事を気に言ったチャーリーは、食事に招待したとケイトにつげるがケイトは冗談じゃいと怒る。招かれたレオポルドがケイトの家にやって来た為、仕方なく3人で食事をする事になる。
ニューヨークの恋人のネタバレあらすじ【伯爵の食事】
ケイトが作った料理を見て気に入らず「そろそろ次の皿を」と言うレオポルドに、「そんな物はないわよ」とケイトは言った。レオポルドは「僕の生まれ故郷では食とは熟慮と研究の賜物だ、献立は前もって準備され順番に運ばれてくる、料理とは芸術であり浮世の憂さを癒してくれる心の糧なのだ」と説明した。ケイトが呆れたように皿を持ち席を立つと、レオポルドも一緒に立った。ケイトは驚き「何で立つの?」と聞くと「レディーが立ったら立つのが礼儀だ」と言う。チャーリーにスチュワートの論文は知っているかと質問すると、そして自分も読んでみたけどさっぱり理解出来ないと話すのだった。ケイトは一応あの論文は義理で読んだ事を伝えた。チャーリーはスチュワートがまだタイムマシーンの開発をしているに驚くと、レオポルドが彼の研究にマシーンは必要ない説明し出す。
ニューヨークの恋人のネタバレあらすじ【時空の切れ目】
それはスチュワートが時間の自然の流れの中に、時空の裂け目が開く公式を算出したと言う事だった。公式を発見する上で現代の天気予報学を活用したと説明した。チャーリーが「裂け目って?」と聞くと、レオポルドは「一瞬だけ開く時空の扉、その扉の中に飛び込むには引力の力を必要とするので高所から落下しなければいけない、これがスチュワートの理論だ」と息つく間もなく説明するとチャーリーは面白がり「すごい演技力だな、そこまで役になりきるなんて」と言い、レオポルドが役者だと思い込むチャーリーであった。二人の話にうんざりするケイトは、二人に「私の前から消えて」と怒り出す。するとレオポルドは「僕のせいで気を悪くされたのなら謝ろう、失礼した」と謝ると帰って行った。チャーリーがケイトに「彼何者?」と聞くと「自分が19世紀からやって来た公爵だと思い込んでいる男よ」と説明した。
ニューヨークの恋人のネタバレあらすじ【モニターテスト参加】
レオポルドが朝食のパンを焼こうと、トーストに入れるとパンが黒焦げになり煙を上げたせいで警報機が鳴り出す。慌てているレオポルドの元へと駆け付けたケイトに、レオポルドは機械が壊れたと言う。ケイトはただのトースターが誤作動した事など、大した事でないかの様に言った。するとレオポルドは怒り出しトースターの機能について怒り出すが、ケイトは世間一般の人はそこまで思わないと神経質なレオポルドに説明する。そして「トーストもあなたにとっては、浮世の憂さを癒してくれる心の糧?」と言って馬鹿にする。するとレオポルドは朝食についての素晴らしさを話し出すのだ。それを聞いたケイトはレオポルドを、CMのモニターテストに参加させる。見事にモニターテストに合格したレオポルドは、CMに出演する事が決まる。J・Jに褒められ食事にも誘われ喜ぶケイトに、レオポルドは「彼には下心がある付き添おうか?」と尋ねてくる。ケイトは「そんなあなたは、絶対安全って言いきれるわけ?」と言い返すと、レオポルドは「異性として付き合いを求める時は、紳士的に手紙で意思を伝える」と、また浮世離れした事を言う。タクシーに乗ろうとするケイトに観光用の馬車に乗ろうと、レオポルドが誘うがケイトは断る。その時ケイトのカバンが引ったくりに合い追いかけるケイト、その様子を見て馬に跨ると途中でケイトを乗せ犯人を追いかける。引ったくり犯を追い詰めると見事カバンを取り返し、見ていた人達から歓声と拍手が起こる。ケイトはレオポルドの仕草や行動から、過去から来た事を少しだけ本当なのかと信じ始め、また彼に惹かれ始める。
ニューヨークの恋人のネタバレあらすじ【J・Jとの食事】
その夜、ケイトはJ・Jとの食事へと出かけて行ってしまう。残されたレオポルドとチャーリーは夜の街へと繰り出し、レオポルドは生れて始めたクラブという場所へと行く。そこにはチャーリーの意中の女性が居て、レオポルドにその事を話すのだ。レオポルドは皆から面白がられ、チャーリーの意中の女性パトリスもレオポルドに興味を示すのだった。その帰り道、怒ったチャーリーはレオポルドを責める。レオポルドはチャーリーに謝ると、ゲットしたパトリスの電話番号を渡し、チャーリーに恋愛のノウハウを教え始めるのだ。電話番号はレオポルドに渡された物だと思ったチャーリーに、レオポルドはパトリスにチャーリーの思いを伝えて手に入れた電話番号だと告げるとチャーリーは喜んだ。偉そうに恋愛の事を語るレオポルドが実は姉の事が好きだと知ると、「自分はどうなの?今から確かめに行こう」とケイトが居るレストランに連れて行く。J・Jとケイトの前に現れたレオポルドは、J・Jの話を悉く否定した上に馬鹿にすると、二人を置いてその場から居なくなった。
ニューヨークの恋人のネタバレあらすじ【ケイトへの手紙】
怒って帰って来たケイトは、謝るレオポルドの話を聞いてもくれなかった。そんなケイトの様子を見て、レオポルドは一晩かけて詫びの手紙を書いた。それをチャーリーに託しケイトが読む様に果物置きに、設置するがその朝ケイトは食事をせずに出社してしまうのだ。チャーリーは後を追いかけ、お腹がすいたら食べてと果物を渡すと、レオポルドの手紙をこっそりカバンの中へと忍び込ませた。会議中資料の中に挟まっている手紙を見つけ、こっそりと読むとそこにはレオポルドからのお詫びの言葉とケイトへの思いと、食事の誘いが描かれていた。その手紙を勝手に見た秘書が素敵な手紙の内容にOKの返事を勝手に書き、行くべきだとケイトを責める。その頃、レオポルドはケイトと過ごす食事の用意をする為に自ら街中で手配するのだ。
ニューヨークの恋人のネタバレあらすじ【ケイトとの食事】
夜になりケイトが黒いドレスに身を包み、食事の場所でもある屋上へと姿を現した。そこにはレオポルドがセッティングしたバイオリンの生演奏と、料理と飾り付けがケイトの為に用意されていた。二人は食事を楽しむと少し心を開いたケイトは、自分は恋愛下手だと打ち明ける。レオポルドは「まだ運命の人と出会ってないのだ」とケイトを励ます。またレオポルドも自分の生い立ちや、スチュワートと出会った時の事を話すのだ。皿を片付けようとするケイトに、ダンスを申込みバイオリンの音色に合わせて踊り出す。そして心惹かれるケイトとレイモンドは、その夜キスを交わすのだった。朝になりチャーリーが帰って来ると、レオポルドにいつまでも皇族を演じるのは止めろと言われる。チャーリーは今までのケイトの恋愛を見てきていて、姉が傷着く所はもう見たくないと言われてしまうが、レオポルドはケイトの事を愛していると言い、普通に振る舞う様にするとチャーリーに約束する。
ニューヨークの恋人のネタバレあらすじ【レオポルドの家】
ケイトとレオポルドはデートへと出かける、そこでレオポルドは一軒の屋敷を見つけると驚いた様子でケイトを連れ中へと入って行く。ケイトは人の家に勝手に入って怒られると心配するが、レオポルドはお構いなしにどんどんと中に入ると、階段の途中にかかっていた肖像画を見ると、両親と自分だと説明した。迷う事なく一つの部屋へと行くと、かつての自分の部屋だとケイトに言うのだ。そして壁に隠されたレオポルドだけが知っている、秘密の隠し場所を開けると中から小箱が出て来た。それはレオポルドの大切な物で、叔父に触られたくなかった物が入れられていた。そこにはレオポルドの母の形見でもある指輪も入っていた。その夜ケイトに指輪を渡し過去へと来て欲しいと言おうとしたレオポルドだったが、眠そうなケイトを見て優しくベッドへと運ぶ。
ニューヨークの恋人のネタバレあらすじ【CM撮影】
翌日、CMに訪れたレオポルドはそこで初めて「幸せ牧場」を食べる。そしてそのあまりの不味さに怒り出すレオポルドは、CMを降りると言い現場から居なくなってしまう。後を追い掛けたケイトは、まだ撮影が残っているから困るとレオポルドに頼むと、「君はあれを食べたのか?」と聞くのだ。ケイトは悪びれた様子も無く「ええ」と答えると「あんな不味い物を、美味しい嘘を言って、良心がとがめないのか」とレオポルドに叱られるが、そんなものだとケイトは割り切って言った。レオポルドはケイトには愛情があるが、自分は嘘を付いてまで大衆にあんな粗悪品を売りつけるのは嫌だと告げる。ケイトは戻ってくれないと困ると言うと、二人で辞めようと言い出すのだった。そんな安易な考えのレオポルドに腹を立てたケイトは、これが社会のルールなの一度も働いた事の無い公爵様には分からないと説教するのだ。レオポルドも便利な世の中になったが、正直と言う美徳が消えた酷い世の中だと罵倒する。ケイトは生活の為にがむしゃらに働いてきただけ、ただ休息が欲しいその為なら不味いマーガリンでも喜んで売ると言うと、レオポルドは「分かった」とだけ告げ仕事を最後までやり遂げた。帰りのタクシーの中で、ケイトはレオポルドに「やっぱり、私達合わない」と言う。
ニューヨークの恋人のネタバレあらすじ【過去へと帰る】
スチュワートは入れられていた精神科の看護師を説得し、何とか家に帰る事が出来た。家に帰ると早速、レオポルドに過去へと帰る準備を始める。橋へ向かいながらレオポルドにいくつかの注意点を説明する、それは今から帰るのは来た時と同じ日、いくつかの同じ場面やスチュワート自信を見つけるかも知れないが、決して追いかけてはいけない事などを教えると、レオポルドは過去へと帰って行った。その頃、ケイトは念願かなってJ・JからNY支社の責任者として抜擢されていた。ケイトは急いでレオポルドに電話をするが既に家を出た後だった。過去へとレオポルドを見送った後、スチュワートは撮影した写真を現像するのだ。そこへチャーリーが来て、その写真を見てレオポルドが本当に19世紀から来た人間なのだと信じる。そして写真の一枚を見てとても驚く、その写真を見たスチュワートは「何て事だ」ともっと驚くのだった。その頃過去へと帰ったレオポルドは、同じ体験を再びしていた。スチュワートの姿も見つけたが、忠告通り追いかける事はしなかった。
ニューヨークの恋人のネタバレあらすじ【真実を知る】
ケイトが昇進披露のパーティー会場へと着くと、そこはかつてレオポルドが住んで居た家であり驚く。パーティー会場へと向かっていたスチュワートはチャーリーに、自分が過去へ行った事とレオポルドが現代から過去へ移動した事は必然的だったのだと説明し、「そして彼女も」と付け加えた。パーティー会場に着くとケイトに写真を見て欲しいと無理やり渡すと、「過去へ行ったのは君に運命の相手とめぐり合わせる為だったんだ、君も過去へ行け彼の居る過去へ」とスチュワートは告げた。ケイトは訳が分からなく「私が過去へ?どうやって?」と聞くと、弟が「23分以内にブルックリン・ブリッジから飛び降りるんだ」と教えた。しかしケイトはJ・Jに呼ばれ、パーティー会場へと行ってしまいスピーチを始めるのだ。そのスピーチの途中でスチュワートに渡された写真を見てしまい、そこに写っていた自分の姿を見つけ驚くと、スピーチを止めてレオポルドの元へと急ぐ。
ニューヨークの恋人の結末【過去へ】
スチュワート達と共にブルックリン・ブリッジへと、急ぐケイトだったが時間が無く簡潔にスチュワートに、自分が写真に写っている理由を聞く。スチュワートから難しい説明をされるが、それも時間に間に合えばの事だった。橋まで来ると高い橋げたを渡れと言われ、怖気づくケイトにスチュワートは「レオポルドを愛しているんだろ」と勇気づけ、ケイトを橋げたへと誘導する。警察がやって来て職質を受けるが、後ろと振り返るとケイトの姿はそこには無かった。その頃、レオポルドはパーティー会場の中から花嫁を選ぼうとしている真っ最中だった。ケイトは無事過去へと辿り着くと、急いでレオポルドの屋敷へと向かう。パーティー会場へと入って行き人混みをかき分ける、するとレオポルドの視界にケイトが現れるのだ。驚きながらもケイトの名前を花嫁として読み上げる。やっと結ばれたケイトとレオポルドは、ダンスを幸せそうに踊るのであった。
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