レイジング・ケインの紹介:1992年アメリカ映画。ブライアン・デ・パルマ監督のオリジナル脚本による多重人格サスペンス。現実と幻想の境界がハッキリしない入り組んだストーリーで、見ているうちに観客も幻惑感に襲われてしまう。
監督:ブライアン・デ・パルマ 出演:ジョン・リスゴー(カーター)、ロリータ・ダヴィドヴィッチ(ジェニー)、スティーヴン・バウアー、フランシス・スターンハーゲン、ほか
映画「レイジング・ケイン」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「レイジング・ケイン」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
レイジング・ケインの予告編 動画
映画「レイジング・ケイン」解説
この解説記事には映画「レイジング・ケイン」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
レイジングケインのネタバレあらすじ:起
多くの親子が遊んでいる公園。ある若い母親が息子を連れて帰宅しようとしています。顔見知りのカーター・ニックスが声をかけ、車に同乗することに。
カーターも娘を連れています。家へ帰る途中、突如カーターは運転中の母親を襲い、薬で眠らせます。実はカーターは多重人格者で、目の前に別の人格が姿を見せて色々と命令をするのです。この行為もその命令に従った結果でした。
カーターは帰宅すると何食わぬ顔で娘を抱き上げ、部屋の中へ。カーターには妻ジェニーがいて、夫の異常さには全く気づいていません。日を経るうちに次々とカーターの前に現れる別の人格。それは老人だったり、子供だったりします。
レイジングケインのネタバレあらすじ:承
やがて、ジェニーが買い物に訪れた時計店で、ダンテという男性と再会。昔の浮気相手でした。彼の素振りから自分をまだ愛していると知った彼女は、公園やホテルで彼と再び逢びきを重ねます。彼なしではいられないと悟った彼女は、カーターを棄てて彼と駆け落ちしようと計画。
一方、カーターは公園でダンテとセックスをする妻の姿を偶然目撃します。別の人格が現れ、さっそくカーターを侮蔑し、復讐をそそのかします。
レイジングケインのネタバレあらすじ:転
そのケインという人格に乗り移られたカーターは、そばにあったトレンチコートからダンテの車のキーを手に入れ、公園で子供と遊んでいたベビーシッターの女性を殺害。そしてダンテの車のトランクに死体を隠します。
そして何食わぬ顔でジェニーと家に帰った彼は、ジェニーをも気絶させたうえで、車ごと沼に沈めました。妻の行方不明を警察に届けた彼は、ダンテのことをさり気なく言及。そのせいでダンテは逮捕されます。
一方、カーターの姿を見た元刑事が、ニックス博士のことを思い出し、博士の元助手ウォルドハイムを呼び出します。彼女によれば、博士は異常な研究者で、養子にした子供達を多重人格者にして観察していたのです。
レイジングケインの結末
実子のカーターもまた彼の犠牲者でした。そして家に帰ったカーターは、車から脱出したジェニーに襲われます。ジェニーは娘の行方が心配でした。カーターは「娘は父ニックス博士と一緒にいる」と答えます。
ダンテとともに警察で事情を話すジェニー。ウォルドハイムは警察に頼まれ、カーターと面会しますが、彼の頭突きで気絶し、逃げられます。
実は生きていたニック博士のいるモーテルへ行ったカーターは、父を殺し、娘を助け出します。事件が終わったあと、ジェニーと娘のもとに現れた女装姿のカーター。しかし、すべては幻想だったのかもしれません。
以上、映画「レイジング・ケイン」のあらすじと結末でした。
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