我等の生涯の最良の年の紹介:1946年アメリカ映画。復員兵の戦後の苦難を正面から描いた大作で、批評的にも興行的にも大成功した。アカデミー賞でも作品、監督、主演男優、脚色、助演男優などの計9部門で大量受賞。これは当時の記録となった。
監督:ウィリアム・ワイラー 出演:フレデリック・マーチ(アル・スティーブンソン)、ダナ・アンドリュース(フレッド・デリー)、マーナ・ロイ、テレサ・ライト、ほか
映画「我等の生涯の最良の年」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「我等の生涯の最良の年」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「我等の生涯の最良の年」解説
この解説記事には映画「我等の生涯の最良の年」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
我等の生涯の最良の年のネタバレあらすじ:1
第2次大戦も終わり、志願兵や徴集兵たちがそれぞれ戦争前の日常生活に戻るときがきました。アル・スティーブンソン、フレッド・デリー、ホーマー・パリッシュの3人も復員兵で、同じ軍用輸送機で故郷に戻ります。彼らは同じ町の出身ですが、それまで知り合いではなかったのです。
我等の生涯の最良の年のネタバレあらすじ:2
歓迎ムードも落ち着くと、3人はかつての生活を取り戻そうとします。アルは以前勤めていた銀行に復帰。復員兵ということで顧客の受けが良いだろうと貸付の担当に昇進となります。しかし、同じ復員兵に好条件で金を貸す契約を結んだため、上司は注意します。復員兵に対して冷たい世間に憤慨を覚えるアル。しかし彼は仕事もあり、美しい妻ミリー、娘のペギー、息子のロブと家族にも恵まれ、まだ幸せな方です。
我等の生涯の最良の年のネタバレあらすじ:3
フレッドは戦場では一番出世しましたが、故郷では安楽な生活をおくれるほど裕福ではありません。父親はアル中、義理の母親もだらしがなく、フレッド自身もドラッグストアでソーダ水を売っている労働者です。しかも出征20日前に結婚した妻マリーは今ナイトクラブで働いていました。戦場で揉まれて向上心を植え付けられたフレッドはもっと良い就職口を探そうとしますがうまくゆかず、結局はドラッグストアの香水売り場の販売員に。
我等の生涯の最良の年のネタバレあらすじ:4
そして残りの1人ホーマーは戦場で重度の火傷を負い、両手を切断。義手をつける身です。彼にはウィルマという恋人がいましたが、義手になったせいで引け目を感じ、彼女との別れまで考えてしまいます。立場が違うとはいえ、3人はよく顔を合わすようになり、お互いの家族とも顔見知りとなります。
我等の生涯の最良の年の結末
そのうち、マリーはフレッドのもとを去り、アルの娘ペギーが彼と親しくなります。フレッドはホーマーが侮辱されたことで客を殴り、ドラッグストアを解雇されますが、それがホーマーとウィルマのわだかまりを解くのにつながります。やがてホーマーとウィルマの結婚式が挙行。幸い、フレッドにも新しい職が見つかっていました。その結婚式に列席したフレッドとペギーは自分たちも将来結婚しようと誓い合うのでした。
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