セックス・ピストルズ グレート・ロックンロール・スウィンドルの紹介:1979年イギリス映画。1970年代のロックシーンを揺るがした、ロンドン出身の伝説のパンクバンド、セックス・ピストルズ。彼らのマネージャーであり仕掛け人だったマルコム・マクラーレンの視点から描かれた、バンドの歴史や顛末をセミドキュメンタリー風に描いたカオティックなロック・ムービーです。
監督:ジュリアン・テンプル 出演者:セックス・ピストルズ(シド・ヴィシャス、スティーブ・ジョーンズ、ポール・クック)、マルコム・マクラーレン、ロニー・ビッグスほか
映画「セックス・ピストルズ グレート・ロックンロール・スウィンドル」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「セックス・ピストルズ グレート・ロックンロール・スウィンドル」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「セックス・ピストルズ グレート・ロックンロール・スウィンドル」解説
この解説記事には映画「セックス・ピストルズ グレート・ロックンロール・スウィンドル」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
セックス・ピストルズ グレート・ロックンロール・スウィンドルのネタバレあらすじ:起
1970年代後半に彗星の如く現れ、ロックシーンを震撼させた伝説のパンクバンド、セックス・ピストルズ。1978年1月にバンドの顔であったヴォーカルのジョニー・ロットンが突如脱退、ピストルズは解散の危機に陥りました。バンドのマネージャーであり仕掛け人だったマルコム・マクラーレンは「誰でもピストルズになれる」と銘打ったヴォーカリストのオーディションを決行、代わる代わるそこら辺の少年や若者に「ザ・グレイト・ロックンロール・スウィンドル」を歌わせます。
セックス・ピストルズ グレート・ロックンロール・スウィンドルのネタバレあらすじ:承
デビュー前後のメンバーの貴重なライブ映像を交えながら、「私がセックス・ピストルズを発明したのだ」と豪語するマルコムは全10章からなる「レコード業界をペテンにかける法」を語り始めます。マルコムはそこら辺の不良を集めてセックス・ピストルズを結成させた経緯や、自らのマネージメント哲学について語りかけます。混沌から金を生み出す方法、バンドは演奏できるよりもできない方がいい、各メンバーの位置づけ、そして前メンバーのジョニー・ロットンへの批判まで口にします。
セックス・ピストルズ グレート・ロックンロール・スウィンドルのネタバレあらすじ:転
バンドに途中から参加し、瞬く間に人気者になった二代目ベーシストのシド・ヴィシャスはロンドンの街をバイクで飛ばしたり、パンツ一丁で歌ったりとパンク・ライフを謳歌していました。ギターのスティーブ・ジョーンズとドラムスのポール・クックはマルコムの差し金によりブラジルへと渡ります。そこには歴史的な列車強盗事件を起こし、当地に亡命していたロニー・ビッグスがいました。スティーブとポールはロニーをヴォーカルに迎えジャムセッションをスタートさせます。
セックス・ピストルズ グレート・ロックンロール・スウィンドルの結末
シド・ヴィシャスは程なくソロ活動を開始。白いジャケットを羽織り、フランク・シナトラの代表曲「マイ・ウェイ」のパンクバージョンをカバーすることになりました。客席には有名人のそっくりさんが数多く陣取るなか、シドのソロステージがスタート。既にドラッグでボロボロになっていたシドは放送禁止用語を交えながら「マイ・ウェイ」を絶唱、曲のラストでポケットから拳銃を取り出して客席にまさかの発砲。中指を立てながらステージを降りていきました。
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