オーメンの紹介:1976年アメリカ映画。6月6日6時に産まれた悪魔の子供ダミアンと、ダミアンの正体を探ろうとする父を描く。「エクソシスト」の大ヒットで模倣作が氾濫したなか、高評価を得たオカルト・スリラー。のちに「スーパーマン」「リーサル・ウェポン」など大ヒットシリーズを手掛けるリチャード・ドナーにとっても出世作となった。
監督:リチャード・ドナー 出演:グレゴリー・ペック(ロバート・ソーン)、ハーヴェイ・スペンサー・スティーブンス(ダミアン)、リー・レミック(キャサリン・ソーン)、デビッド・ワーナー(ジェニングス)ほか
映画「オーメン」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「オーメン」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
オーメンの予告編 動画
映画「オーメン」解説
この解説記事には映画「オーメン」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
オーメンのネタバレあらすじ:起
アメリカの外交官ロバート・ソーンは、妻・キャサリンを連れてローマに赴任中です。妊娠中だったキャサリンは産気づき、ローマ市内の病院へ。しかし結果は死産。妻を落胆させたくない余り、ロバートは病院付きの神父からの「養子をもらっては?」という誘いに応じてしまいます。神父によれば、ちょうど同時刻に男の子を産んだ身寄りのない女性が死に、その子は孤児となっていたため、双方に好都合だったのです。ソーンがまもなく駐英大使に任命されたため、一家は揃ってイギリスに転居。その男の子・ダミアンはすくすくと育っていきます。
オーメンのネタバレあらすじ:承
ソーン夫婦にとっても幸福な時期でしたが、やがて彼らの回りで奇妙な出来事が起こり始めます。黒い犬が屋敷のそばに集まってきたり、ダミアンの乳母がパーティの最中に首をつったり、ダミアンが動物園にゆくと動物たちが騒ぎ始めたり、いずれも尋常ではありません。しかもダミアンは教会に入ることをひどく嫌がるのです。やがて、ブレナンという神父がロバートに会いに来て、「ダミアンは悪魔の子だ」と告げます。最初は戯言だと思い、聞く耳を持たないロバートですが、ブレナンが落下した避雷針によって非業の死を遂げたため、徐々に疑惑を抱き始めます。
オーメンのネタバレあらすじ:転
しかも偶然ブレナンの写真を撮っていたカメラマンのキースがロバートに接近。その死の直前の写真に避雷針のような影を見つけたことで、超自然的な現象が起こっていることを確信します。調査をすすめるうち、ダミアンの母親の墓を暴くことになり、2人はその棺にジャッカルの死体を発見。しかもその横の墓には赤ん坊の骨がありました。それはロバートの子でした。何者かによって生まれてすぐに殺され、ダミアンがロバートの養子になるように仕組まれたのです。そのうち、キャサリンも殺され、悲しみを抱えながらロバートたちはイスラエルへ調査に向かいます。
オーメンの結末
そこにいた学者によれば、悪魔の子には体のどこかに3つの”6″の文字が描かれているとの事。特別なナイフを渡され、ダミアンを殺すことを進められるロバートですが、とても実行は出来ないとそれを捨ててしまいます。ナイフを拾おうとしたキースは滑ってきたガラス板で首を切られ死亡。それを見ていよいよ覚悟を決めたロバートは帰宅するとダミアンの体を調べ、頭に”6″の印を発見します。教会にダミアンを連れ出し、殺そうとするロバート。しかしナイフが振り下ろされるより早く警官のピストルが火を噴きます。ロバートの葬儀に立ち会う合衆国大統領。その傍らには、彼の養子となったダミアンの姿がありました。
「オーメン」感想・レビュー
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悪魔の子だぜ、怖いよ。
子供の頃一作目も観ていて、あらすじをハッキリとは覚えていなかったのですが666という数字と不気味さは鮮烈に印象に残っていました。今作を観て、ああ!こういう話だったのか!と納得しました。やっぱり怖い。。ダミアン役の子供がミステリアスで不気味で、映画を観ている間ずっと不安な気持ちが続き、不愉快ながらもホラー好きには堪らない。後味の悪さも一級品だと思いました。