殺人地帯U・S・Aの紹介:1961年アメリカ映画。父親をギャングに殺害された少年トリーは、復讐を心に秘め大人になります。復讐相手が属する巨大犯罪組織に潜入したトリーは、綿密な計画で復讐を遂げていきます。
監督:サミュエル・フラー 出演者:クリフ・ロバートソン(トリー・デブリン)、ドロレス・ドーン(カドルス)、サンディー(ベアトリス・ケイ)、アール・コナーズ(ロバート・エムハート)、リチャード・ラスト(ガス)ほか
映画「殺人地帯U・S・A」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「殺人地帯U・S・A」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「殺人地帯U・S・A」解説
この解説記事には映画「殺人地帯U・S・A」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
殺人地帯U・S・Aのネタバレあらすじ:復讐を秘めて
4人組のギャングに父親が殺された現場で少年トリーは、見覚えのあるヴィクを目撃します。少年トリーは父親の復讐に燃えますが、ヴィクは別の事件で終身刑の身となっています。大人になったトリーは、金庫破りでヴィクと同じ刑務所に収監されます。余命宣告されたヴィクの看護担当なったトリーに、ヴィクは父親を殺害した残りの3名(ジーラ、ガンサー、スミス)を白状し絶命します。
殺人地帯U・S・Aのネタバレあらすじ:難攻不落の要塞へ
出所したトリーは、恩人であるサンディーの元へ戻ります。サンディーの酒場を買い取った麻薬王ジーラは、そこを隠れ蓑にして犯罪行為を行っていることトリーは知ります。サンディーの不安を他所に、トリーは父親の復讐を開始します。ジーラの店に忍び込んだトリーは、手下に殺されそうになった娼婦カドルスを助けます。トリーはカドルスを利用して、ジーラ、ガンサー、スミスがいる「国家プロジェクト社」という合法企業を隠れ蓑にした犯罪組織に雇われます。連邦犯罪対策委員会のドリスコルは、その組織の壊滅に全力を注いでいます。
殺人地帯U・S・Aのネタバレあらすじ:二重スパイ
トリーはカドルスの証言がスミス逮捕に繋がると思い、父親の事件担当だったドリスコルに連絡します。スミス逮捕に動揺した組織は警察側の情報を知る為に、トリーに警察の重要書類を盗ませることにします。トリーはドリスコルと相談し、偽書類を組織に渡します。偽書類を信じた組織は、ガンサーを殺害ます。復讐が着実に成功して行く中、トリーは自分を想ってくれているカドルスとの関係を真剣に考え始めます。
殺人地帯U・S・Aの結末:終着点
ドリスコルは用心の為、トリーを使って偽書類を組織に渡すのを一端中断します。しかしトリーは、密かに単独行動をします。トリーの計画通り、組織はジーラを殺害します。復讐を遂げたトリーはドリスコルに、カドルスと結婚するため捜査協力を終わりにしたいと告げます。組織を壊滅していないため、ドリスコルはトリーの行く末を案じます。ドリスコルの言った通り、トリーは組織から抜け出せないと察します。覚悟を決めたトリーは、組織のボスを殺害しますが用心棒に撃たれます。カドルスとサンディーに看取られ、トリーは亡くなります。悲しむカドルスにサンディーは、トリーの意思を酌んで組織の全貌を証言するように言います。
以上、映画殺人地帯USAのあらすじと結末でした。
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