マイレージ、マイライフの紹介:2009年アメリカ映画。仕事もプライベートも割り切って生きてきた主人公が、部下との出会いを通じて、初めて人と真剣に向き合い、成長する姿を描いたヒューマン・ドラマ。ほろ苦い結末に、人生の生き方を考えさせられる作品となっています。
監督:ジェイソン・ライトマン 出演者:ジョージ・クルーニー(ライアン)、ヴェラ・ファミーガ(アレックス)、アナ・ケンドリック(ナタリー)、メラニー・リンスキーほか
映画「マイレージ、マイライフ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「マイレージ、マイライフ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「マイレージ、マイライフ」解説
この解説記事には映画「マイレージ、マイライフ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
マイレージ、マイライフのネタバレあらすじ:感情を殺す仕事
プロのリストラ宣告人として働くライアンは、自分の社員にリストラを宣告できない会社に代わって、リストラ対象者にリストラを宣告する仕事をしています。リストラを宣告する相手は、いつも初対面の人で、今後、2度と会うことがないため、ライアンは、リストラを宣告された人の痛みをそれほど感じることもなく、仕事と割り切り、淡々と仕事をこなしています。ある日、ライアンの会社に、若くて優秀な女性社員のナタリーが入社してきます。ナタリーは、リストラ宣告をオンラインでするという案を提案するほどの、非常に合理的な女性です。
マイレージ、マイライフのネタバレあらすじ:過酷な現実
ライアンは、あまりにも合理的すぎるナタリーの主張に疑問を感じます。ナタリーを指導することとなったライアンは、ナタリーを連れて、仕事先を回ります。ライアンに同行して仕事のやり方を習得したナタリーは、初めて、自分の口からリストラ宣告をします。リストラを宣告された人の、リアルな悲壮感を目のあたりにし、さすがのナタリーも胸を痛めます。しかし、優秀なナタリーは、ショックを受けながらも、着々と仕事をこなしていきます。
マイレージ、マイライフのネタバレあらすじ:割り切った関係
出張先で、ライアンは、偶然知り合って意気投合したアレックスという女性と逢瀬を重ねています。ライアンとアレックスは割り切った気軽な関係を続けています。2人の関係を知ったナタリーは、真剣にアレックスと向き合おうとしないライアンの生き方を非難します。ナタリーと接するうちに、ライアンは、人と真剣に向き合ってこなかった自分の生き方に次第に疑問を抱き始めます。
マイレージ、マイライフのネタバレあらすじ:初めて知る痛み
やがて、アレックスと真剣な交際をしたいと思ったライアンは、アレックスの自宅を訪ねます。しかし、アレックスには家庭があり、突然やって来たライアンに迷惑顔です。皮肉なことに、アレックスはライアンのことを日常の逃避の相手としてしか思われていなかったのでした。アレックスの本音を知ったライアンは茫然とします。しかし、人と真剣に向き合ったことで、人の痛みを知ったライアンは、以前と比べ、仕事への向き合い方が変わったかのように見えます
「マイレージ、マイライフ」感想・レビュー
-
あらゆる無駄を省き、人間関係ですら一歩踏み込もうとせずいい年して独身を貫く主人公のライアン(ジョージ・クルーニー)が部下のナタリー(世間知らずで気が強い若い女の子)やナンパで知り合ったアレックス(少し謎めいた品のある美女!)との出会いで人との繋がりに気付き、愛を感じていくようになるストーリーです。映画で使用される音楽、セリフ回しにセンスがあり、キャラも立っていて何度も観た前向きになれる素晴らしい映画です。
いつまでも独身貴族なジョージクルーニーにしかできない、独身貴族で人との繋がりを持とうとしない男の物語。あんまり主人公が孤独だから、ラストにナタリーといい感じになるのかなっと思ったら彼女は本当に火遊びのつもりでしたってオチでほろ苦いっていうか、主人公と同じ心境に陥ったきがします。ただ、彼が大事に大事に貯めてきたマイレージをある人にプレゼントしたのはとてもホッコリできた。