21ブリッジの紹介:2019年中国,アメリカ映画。ニューヨークのマンハッタン島での麻薬強盗事件。ニューヨーク市警はマンハッタン島にある21の橋を犯人逮捕のために封鎖することを決めます。ニューヨーク市警のデイビス警部は犯人と戦いますが、事件には巨大な組織の関与がありました。『21ブリッジ』は、激しいアクションと意外なストーリーの展開が見所の映画です。2020年に死去したチャドウゥック・ボーズマンが犯人に立ち向かうニューヨーク市警の刑事を熱演しています。
監督:ブライアン・カーク 出演:チャドウィック・ボーズマン(アンドレ・デイビス)、シエナ・ミラー(フランキー・バーンズ)、ステファン・ジェームズ(マイケル)、キース・デヴィッド(スペンサー)、テイラー・キッチュ(レイ)、J・K・シモンズ(マッケナ警部)、ほか
映画「21ブリッジ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「21ブリッジ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
21ブリッジの予告編 動画
映画「21ブリッジ」解説
この解説記事には映画「21ブリッジ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
21ブリッジのネタバレあらすじ:起・コカイン盗難事件の発生
小さな少年アンドレ・デイビスは、殉職した刑事だった父親の葬儀で泣いています。葬儀では優秀だった父が讃えられます。
19年後、父の後を継いで刑事になったデイビス(チャドウィック・ボーズマン)は、捜査中の容疑者殺害で調査を受けています。デイビスは容疑者殺害について後悔はないと話します。デイビスは母の家を訪れますが、母は病気のためか、息子を認識できない様子。デイビスはそんな母をいたわります。
午前12時13分、マンハッタン。マイケル(ステファン・ジェームズ)とレイ(ティラー・キッチュ)は知り合いのトリアノ(ルイス・キャンセルミ)から依頼を受け、ワイン貯蔵庫にあるコカインを盗み出そうとします。二人は隠してあるコカインの多さに驚きつつも、盗み始めます。
そこへ警官が到着し、二人と銃撃戦になります。そしてレイが警官数人を殺害してしまいます。二人は車に盗んだコカインを乗せて逃亡します。しかし、逃走中に信号無視のため監視カメラに撮影され身元が警察にわかってしまいます。
デイビスが犯罪現場に到着します。ニューヨーク市警85分署のマッケナ警部(JK・シモンズ)は部下の死を嘆き、デイビスを事件の担当につけます。デイビスは、麻薬取締班のフランキー刑事(シエナ・ミラー)と組むになります。
21ブリッジのネタバレあらすじ:承・マンハッタン封鎖の決定
午前1時3分、警察は監視カメラに映った不審な車の所有者を突き止めます。デイビスとフランキーは、マッケナ警部と彼の部下に会います。デイビスはコカインの多さから巨大な犯罪と考え、犯人逮捕のため、午前5時まで市内の21ある橋を封鎖することを主張し、受け入れられます。デイビスは車の持ち主の身元がわかったと連絡を受けます。
午前1時22分、レイとマイケルはチャイナタウンに到着し、依頼者であるトリアノに会います。2人はコカイン量が多いことから、多額の報酬を要求します。3人はコカインを盗み出す依頼したグループのリーダー、ホーク(ゲイリー・カー)に会い、量の多さから百万ドルの報酬を要求します。ホークは金を渡し、アデイという男が逃走の手助けをすると言います。
午前2時4分、デイビスは犯人が使った車の登録住所に到着します。ドアを開けて中に入ると女性がいます。女性は車の件に関し、車の所持者は知り合いのトリアノだと言い、マイケルとレイはトリアノの友人では?と答えます。デイビスと警察は犯人の身元がわかったことでメディアに公表します。
午前3時3分、レイとマイケルは、アディ(アレクサンダー・シディグ)に会います。テレビでは二人の名前が警官殺害とコカイン所持で大きく報道されています。レイとマイケルはアディにもコカインを与え、逃走先の確保を求めます。アディは二人に偽名を与え、バスでマイアミへ逃げることを指示します。トリアノはナイトクラブに向かいます。
午前3時32分、ニューヨーク市警はトリアノの居場所であるナイトクラブを突き止めますが、マッケナ警部の部下であるニューヨーク市警の刑事がトリアノを殺してしまいます。アントレとフランキーが現場へ到着し、「事件の鍵を握るトリアノをなぜ殺した?」と彼らと対立します。
警察がアディの自宅を襲撃します。レイとマイケルは応戦するものの、アディは重傷を負います。アディは二人にUSBメモリを持ってマイアミへ逃げるように指示します。二人は警察の銃撃を逃れ、USBメモリを持って逃げます。デイビスとフランキーはアディの自宅にレイとマイケルがいるという連絡を受け、現場に向かいます。
21ブリッジのネタバレあらすじ:転・マンハッタンの戦い
レイとマイケルは逃げますが、デイビスとフランキーに見つかります。激しい銃撃戦になり、レイは負傷します。マイケルとレイは「マイアミで会おう」と言って別れます。デイビスはレイを追い詰めるものの、レイは死亡します。
マイケルを見つけたフランキーでしたが、マイケルに拘束されます。フランキーはデイビスに「マイケルを撃て」と言いますが、デイビスは撃ちません。マイケルは「ニューヨーク市警はコカイン事件に関与しているのでは?なぜかアディからUSBメモリを渡された」とデイビスに言います。デイビスはマイケルの言葉に関心を持ちます。マイケルはフランキーを解放し、逃走します。
午前4時30分過ぎ、デイビスはフランキーとマッケナ警部に会います。デイビスはマッケナ警部とニューヨーク市警のコカイン事件への関与を疑い始めますが、とりあえずはマイケルを捕まえることにします。
マイケルはマンションに忍び込み、住民を脅してコンピュータを使い、USBメモリをチェックします。そこには、ニューヨーク市警のマッケナ警部と警察官たちのコカイン取引への関与が記されていました。
マイケルは変装して逃げますが、地下鉄でデイビスに追い詰められます。地下鉄内でデイビスはコカイン事件の真相、USBメモリを渡すよう説得します。マイケルはデイビスに銃を渡し、自首をします。
しかし、そこにフランキーが現れてマイケルを銃撃します。時間は午前6時半すぎ、デイビスは事件の真相を知るマイケルへの銃撃に激怒します。デイビスは瀕死のマイケルからUSBメモリを受け取ります。
地下鉄の駅で警官は二人を祝福します。午前6時52分、デイビスはフランキーの携帯電話を借ります。そしてデイビスはフランキーもコカイン取引に関与していることを知ります。
21ブリッジの結末:コカイン事件の真相と結末
午前7時42分、マッケナ警部は自宅に着きます。しかしそこにはデイビスが待ち構えていました。デイビスは、USBメモリから得た情報を話します。
それは「ワイン貯蔵庫はニューヨーク市警のコカインの隠し場所で、コカイン取引に関与する警官がコカインを取りに訪れたら、そこに麻薬ギャングに雇われたマイケルとレイが盗みに来ていた。警官は二人を殺そうとしたが、逆に銃撃された。ニューヨーク市警によるマイケルの殺害は証拠隠滅工作」だと語ります。
マッケナ警部は大筋認めますが「豪華な生活のためでなく、生活に厳しいニューヨーク市警の警官のための資金稼ぎがコカイン取引の目的だった」と語ります。そこへマッケナ警部の部下であるニューヨーク市警の刑事が訪れ、デイビスを銃撃します。デイビスは応戦し、彼らを殺害します。
デイビスはマッケナ警部に自首を呼びかけますが、マッケナ警部が発砲します。デイビスは結局、マッケナ警部を殺害します。そこへフランキーが現れ、デイビスに銃を向けます。デイビスは「自分を殺すと一生刑務所暮らしで、娘と会えなくなるぞ」とフランキーを説得します。フランキーは銃を捨て、デイビスに逮捕されるのでした。
そこにはニューヨークの橋を車で渡るデイビスの悲しげな姿がありました。
以上、映画「21ブリッジ」のあらすじと結末でした。
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