5IVE [ファイブ]の紹介:2002年アメリカ映画。ビルのエレベーターが地震で止まり、居合わせた4人の男女の密室でのパニック状態を描いた作品です。パッケージを見るとスリラーの様ですが、実際はヒューマンドラマに近いです。4人しかいないのに題名がファイブというのは、お腹の中の赤ちゃんも含まれているためです。
監督:ドミンゴ・ヴァーラ 出演者:ダリル・シムズ(マイケル)、デヴィッド・アンドリオール(エリック)、ジョヴァンナ・ブロカウ(ジェニファー)、ステーシー・マルティーナ(ステーイシー)ほか
映画「5IVE [ファイブ]」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「5IVE [ファイブ]」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「5IVE [ファイブ]」解説
この解説記事には映画「5IVE [ファイブ]」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
5IVE [ファイブ]のネタバレあらすじ:起
携帯電話で株取引の仕事をする、スーツ姿の男が歩いていました。自転車でビルのオフィスへメール便を配達する男がインターステイトビルの前に止ると、スーツの男も電話を話しながら入って行きました。
ビルの中では清掃係の女性が紅茶を飲んでいました。二人の男が乗ったエレベーターに、妊娠した女性と清掃係の女性が乗り込みました。それぞれ目的の階のボタンを押し、エレベーターは上昇し始めました。12階を過ぎた頃、地震が発生し、エレベーターは13階で止まりました。
携帯電話で通話中の男はマイケルといい、このビルにオフィスがあり、秘書のステイシーと話していましたが、突然の出来事で大声を張り上げ、わめきはじめました。清掃係の女性はショックで倒れ、言葉が出なくなっていました。そして祈り始めますが、マイケルは「うるさい」と言って怒鳴り散らしました。
5IVE [ファイブ]のネタバレあらすじ:承
女性は再び倒れました。脈があり呼吸はしている事から、救急に電話するため、マイケルに電話を貸せと言いますが、仕事が優先だと言うマイケルに怒った二人は「この女性が死んだらお前のせいだ」と言うと、マイケルは電話を渡しました。
場所と女性の症状を話すと、救急隊を手配すると言いました。電話が長い事に腹を立てたマイケルは拳銃を取り出し、天井に向けて発砲し、携帯電話を取り上げました。これで再びショックを受けた女性は心肺停止になりました。自分の父を心臓発作で亡くしていた妊娠した女性は、必死になって自転車の男と二人で協力し、人工呼吸を試みました。
やがて清掃係の女性は死亡し、二人は名前を聞き合いました。男性はエリック、女性はジェニファーでした。一方、マイケルは電話のやり取り中に、秘書のステイシーをバカ呼ばわりしたため、ステイシーはキレて辞めてしまい、マイケルは客と直接話し始めました。イラつくマイケルは客に暴言を吐き、取引は見送りになりました。
5IVE [ファイブ]のネタバレあらすじ:転
隙を見てエリックはマイケルの銃を取り上げ、銃口をマイケルに向けました。するとマイケルは自分を撃てと命じました。マイケルは自分が黒人であるために、いくら頑張って仕事をしても高い給与をもらえない事から、自分で株取引の仕事を始めました。しかし失敗続きで、収入はほとんどなく、妻に食わしてもらっていました。そんな妻から「今度の取引で失敗したら帰って来るな」と言われ、最後通告を受けていたのでした。
マイケルを撃てないエリックは銃を返しました。その時、マイケルは子供時代に黒人として馬鹿にされた事や、妻の最後通告を想い出し、そのまま喉元へ発砲して自殺しました。エリックはジェニファーに、自分がゲイでHIV感染していることを告げました。エリックは父にゲイであることを告白し、ポールという男性と暮らしていました。しかし余命が少ない事もあって人生をあきらめていました。
5IVE [ファイブ]の結末
生まれてきた子供に、男ならガブリエル、女ならガブリレと名前を付けると決めていたジェニファーが産気づきました。ジェニファーはお産に詳しく、エリックに指示をしますが、エリックは感染を恐れて出来ませんでした。その時、死んだと思ったマイケルが動き『彼女を助けてやれ』と言って息を引き取りました。
勇気づけられたエリックは、ジェニファーの説得もあり、指示通りに出産の手伝いをしました。そして赤ちゃんを取り上げた時、救急隊が入って来ました。
1年後、ジェニファーは夫アンソニーと共に、カブリレの1歳の誕生日パーティをやっていました。3人の横にはエリックがいました。ジェニファーとアンソニーはガブリレにエリックおじさんと呼んで教えていました。
以上、映画「5IVE [ファイブ]」のあらすじと結末でした。
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