ウディ・アレンの 重罪と軽罪の紹介:1989年アメリカ映画。のちのアレン作品「マッチ・ポイント」を思わせるシリアスなドラマ。「ハンナとその姉妹」同様、2つの物語が平行して語られる。それまでテレビで活動していたマーティン・ランドーが初めてアカデミー賞にノミネートされ、のちに「エド・ウッド」で受賞するきっかけとなった。
監督:ウディ・アレン 出演:ウディ・アレン(クリフ・スターン)、マーティン・ランドー(ジュダー・ローゼンタール)、ミア・ファロー、アラン・アルダ、キャロライン・アーロン、ほか
映画「ウディ・アレンの 重罪と軽罪」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ウディ・アレンの 重罪と軽罪」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「ウディ・アレンの 重罪と軽罪」解説
この解説記事には映画「ウディ・アレンの 重罪と軽罪」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ウディ・アレンの 重罪と軽罪のネタバレあらすじ:1
海辺のパーティ会場。出席者のなかに眼科医のローゼンタールと妻のミリアムがいます。帰宅したあと、ローゼンタールはミリアム宛に来ていた手紙を勝手に読み、それを暖炉で焼き捨てます。それは彼の愛人の客室乗務員ドロレスからのものでした。彼との浮気のことを暴露した内容です。翌日、ローゼンタールは彼女のアパートを訪れますが、ドロレスは奥さんと別れてくれの一点張りです。確かに彼も以前その事を約束した覚えはあるのですが、おいそれと実現できることではありません。とりあえず彼女をなだめて落ち着かせるローゼンタール。
ウディ・アレンの 重罪と軽罪のネタバレあらすじ:2
一方、話は無名のドキュメンタリー映画監督クリフへ。彼はウエンディという女性と結婚していますが、彼女の頼みでパーティへゆき、その兄であるレスターに会います。彼はテレビ・プロデューサーですが、スノッブ丸出しで、地道に映画を撮っているクリフにとって苦手なタイプです。レスターは自分の生涯をドキュメンタリー映画にしたいと考え、クリフにその仕事を依頼してきます。彼の生涯にしろその業績にしろ何の興味もわきませんが、お金のないクリフは仕方なくその仕事を引き受けます。
一方、ローゼンタールの話。ユダヤ人である彼はラビに相談したりしますが、ラビは浮気のことを妻に打ち明けるべきだという意見。しかしそうなると結婚生活が破綻することは分かっています。ローゼンタールは続いてヤクザものである実弟のジャックに事情を告白。兄思いのジャックは手を回して殺し屋を雇ってくれます。そしてその殺し屋はドロレスを射殺。ローゼンタールは彼女の死体のある部屋に入り、自分が送った手紙などを回収します。
ウディ・アレンの 重罪と軽罪の結末
クリフのパート。嫌々ながらレスターの仕事を続けるうち、彼は製作助手を務めるハリーに恋心を抱くようになります。具合の悪いことにレスターまで彼女に目をつけることに。しかし、ハリーはクリフの元を離れ、ロンドンへ向かいます。やがてドロレスの殺人事件は迷宮入り。そして偶然身内の結婚式でクリフはローゼンタールと顔を合わせます。しかもレスターがハリーと現れ、2人も婚約したと告げるのです。ショックを受けるクリフ。彼は妻と離婚予定でした。ローゼンタールと罪について話をしたあと、彼だけがパートナーもなく落ち込んでいました。
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