レディ・イヴの紹介:1941年アメリカ映画。プレストン・スタージェス監督の代表作のひとつ。スクリューボール・コメディの典型的な作品として知られ、数々の映画史上のオールタイム・ベストに選ばれている。日本での初公開は製作から50年以上経った1994年。
監督:プレストン・スタージェス 出演:ヘンリー・フォンダ(チャーリー・パイク)、バーバラ・スタンウィック(ジーン)、ウィリアム・デマレスト、チャールズ・コバーン、ユージン・パレット、ほか
映画「レディ・イヴ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「レディ・イヴ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「レディ・イヴ」解説
この解説記事には映画「レディ・イヴ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
レディ・イヴのネタバレあらすじ:起
アマゾン川。学者のチャーリー・パイクは蛇を研究していて、もう母国アメリカに帰ろうとしています。仲間に見送られ、川を下ってゆくチャーリー。帰国のために乗り込むのは豪華客船です。彼は実家が有名なビール会社を経営していて、大金持ちの御曹司でした。マグジーという使用人まで一緒です。そしてこの客船には、彼の他に詐欺師の父娘が乗り込んでいます。娘の名前はジーン。旅の間行われるカードゲームでイカサマをし、富豪の船客からたっぷり金を吸い上げようという魂胆です。いかにも学者バカで世間知らずのチャーリーなど、2人からは絶好のカモでした。
レディ・イヴのネタバレあらすじ:承
まんまと彼と知り合いになり、詐欺の計略を巡らすジーン。しかし彼女自身にも意外なことが起こります。純真なチャーリーに彼女の方も惚れてしまったのです。チャーリーの方は何も知らずジーンに夢中になり、ついにはプロポーズ。ここでマグジーがくちばしをはさみ、ジーンの正体を告げます。彼女と父親は船会社に目をつけられて詐欺師として手配されていたのです。ジーンの方は自分の正体がバレたことも知らず、真面目に結婚するつもりでチャーリーと船中のバーで会いますが、手配写真を見せられて万事休す。2人は傷心を抱えてアメリカに上陸します。
レディ・イヴのネタバレあらすじ:転
時が経ち、ジーンは詐欺仲間がチャーリーの一家を狙っていることを聞かされます。彼女は一計を案じ、その仲間の姪のふりをしてチャーリーの邸宅を訪れます。名前もレディ・イヴと偽っています。美しい彼女は当然ながらジーンにそっくり。間の抜けたチャーリーは、彼女がジーンだとは思いもよらず、そのレディ・イヴに魅了されます。そして、別人だと思い込んだまま、彼女にまたプロポーズするのです。
レディ・イヴの結末
最初は自分を非難した彼を騙すことに快感を覚えていたジーンでしたが、やはり彼のことを再び愛するようになり、プロポーズを受け入れます。しかし、新婚旅行でジーンが過去の男関係を話したことでチャーリーは激怒。結婚はおじゃんになります。ジーンはまた計略をめぐらし、豪華客船での2人の出会いを再現。そこでようやくチャーリーはジーンを受け入れ、2人は結ばれるのです。
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