フィッシャー・キングの紹介:1991年アメリカ映画。自らの発言が発端で銃乱射事件が起きた事から、すっかり落ちぶれてしまった元人気DJが、ホームレスとの出会いを通して人生と愛を見つめ直していくヒューマン・ドラマ。ヴェネツィア国際映画祭で銀獅子賞を受賞。
監督:テリー・ギリアム 出演者:ジェフ・ブリッジス(ジャック・ルーカス)、ロビン・ウィリアムズ(パリー)、マーセデス・ルール(アン)、アマンダ・プラマー(リディア)ほか
映画「フィッシャー・キング」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「フィッシャー・キング」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「フィッシャー・キング」解説
この解説記事には映画「フィッシャー・キング」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
フィッシャー・キングのネタバレあらすじ:人生の転落とパリーとの出会い
辛辣なトークで人気絶頂のDJ、ジャック・ルーカスは、ある日、番組中にエドウィンという男から電話相談を受けますが、過激な意見を言った結果、エドウィンはバーで7人を殺害した後に自殺するという銃乱射事件を起こしてしまいます。3年後、ジャックはレンタルビデオ店を営む恋人のアンの家で暮らしていました。名声を失い、酒に溺れて塞ぎ込むジャックに手を焼きながらも、献身的に支えるアン。絶望感から川に飛び込もうとしていたジャックは暴漢に襲われてしまいますが、その時、ホームレスのパリーが暴漢を撃退し、ジャックを助けます。
フィッシャー・キングのネタバレあらすじ:パリーの人生の経緯を知る
次の日、パリーが住むボイラー室で目覚めたジャックは、妖精と会話をし、聖杯を手に入れてほしいと頼んでくるパリーに困惑します。ところが、実はパリーは元大学教授で、あの銃乱射事件で妻を亡くした心の傷がきっかけでホームレスになったことを知り、ジャックは責任を感じるようになります。ジャックは罪滅ぼしのためにパリーに謝礼金を渡しに行きますが、お金に興味を示さずに妖精と聖杯の事ばかり語るパリーに苛立ちます。教授だった事を告げて正気に戻そうとしますが、その途端パリーは恐ろしい騎士の幻覚を見て、怯えたように叫び声を上げて苦しみ出してしまいます。
フィッシャー・キングのネタバレあらすじ:パリーの恋を応援
聖杯のことしか頭にないパリーに困ったジャックは、パリーの恋の応援をすることにします。パリーが恋しているリディアにレンタルビデオ店の無料カードが当選したと知らせてアンの店に来るように仕向け、パリーとリディアを会わせます。リディアは恋に臆病になっていましたが、パリーからずっと前から恋していたことを告げられて心を開きます。幸せな気持ちのまま別れた二人ですが、その直後にパリーは妻が撃たれた瞬間を思い出し、錯乱状態で騎士の幻覚から逃げますが、暴漢に襲われて酷い怪我を負ってしまいます。
フィッシャー・キングの結末:ジャックの復帰と聖杯
ジャックはパリーの恋が実ったことで心が軽くなり、仕事に復帰することにしますが、復帰を機に一人になりたいとアンに告げて大喧嘩になり、破局を迎えてしまいます。その時、パリーについての連絡を受けた二人は病院に向かいますが、パリーは精神的なショックから意識が目覚めない状態になっていました。仕事に復帰したもののパリーの事で空しさを感じるジャックは、ついにパリーのために聖杯を盗み出してきます。病室で眠るパリーの手に聖杯を握らせ、疲れてそのまま眠ってしまったジャック。聖杯に気付いて意識が目覚めたパリーは、静かにジャックに語りかけます。寝たふりをしながら涙を流すジャック。次の日、元気に歌うパリーを見て嬉し泣きをするリディア。ジャックはアンの店に行き、愛してると告げます。ジャックとパリーは最高の友達と恋人を得ることができ、ハッピーエンドを迎えるのでした。
以上、映画フィッシャー・キングのあらすじと結末でした。
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