バンテージ・ポイントの紹介:2008年アメリカ映画。スペインのサラマンカのマヨール広場での大統領演説の時に起きた襲撃事件。その現場にいた8人の目撃者それぞれの視点から事件の真相を明らかにしていくサスペンスアクション映画です。
監督:ピート・トラヴィス 出演:デニス・クエイド(トーマス・バーンズ)、マシュー・フォックス(ケント・テイラー)、フォレスト・ウィテカー(ハワード)、サイード・タグマウイ(スワレス)、エドゥアルド・ノリエガ(エンリケ)、ほか
映画「バンテージ・ポイント」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「バンテージ・ポイント」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
バンテージポイントの予告編 動画
映画「バンテージ・ポイント」解説
この解説記事には映画「バンテージ・ポイント」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
バンテージポイントのネタバレあらすじ:1
スペインのサラマンカのマヨール広場にはたくさんの人々が集まっていました。アメリカのヘンリー・アシュトン大統領の演説を聞くためです。TV局GNNの女性プロデューサーであるレックスは現場にいるレポーターのアンジーやカメラマン達に的確な指示を飛ばしていました。アンジーやカメラマンの勝手な報道にも注意しながらスピーチを待っていました。大統領が登場し、人々も賑わいいよいよ大統領の演説が始まるその瞬間、大統領が撃たれました。人々は賑わい、カメラマン達やアンジーも動揺が隠せません。レックスはそんなアンジーに向かって落ち着いて今の状況の説明を促しました。「大統領は撃たれ、会場の外で爆弾が爆発したようです…」その瞬間、中継画面は大きな爆発音と煙に襲われました。アンジーは爆発に巻き込まれてしまい、レックス達もショックで呆然としてしまいました。
バンテージポイントのネタバレあらすじ:2
護衛のバーンズは昨年に大統領を守って被弾した以来の復活の仕事です。会場の外ではデモも行われており、厳重な警戒体制をとっていました。バーンズはそこで建物のカーテンが怪しい動きをしている事に気がつきます。調べさせますが異常はなく、大統領のスピーチがはじまる瞬間に大統領は撃たれました。バーンズはすぐに犯人を必死に探していましたが、その後また爆発が起きました。同僚は亡くなってしまいましたが犯人を捕まえる為、手掛かりを探しているとGNNが録画しているのに気がつきました。その映像を見てバーンズは何かに気づき、再び犯人を探しに行きました。
バンテージポイントのネタバレあらすじ:3
エリンケは警察証を見せ、会場に入ります。恋人のベロニカが他の男と「ガード下で待つ」と話しているのを目撃します。ベロニカの事を疑いますが「そんな事ないわ」と否定され「愛してるのはあなただけ。これが終わったら2人で遠くに行きましょう」と言われます。頼まれていたバッグを渡しエリンケはその場を去ります。演説を聞いていると突然大統領が撃たれ、警護しようとするとバーンズに取り押さえられます。取り押さえられている間もベロニカを目で追っていると彼女に預けたバッグを演説台の下に投げ込みました。エリンケは早く逃げないとまずい事、自分が警察である事を必死に訴えます。「俺は嵌められた。犯人は他にいる。」と訴えたその時、爆発します。爆発したのをいいことにエリンケは、必死に逃亡します。そしてエリンケはガード下に向かい、鉄砲を用意し誰かに向かって「生きてて驚いたか」と声をかけます。
バンテージポイントのネタバレあらすじ:4
ハワードはマヨール広場の様子を撮影して楽しんでいた。そこでベロニカと男が話しているのも撮影していました。そして、演説が始まったのでその様子も撮影していました。護衛のバーンズが何かに気づき見ていたのでその方向も撮影し、人がいるのをあやしがっていると大統領が撃たれました。その後、壇上に上がってきたエリンケの様子を追って撮影していました。慌ただしくしている中、妻のパウルに留守電を残そうとしました。するとバーンズがやって来たのでビデオを見せることに。バーンズに人影を見た事を伝え、映像を見せていると爆発しました。ハワードは呆然と当たりを見渡していると、広場に入るときにぶつかった少女アナをみつけます。アナを抱え安全な場所へ逃がそうと走っていると、エリンケが逃亡しているのを見つけます。アナを女性警察官へ預け、ビデオ片手に一緒に追いかけます。アナは母親を見つけて追いかけます。追いかけているとエリンケは撃たれてしまいました。その時アナが道路の上で必死に母親を呼んでいます。車が迫ってきて、ハワードは必死に走ります。
バンテージポイントのネタバレあらすじ:5
アシュトン大統領が広場に向かっている途中、暗殺計画が本物である事を伝えられます。替え玉を使うことに決定しました。モロッコでその組織を壊滅しようとしている参謀に怒りを感じ、なぜ実行犯を追わないんだと反発します。ホテルの一室でGNNの中継の様子を見ているとそこには昔、自分を守ってくれたバーンズの姿がありました。どうして彼の姿があそこにあるんだと嘆いていると、替え玉が撃たれました。大統領はただただ呆然としてしまいました。そこで替え玉であることがバレてしまうとうまい筋書きを考えようとします。するとテロリストがホテルの部屋を襲撃してきました。
バンテージポイントのネタバレあらすじ:6
ハビエルは弟をベロニカに奪われ脅されておりやるべき事をやるべきだと言われます。「ガード下で待つ」といってその場を去ります。スワレスはカフェの中からGNNの中継を見ながらカメラマンのルイスに指示をしています。ホテルマンのフェリベとも連絡を取り、着実に準備を進めている。ハビエルはホテルに到着しフェリベからカードキーを受けとります。そして着々と襲撃の準備を進めます。そしてスワレスは遠隔操作で大統領を射撃。結局ハビエルの弟はスワレスによって射殺されます。スワレスはホテルの一階を爆発させホテルのロビーに人を集めさせます。そして、ホテルの大統領の部屋を襲撃します。その後、スワレスの遠隔操作によって演説台の下の爆弾も爆発させます。スワレスは救急隊員の振りをして狙撃された大統領の救護をします。
バンテージポイントの結末
バーンズがGNNの映像を見て気づいたこと。それは犯人を追っていたテイラーがテロ犯であった事でした。バーンズはテイラーを追いかけます。バーンズが必死に追いかけ、司令部にも連絡を取るようにしますがなかなか取り合ってもらえません。スワレスとベロニカは合流し大統領を拉致することに成功します。バーンズはテイラーを見つけることに成功します。そこからテイラーとバーンズの激しい追いかけっこが始まります。バーンズはトラックに巻き込まれてしまいます。ガード下に到着したテイラーとハビエルはエリンケを見つけます。エリンケはハビエルに勘違いされ射殺、そのハビエルはテイラーに裏切られ射殺、そしてテイラーは追いかけたバーンズの攻撃により車で柱にぶつかります。そしてバーンズに「この戦いは終わらない」と言葉を残し亡くなります。
救急車の中では大統領が反撃します。すると目の前にアナが表れ、救急車は横転。アナは走ってきたハワードによって助けられました。ベロニカは即死。スワレスはバーンズによって射殺。そして大統領をなんとか救い、保護することができました。ハワードの元には妻からの電話。そして家族に「すぐに帰る」と伝えるのでした。大統領が無事である事をニュースで報道され、映画は終わります。
以上、映画バンテージポイントのあらすじと結末でした。
映画が始まってすぐにアメリカ大統領が襲撃され、広場は大パニックに。冒頭からいきなりの展開だった為、動揺しましたがおかげで作品に対しての興味が持続。その場に居合わせた8人の人物の視点から、起こった事件を振り返るという構成に好感が持てました。犯人が誰なのか分からない状態+あらゆる人物の視点であれこれと推理するのが楽しかったです。