レッド・ブロンクスの紹介:1995年香港映画。休暇でニューヨークに来た香港の刑事が、ギャングとのトラブルを契機に巨悪組織の犯罪に巻き込まれ、その危機に対して超人的活躍をする姿を描いたアクション映画です。キャッチコピーは「恐竜さえも蘇らせたハリウッドの最後の《不可能》とは何か?―その答えは、ここにある」で、全米興行収入初登場1位とアジア映画として初の快挙を成し、一躍全米でジャッキー・チェンブームを起こした作品でもあります。
監督:スタンリー・トン 出演:ジャッキー・チェン(クーン)、アニタ・ムイ(エレーナ)、フランソワーズ・イップ(ナンシー)、トン・ピョウ(ビルおじさん)、マーク・エイカーストリーム(トニー)、ほか
映画「レッド・ブロンクス」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「レッド・ブロンクス」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「レッド・ブロンクス」解説
この解説記事には映画「レッド・ブロンクス」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
レッド・ブロンクスのネタバレあらすじ:1.プロローグ:香港の刑事・クーン、ニューヨークに到着
香港の刑事・クーンは、プライベートでアメリカのニューヨークに行きました。叔父のビルの結婚式に参列するためでした。ビルは空港でクーンを迎えに来てくれ、久しぶりの再会に二人は抱き合い、喜びました。クーンはビルに「ハネムーンから帰ってくるまで留守番するよ」と言いましたが、初めて大都市・ニューヨークに来て緊張しているクーンにビルは「若いんだし、大丈夫。直ぐ慣れるよ」と優しく言いました。ビルはブロンクスにあるスーパーのオーナーでした。ブロンクスは治安が悪く、毎日何かしら事件が起こっていました。
レッド・ブロンクスのネタバレあらすじ:2.いろいろな人との出会い
ニューヨークに来て30年になるビルはまず、家にクーンを連れて行きました。大きな家にクーンは驚きました。ビルはクーンの父親とも親しく、壁に親戚、家族の写真を飾っていました。部屋にはカンフーの練習をする木人が置いてありました。クーンは早速、木人で練習し始めました。その動きは常人離れした見事なものでした。すると車椅子に乗った少年・ダニーがその姿を見て、拍手しました。ダニーはビルの隣に暮らしていました。ダニーをスクールバスに乗せると、クーンは彼に自分が使いふるしたゲームをあげました。ダニーは親代わりのお姉さんにはほったらかしにされ、苦労しているそうでした。ビルはクーンを店に連れて行きました。ビルはスーパーを売り渡し、引退することにしていました。高く買い取ってもらうため、ビルはスーパーを見場得よく修理していました。クーンが店に入って色々見て回っていると、ビルのフィアンセの黒人女性が駆け込んで来ました。飛び抜けて明るく、彼女はビルにキスすると、クーンにも歓迎のキスをして、大喜びしました。クーンは彼女の迫力にちょっと驚きました。そこにウォルター・ラオが、お店を買いたいと見に来たエレーナという美しい女性を連れて訪ねてきました。エレーナがビルとマジックミラーで覆われた隠し部屋で商談をしていると、マジックミラー越しに筋肉を映し見ているクーンの姿を目にしました。エレーナはクーンの姿を見て、笑いました。商談は順調に進み、エレーナはビルのお店を買い取りました。そこにスティーヴン・ラウが白いアンティークの高級車に乗ってきました。スティーヴンはビルの結婚式のために、自分のボスの車を貸しに来たのでした。スティーヴンは車にキズをつけないようにと、しつこくビルに頼み、去って行きました。
レッド・ブロンクスのネタバレあらすじ:3.ナンシーとの出会い
その夜、寝ていたクーンは、路地裏に集まる暴走族の音で目が覚めました。クーンはその様子を窓から見ていると、対立する2つの族たちから女が1人ずつ出て、バイクで競争を始めました。始めバイクは普通に道路を走っていましたが、ある地点でUターンし、脇に縦列駐車していた車の上を走り出し、ゴール地点まで戻ってきました。その縦列駐車の中には、ビルが結婚式用に借りた高級車がありました。キズをつけるなと言われていた車を守るため、クーンはその高級車の前の車に飛び乗り、バイクの前に立ちはだかりました。バイクは車の上から道路に降り、そのバイクを運転していた女性は負けてしまいました。その女性は「ナンシー」と呼ばれていました。悔しそうにナンシーはクーンを見ました。その時、パトカーが近付く音がし、ナンシーは族のボスらしき男・トニーたちと共に、その場を立ち去って行きました。翌日、ビルは盛大に結婚式を挙げました。エレーナも参席していました。クーンはエレーナの隣に座り、ニューヨークにいる間、彼女の手伝いをすることにしました。
レッド・ブロンクスのネタバレあらすじ:4.傷だらけにされたクーン
その翌朝、ビルの家を任されたクーンがトレーニングをしていると、ビル夫婦がやって来て、エレーナ宛の書類を託し、新婚旅行に旅立ちました。クーンは、エレーナが経営することになった新しいスーパーのサポートをしました。伯父ビルか預かった書類を隠し部屋でエレーナに渡していると、トニーやナンシーの暴走族らが入って来て、好き放題なことをしていました。マジックミラー越しにその様子を見ていたエレーナとクーンは、その族の1人・アンジェロに注意し文句を言いました。逆切れしたアンジェロはエレーナにいちゃもんをつけ、暴力を振るおうとしました。それを見ていたクーンは、得意のカンフーでアンジェロの鼻をへし折り、加勢に来た族たち数名を蹴散らしました。その夜、クーンは家路で、ある女性が数名の男たちに襲われている場面に遭遇しました。放っておけないクーンは、その後をつけ、その女性を助けようとしました。その女性はナンシーでした。すると、アンジェロの属する暴走族たちが出てきました。その族のボスはトニーでした。クーンはまんまと族の罠にかかってしまったのです。トニー一味は、仲間アンジェロらの復讐をしようとクーンに襲いかかりました。クーンは応戦しつつ逃げようとしますが、執拗に追いかけ、とうとうクーンは袋小路に追い詰められました。そこでクーンはトニー一味から酒ビンを投げつけられ、クーンは壁に当たったそのガラス片で顔や腕を切り、また体にも当てられ放題され、ぶちのめされてしまいました。
レッド・ブロンクスのネタバレあらすじ:5.ナンシー、クーンを知る
ナンシーが家に帰ると、弟・ダニーがゲームで遊んでいました。ナンシーは「そのゲーム誰にもらったの?」と聞くと、ダニーは「クーン。隣のおじさんの甥っ子」と言いました。ナンシーはトニーらとつき合うようになってから、家を空けがちになり、唯一の家族のダニーの面倒もあまり見てやれていない状態でした。そんな姉・ナンシーにダニーは文句を言い、車椅子のクッションもボロボロだと言いました。ナンシーはダニーに素直に謝り、買ってくると約束しました。そして、ナンシーが家を出ると、血まみれになった男が倒れて来ました。驚いたナンシーの悲鳴を聞き、ダニーが出てきました。ダニーはその男を見て「クーンだ!」と言いました。ナンシーは驚きました。昨夜、自分たちが襲った男だったからです。ナンシーはクーンを家に入れ、応急手当をしてあげました。翌朝、クーンはダニーが木人でクーンの真似をしている音で、目覚めました。クーンは応急処置をしてくれたのが、ダニーの21歳の姉と知り、お礼を言おうとしましたが、ダニーの話では学校と仕事に行ってしまったそうでした。クーンはダニーの制しも聞かず、傷だらけの体で、お店に行こうとしました。その途中、またバイクに乗ったトニー一味に見つかり、襲撃を受けました。クーンは傷ついた体で応戦しつつ、逃げ回りました。しかし、またしてもクーンは、今度はビルの屋上に追い詰められてしまいました。クーンはアンジェロの挑発に乗らず、決死の覚悟で屋上からジャンプし、隣のビルに逃れました。
レッド・ブロンクスのネタバレあらすじ:6.アンジェロ、ダイヤの袋を手にする
ある日、クーンがダニーを車椅子に乗せて街を散歩に出ようとしていると、突然、ギャングたちにマシンガンで襲撃されるトニー一味のアンジェロたちと遭遇してしまいました。クーンはダニーと直ぐに自分たちの住むアパートに避難しました。ギャングたちは、襲撃したギャングの車の中をあさり、何かを探しましたが、そこにはありませんでした。騒動を知ったパトカーが近付いてきたので、ギャングたちは襲撃した車を爆破し、その場を立ち去りました。その頃、アンジェロは襲撃されたギャングの中から奪ったスーツケースを持ち、アパート内に逃げ込んで来ました。アンジェロはその中に入ったダイヤの詰まった袋を手にし、大喜びしたのもつかの間、追っ手のギャングたちが銃を持って、アンジェロを追いかけてきました。アンジェロは逃げ、クーンとダニーの住むアパートに逃げ込んできました。クーンは危機を察知し、ダニーを抱き、ダニーの部屋に身を隠しました。アンジェロは状況を把握し、倒れたダニーの車椅子のクッション内にダイヤの袋を隠し、逃げました。しかし、アンジェロはギャングの男に銃を突きつけられ、追い詰められてしまいました。アンジェロは男に知らないと主張しました。その様子を陰で見ていたクーンは、クッションと車椅子を静かに引き寄せ、部屋に入れ、ダニーと隠れました。すると、警官たちが来て、アンジェロとギャングたちを逮捕していきました。
レッド・ブロンクスのネタバレあらすじ:7.心を動かされたナンシー
クーンはダニーを抱き、彼の部屋に帰しました。姉・ナンシーは既に部屋に帰っていましたが、ドアの陰に身を隠しました。ダニーは部屋に新しいクッションを見つけ、大喜びしました。姉・ナンシーが約束を守り、買ってくれたからでした。クーンがダニーに姉・ナンシーについて尋ねると、ダニーは「フライトアテンダントとモデルだよ。すごく忙しいんだ。学校は卒業したんだ。いろんな仕事してるの」と言いました。それを聞いたクーンは「君のためなんだろうな。感謝しないとな」と言いました。ダニーは姉と一緒に遊べない寂しさや、感謝の思い、本当は自分が姉の面倒をみたいができないという自責の念を語りました。クーンはそんなダニーを励ましました。二人のそんな会話を陰で聞いていたナンシーは、良心の呵責に耐えきれず、泣きながら部屋から出てきて、ダニーを抱きしめました。その美しい女性を見たクーンは、驚きました。ナンシーは自分を襲ったトニー一味の1人だったからでした。ナンシーはクーンに謝りました。クーンは「お姉さんとはこないだ階段でちょっとぶつかったんだ」と嘘をつきました。ナンシーはクーンの気遣いに、また涙しました。ナンシーはクーンに「ありがとう」と言い、ハグしました。
レッド・ブロンクスのネタバレあらすじ:8.ナンシー、クーンに恋する
地元警察はアンジェロとギャングの男を逮捕しましたが、弁護士の要請で直ぐに釈放されました。警察はアンジェロを泳がせ、事件関係者を一網打尽にしようと考えました。
釈放されたアンジェロは、その夜、ダイヤの袋を隠したクッションを取りにアパートに忍び込もうとしましたが、既にギャングたちがあら探しをしているのを見て、逃げました。
クーンがナンシーの職場に行こうと部屋を出ると、何かを探ししている男たちと出くわしました。その男たちは、クーンにFBIと名乗り、何か見つけたら電話してくれとメモを渡し、またあら探しを始めました。クーンがナンシーの職場に行くと、そこはナイトクラブで、ナンシーはそこでダンサーをしていました。偶然、そこにはトニーたちも来ていました。一仕事終えたナンシーはクーンと仲良くテーブルで話していると、トニーの仲間が来ました。驚いた仲間はトニーに伝えに行きました。ナンシーはクーンを連れ、クラブから逃げました。ニューヨークのきれいな夜景の港で、クーンはナンシーにトニーたちとの縁を切り、弟・ダニーの傍にいるように諭しました。「やけになったら負けだよ。乗り越えなくっちゃ」と温かく励ますクーンに、ナンシーは心を動かされ「いい加減変わらないとね」と言い、突然、クーンにキスをしてきました。
レッド・ブロンクスのネタバレあらすじ:9.トニーたちの復讐
翌日、エレーナの店にトニー一味がバイクで襲撃してきました。ナンシーをクーンに奪われ怒り心頭のトニーは、エレーナにクーンの居場所を聞き出そうとしますが、彼女は言いませんでした。その間に、外にいたトニーの仲間2人をギャングが連れ去って行きました。トニー一味は店を無茶苦茶に破壊し、逃げ去りました。その頃、クーンは公園でナンシーとダニーと遊んでいました。3人をアンジェロが密かに尾行していました。隙を見て、アンジェロはダニーの車椅子からクッションを奪い、逃げました。クーンはアンジェロを追いました。アンジェロは逃げながら、クッションの中を調べ、何もなかったのでクッションをほかして、逃げ去りました。一方、ギャングたちはアンジェロの居所を聞き出そうと、拉致した仲間2人を尋問しました。知らないと言い張る2人の内の1人を、ギャングたちは殺しました。クーンは遅れてエレーナの店に行くと、店は無茶苦茶に破壊されていました。エレーナはクーンに「店に来てればわかるでしょ。でもすっぽかしたの。デートで忙しくて。それもギャングのリーダーの彼女と。それでこうなったのよ」と言い、彼を責めました。
レッド・ブロンクスのネタバレあらすじ:10.クーン、トニーたちを倒す
自責の念にかられ憤ったクーンは、ナンシーの案内でトニーの溜まり場に行きました。クーンはトニーたちに「お前らみんな、クズだ!」と叫びました。トニーは銃を出してきました。クーンはトニーに「男だったら、素手で勝負しろ!」とステゴロのタイマンを挑みました。ナンシーも飛び込んで来ました。2人の激闘が始まりましたが、カンフーの使い手クーンの方が一枚上手で、クーンはトニーを巴投げで投げ飛ばし、倒しました。それを周りで見ていた仲間たちが、次々にクーンに襲いかかりましたが、クーンは次々に倒していきました。そうしていると目が覚め、立ち上がったトニーは仲間たちがクーンに倒されるのを見て、「そこまでだ。もう止めろ。お前の勝ちだ」と敗北宣言をしました。クーンは「みんな、何を考えてるんだ。こんなことで人生終わらせていいのか。…こんな戦いに何の意味があるんだ。虚しいだけじゃないか」と言い残し、帰ろうとしました。その時、ギャングに捕らえられた1人がボロボロになって帰って来ました。袋にはミンチ状態になった友人の遺体が入っていました。その生き残った男の話では「アンジェロが盗んだ物を返さなければ、俺たちみんな殺される」と泣きながら言いました。ナンシーはアンジェロの居所に見当がありました。刑事のクーンはFBIに連絡しようと言いました。
レッド・ブロンクスのネタバレあらすじ:11.極悪非道なギャングたち
クーンは以前に出会ったFBIと名乗る男に電話をし、トニー、ナンシーとで、アンジェロの居所で待ち合わせをしました。アンジェロは廃車のトレーラーに隠れていましたが、FBIと名乗る男を見るなり、「こいつはFBIなんかじゃねえ」と叫び、逃げ出そうとしました。男たちはクーン、トニー、ナンシーを捕らえ、アンジェロに銃を向け「ダイヤはどこだ」と聞きました。アンジェロは「ダニーの車椅子だ」と答えました。ナンシーとクーンは驚きました。クーンはナンシーたちに危害がかからないように、自分が知っていると言い、男たちをダニーの部屋に案内しました。男たちはクーンの制しも聞かず、ダニーに対しても乱暴に扱いました。怒り心頭のクーンは、ダイヤは古いクッションの中じゃないかと男に言い、隙をついて、2人のギャングを倒しました。クーンは古いクッションからダイヤの袋を見つけました。クーンは手下の男にかかって来た電話に出ると、それは彼らの組織のボスからでした。ボスは「証人は残すなよ」と言いました。クーンはボスに、手下は預かったと言い、ダイヤの袋と交換にナンシー、トニーたちを返すように要求しました。その組織のボスは交渉に応じ、後から指示をすると言い、電話を切りました。クーンはまず子供のダニーを安全な場所に逃がすように手配しました。その頃、人質になったトニーはギャングたちに拷問され、クーンの居所としてエレーナの店を吐露しました。クーンはダイヤの袋を持ち、エレーナの店に行くと、店は改装中でした。クーンはエレーナに相談をしていると、ギャングのボスから電話があり、「スーパーマーケットに来い」と言われました。既にいるクーンが窓から外を見ると、ギャングの手下共が店の支柱に鎖を巻き、クレーン車で引っ張って行こうとしていました。クーンはトイレに入っているエレーナに危機を伝え、助けようとしましたが、クレーン車は動き、店は支柱を外され、ぺしゃんこに崩れてしまいました。幸い、エレーナとクーンは助かりました。泣き叫ぶエレーナを宥めつつ、ギャングのボスからの指示を電話で聞いたクーンは、地元警察に連絡しました。
レッド・ブロンクスのネタバレあらすじ:12.クーン、ナンシーたちを助けるため奮闘する
警察に連絡したクーンは、このギャングはホワイト・タイガーと呼ばれる男が率いるシンジケートーと分かりました。クーンは地元警察の力を信じ、隠しマイクを付け、指定の時刻に指定の場所に行き、彼らの指示通りに動きました。クーンは交渉の席でふとボスの呼び名を言ってしまいました。それを不審に思った手下たちは、クーンを近くのボートハウスに連れて行き、その中でクーンから盗聴器を見つけ外しました。警察が張り付いていることを知ったホワイト・タイガーは、クーンも人質も殺し、ダイヤは諦めようと指示しました。クーンは手下たちに殺されそうになりますが、応戦しながら逃げました。そして、盗聴器が外された警察も動きだし、警察とホワイト・タイガーの手下たちとの銃撃戦が始まりました。警察の応援部隊が到着してくる中、ギャングの手下たちはホバークラフトを使って逃走し始めました。それを見たクーンは、身軽さを利用し、橋の橋脚に行き、そこからホバークラフトに飛び移りました。しかし、クーンは手下たちに見つかり銃撃され、海に落ちましたが、ロープを持ち、水上スキー状態で追跡をしました。手下たちはホバークラフトを対岸にまで行き、街中を滅茶苦茶にしながら、逃走していきました。その途中、ランボルギーニーが走ってきましたが、それもホバークラフトで轢き止めて逃走しました。クーンはホバークラフトが陸上に走っている間に、なんとか飛び乗り、しがみついていました。しかし、クーンは途中でホバークラフトから振り落とされました。クーンは警察に「何とかしろ」と言いますが、警察もお手上げ状態でした。クーンはそんな状況下でも諦めませんでした。クーンは近くに偶然、飾ってあった骨董品の剣と下敷きになってキズだらけのランボルギーニーを見つけると、剣を手に持ち、ランボルギーニーに乗って、ホバークラフトのスカート部分を狙って突撃して行きました。そして、クーンはホバークラフトのスカート部分を剣で切り裂き、ホバークラフトをようやく止めることに成功しました。クーンはホバークラフトに乗り込み、銃を手にして、手下たちを脅し、人質のナンシーたちの居所と組織のボスの居所を聞き出しました。
レッド・ブロンクスの結末:クーンたち、極悪非道なホワイト・タイガーを倒す
クーンは直ぐにこの事を警察に連絡しました。警察は人質となっていたナンシー、トニーを助け出しました。刑事魂に火がついたクーンは、ギャングを壊滅させる決意をしました。クーンは手下が乗っていたホバークラフトを至急動くように修理してもらい、操縦方法を習いました。そこに助け出されたナンシー、トニー、そして、ギャングに店を潰されたエレーナが来ました。クーンがみんな乗っていくかと言うと、トニーが「もちろん」と答えました。クーンはホバークラフトにナンシー、トニー、エレーナを乗せ、ギャングのボスであるホワイト・タイガーがいるゴルフ場に向かいました。クーンは17ホールでプレーしているホワイト・タイガーを見つけると、彼を追いかけ回し、ついには彼を轢き倒しました。クーンたちはギャングたちを見事に壊滅させたのでした。
「レッド・ブロンクス」感想・レビュー
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悪党とのカンフーシーンはいい。
途中の残虐シーンは怖い、勘弁して欲しい。
ホバークラフトシーン市街地、ゴルフ場シーンは面白い。
ジャッキー映画であるが、異色ですね。
予告に使われているホバークラフトで悪党を懲らしめるシーンは、懲悪改善で気持ちいいシーン。それまあいいとして、心に残っちゃったのは「虐待される正義のヒーロー、ジャッキー」でした。他の映画では圧勝したり、逆にヤラれても格闘ですから、力比べなんですよね。それを、今回のギャングは遠くからおもしろ半分に、ホントに腹が立つ。だから逆転(大げさにホバーでGO!)は、ヤリすぎってことない、やっちまえジャッキー!