プリティ・イン・ピンク/恋人たちの街角の紹介:1986年アメリカ映画。80年代を代表するティーンのアイコン的存在、モリー・リングウォルドの主演作。貧しい家の少女が、裕福な家の少年と恋をする。2人の気持ちは盛り上がるが、周囲の反対に少年の心は揺れ始めて…。リングウォルドの個性的なファッションが話題となり、また、英国のバンド、サイケデリック・ファーズが演奏するテーマ曲も大ヒットした。
監督:ハワード・ドゥイッチ 出演者:モリー・リングウォルド(アンディ)、アンドリュー・マッカーシー(ブレーン)、ジョン・クライヤー(ダッキー)、ハリー・ディーン・スタントン(ジャック)、ジェームズ・スペイダー(ステッフ)、アニー・ポッツ(イオナ)、ケイト・バーノン(ベニー)ほか
映画「プリティ・イン・ピンク/恋人たちの街角」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「プリティ・イン・ピンク/恋人たちの街角」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「プリティ・イン・ピンク/恋人たちの街角」解説
この解説記事には映画「プリティ・イン・ピンク/恋人たちの街角」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
プリティ・イン・ピンク/恋人たちの街角のネタバレあらすじ:起
高校生のアンディは、無職の父親を支えながら勉学にも励む健気な少女。幼なじみのダッキーはアンディにぞっこんで、いつもちょっかいをかけますが全く相手にされていません。ある日、親友イオナが経営するレコード店でアルバイトをするアンディに、同じ高校に通うブレーンが現れます。アンディは密かにブレーンに憧れていましたが、彼は大金持ちのお坊ちゃん。貧しいアンディとは、住む世界も付き合うグループも違います。そんなブレーンが、アンディにデートを申込みます。アンディは有頂天になりますが、ブレーンは「遊ばれるに決まってる」と猛反対します。
プリティ・イン・ピンク/恋人たちの街角のネタバレあらすじ:承
ブレーンは、アンディを親友ステフの家のパーティに連れて行きます。来ているのはみな、お金持ちばかり。ステフの彼女ベニーにバカにされ、アンディは部屋を飛び出しますが、ブレーンはアンディをプロムに誘います。幸せいっぱいのアンディを見て傷つくダッキー。お互いの格差を感じながらも、アンディとブレーンはデートを重ねます。そんなブレーンにステフは、「貧乏人と付き合うなら絶交する」と言い放ちます。それ以降、ブレーンはアンディの電話を無視するようになり、学校でも目を合わせようとしません。
プリティ・イン・ピンク/恋人たちの街角のネタバレあらすじ:転
不安で心がつぶれそうなアンディは、学校の廊下でプレーンを問いつめます。「プロムはどうするの」と聞くアンディに、「他の子を誘った」と答えるブレーン。アンディは泣きながら走り去って行きます。父親が買ってくれたドレスと、イオナからもらった高校時代のプロムドレス。もう着ることはなくなった2着のドレスを合わせて、新たにデザインしたピンクのドレスを縫い上げたアンディ。この手作りのドレスを着て、1人でプロムに乗り込もうと決意します。
プリティ・イン・ピンク/恋人たちの街角の結末
プロム会場に着いたアンディ。しかし、中へ入る勇気はなく躊躇してしまいます。そこに現れたのはダッキーでした。いつもの飾らない服装で、アンディをエスコートするために待っていたのです。ダッキーをハグするアンディ。2人で手をつなぎ、会場へと入ります。テーブルには、ブレーンが1人きりで座っています。他の子を誘ったというのは嘘でした。アンディとダッキーの姿を見たステフは、「お似合いだ」とせせら笑います。その姿を見たブレーン、「君はクズだ」と言い、アンディのもとに近づき、頬にキスをして寂しそうに去って行きます。動揺するアンディに、ダッキーは「彼を追いかけないと、もうかまってやらないぞ」と言います。アンディはダッキーに感謝し、ブレーンの後を追いかけて行くのでした。
「プリティ・イン・ピンク/恋人たちの街角」感想・レビュー
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切ない、でも最後はハッピーエンドで幕引き、アメリカ的ムービー人気が高いはずです。青春の思い出の一ページです。
80年代に人気を博したモリー・リングウォルド主演の青春映画。貧しい家庭に育ちながらも成績優秀で独創的な女の子アンディとお金持ちの御曹司ブレーン、アンディに恋するダッキーの三角関係の行方を学園ものにはかかせないスクールカーストや家族の関係を交えながら描いています。モリーが演じるアンディの個性的なファッションを真似する女の子たちは「リングレッツ」と呼ばれ、当時の社会現象となるほどだったそう。トリビア的なネタとしては、ラストシーンは本当は別の終わり方で編集までしていたけど、試写の際に不評だったため今のような終わり方になったのだそう。個人的には、違うバージョンのラストも観てみたかったな。