クレイジー・パーティーの紹介:2016年アメリカ映画。「アラフォー女子のベイビー・プラン」や「モンスター上司」などで共演し、コメディ界のナイス・コンビとの呼び声も高いジェニファー・アニストンとジェイソン・ベイトマン。彼らが再び共演を果たしたドタバタ・ストーリー。業績不振で閉鎖寸前の会社を救うため、支社長と部下が開いた盛大なクリスマス・パーティ。招待したのは、なんとか契約を取り付けたいクライアント候補。ところがそこへ、支社を閉鎖に追い込もうとする手ごわい女CEOが現れる。
監督:ジョシュ・ゴードン 出演者:ジェイソン・ベイトマン(ジョシュ)、ジェニファー・アニストン(キャロル)、オリビア・マン(トレイシー)、T・J・ミラー(クレイ)、ジリアン・ベル(トリーナ)、ケイト・マッキノン(メアリー)ほか
映画「クレイジー・パーティー」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「クレイジー・パーティー」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
クレイジー・パーティーの予告編 動画
映画「クレイジー・パーティー」解説
この解説記事には映画「クレイジー・パーティー」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
クレイジー・パーティーのネタバレあらすじ:起
クリスマスの2日前。協議離婚が成立し、財産のほとんどを妻に奪われたものの、どこか晴れ晴れとした気分のサラリーマン、ジョッシュが会社に出勤して来ました。彼の職場は、シカゴにオフィスを持つIT企業。社員はみな、ひと癖もふた癖もある変わり者ばかりです。支社長のクレイはジョッシュの良き友でもありますが、実はかなりのおバカ青年。楽しいことが大好きで、今日も朝から社員を急き立て、社内クリスマス・パーティの準備に大わらわです。そんな賑やかな会社に突然、クレイの姉キャロルが乗り込んできます。クレイと違って頭脳明晰の彼女は、亡き父親に代わってニューヨーク本社を仕切るCEO。つねに利益最優先で、社員のことなど気にもかけない経営の鬼です。頼りない弟に任せた支社が業績不振に陥っていることを知り、喝を入れるためにやって来たのです。だらけた社内に呆れたキャロルはパーティ禁止令を出し、今すぐ会社を立て直さないと40%の社員削減を行使すると宣言。あまりに横暴な女ボスに憤慨したジョッシュは、大手企業との契約をゲットしてくることを条件に現状維持を要求します。タイムリミットは数時間。支社の存続を賭けて、ジョッシュとクレイ、そして技術者トレイシーの3人が、狙いをつけた大企業へと出向きます。
クレイジー・パーティーのネタバレあらすじ:承
先方企業の担当者ウォルターは、クレイの会社のサーバーよりもデルを使うときっぱり。焦ったジョッシュは、挽回を図るためパーティにウォルターを招待します。その夜。キャロルの禁止令は無視され、フロアで盛大なパーティが始まりました。社内風紀に厳しい生真面目社員メアリーは、皆の乱れた行動に目を光らせます。また、シングルマザーの秘書アリソンは、経理部の新人フレッドと盛り上がります。彼女のいないオタク社員ネイトは、怪しげな出張サービスで金髪美女サバンナを調達、自信満々で同僚達に紹介するのでした。ウォルターもパーティにやって来ますが、社員達の大騒ぎを目の当たりにして若干引き気味です。そんな中、ネイトが目を離した隙にサバンナが“商売”を始めます。彼女が持ち込んだコカインを、アクシデントで吸い込んでしまったウォルター。すっかりブッとび、まるで別人のように弾けます。コカインのせいだと知らないクレイは、その姿に大喜び。2人きりになったジョッシュとトレイシーは、互いに好きだったことを打ち明け、キスしかけたところを同僚のジェレミーに中断されます。
クレイジー・パーティーのネタバレあらすじ:転
その頃、ロンドンに飛ぶため空港にいたキャロル。雪で全便欠航となり、カンカンになってタクシーで支社に戻って来ます。そしてパーティ真っ只中の社内を見てさらにブチ切れ、ジョッシュに怒りを飛ばします。ところが、ウォルターはすでにクレイと契約を交わしていました。これで支社も安泰だと喜ぶキャロル。しかし、ウォルターは正気に戻らず、吹き抜けの2階からターザンの真似をして落下。救急車で病院に運ばれます。そこでジョッシュ達は驚くべき事実を知ります。ウォルターはその日、すでに解雇されていたのです。契約は無効、今度こそ支社を閉鎖すると言うキャロルに、ショックを隠せないクレイ。一方、社内では、サバンナの行動に腹を立てたトレイが、彼女の元締めトリーナと言い争っていました。トリーナは、居合わせたクレイが支社長だと知るやいなや、彼をさらって車で去ります。それを知って驚いたジョッシュ達は、クレイの携帯を追跡。ジョッシュ、トレイシー、キャロル、メアリーの4人で、その住所へ車を飛ばします。大柄な用心棒と対峙したジョッシュ達ですが、キャロルの腕力で悪者は投げ飛ばされます。ところが、トリーナとクレイがいたのは別の場所。クスリで舞いあがったクレイは、トリーナに自宅まで連れて行けと言われてOKし、サバンナも一緒に車に乗り込みます。クレイ達を見つけたジョッシュらは、猛スピードで後を追いかけます。
クレイジー・パーティーの結末
カーチェイスになった2台。ジョッシュの制止も聞かず、クレイは目の前に迫った橋を渡ろうとします。しかし、橋は真ん中で分断されていました。恐怖に陥ったトリーナが拳銃で脅しますが、クレイはスピードアップ。車は橋を上がってそのまま地面に落下。ジョッシュ達の車もスピンして停止します。この事故で回線が切断され、町の全通信網がダウンするという一大事に。病院に運ばれたクレイの容態を案じるジョッシュでしたが、キャロルが医者に尋ねたところ、前に骨折したところが逆に治ってしまったとのこと。でもこれで会社は終わりねと嘆くキャロルを見たトレイシーに、あるアイデアがひらめきます。大急ぎで会社に戻った彼女とジョッシュ。サーバー室に入り、トレイシーの手でアルゴリズムが書き換えられます。果たして障害だらけの電力網は復旧。トレイシーがずっと温めていたシステム“エニウエア”の成果でした。ネットや携帯が繋がり、喜んで抱き合うジョッシュとトレイシー。病院ではクレイとキャロルも仲直り。キャロルは支社を閉鎖しないと約束しました。入院中のウォルターも、退院後はクレイの下で働くことが決まります。ようやく全員に、本当のクリスマスが訪れました。
業績不振で経営縮小の危機に面しているシカゴのIT企業を舞台に、会社を親から受け継いだ経営マネジメントをする姉キャロルとシカゴ支社長の弟クレイ、またシカゴ支店に務めるクレイの側近従業員のジョッシュやSEのトレイシーなど従業員がおりなすドタバタコメディー。クレイは従業員思いで色々と普段より社内で色々な企画やもてなしを経費を使用して従業員に提供しています。クリスマスパーティを社内で行う予定で色々準備を進めていましたが、経営不振に対し厳しい管理を行おうと姉キャロルがシカゴ支店に乗り込み経費のかかる社内でのクリスマスパーティの中止を要求。しかし、業績挽回を測るクレイは大手企業の担当者をパーティーに招いて、契約提携のための関係強化を計画し、キャロルに内緒で大規模なクリスマスパーティを社内で実施します。クリスマスパーティでは色々な社員がそれぞれのエピソードで一騒ぎ、二騒ぎが起き、しまいには乱闘シーンやカーチェイスなどのハリウッドアクションシーンも展開。様々な障害がありつつも、大手企業との契約を取り付け会社の業績の確保に成功、主要登場人物同士が恋に落ちカップルに、などなど最後はすべてがハッピーエンドに。メインのストーリーに加え、色んな個性あふれる登場人物のそれぞれのエピソードなど満載で、気軽に楽しめる面白いコメディー映画です。