アナライズ・ユーの紹介:2002年アメリカ映画。1999年に公開されたコメディ映画「アナライズ・ミー」の続編です。前作で服役していた精神を病む元マフィアのボスと、彼の主治医である精神科医が巻き起こす騒動を描いています。
監督:ハロルド・ライミス 出演者:ロバート・デ・ニーロ(ポール・ヴィッティ)、ビリー・クリスタル(ベン・ソベル)、リサ・クドロー(ローラ・ソベル)、ジョー・ヴィテレリ(ジュリー)、キャシー・モリアーティ(パティー・ロプレスティ)ほか
映画「アナライズ・ユー」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「アナライズ・ユー」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「アナライズ・ユー」解説
この解説記事には映画「アナライズ・ユー」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
アナライズ・ユーのネタバレあらすじ:起
精神科医のベン(ビリー・クリスタル)は、かつての患者で現在服役中の元マフィアのボス、ポール(ロバート・デ・ニーロ)から解放され、妻のローラ(リサ・クドロー)と幸せな暮らしを送っていました。そんな時、ベンの父が亡くなり、その葬式の日、ベンの携帯に何とポールから刑務所の中で命を狙われているという電話がかかってきました。その直後、ベンの家にFBIのミラー捜査官(ジェームズ・ビベリー)が訪れ、完治したはずのポールの精神状態が再び悪化したと報告を受けたベンは渋々刑務所に向かいます。
アナライズ・ユーのネタバレあらすじ:承
ベンが様子を見てみると、ポールは突然ミュージカルの歌を声高らかに歌い上げたかといきや、その後一気に塞ぎこんでしまったりしていました。ベンは一時的な精神衰弱という診断をしますが、こともあろうかFBI長官リチャード・チャピン(ジョン・フィン)はポールの回復の見込みは難しいとして彼を一時退院させ、しかもベンに預けるという決断を下してしまいます。嫌がるベンは無理やりポールを押し付けられますが、いざシャバに出た途端にポールは毒づき始め、刑務所の中で危険を感じたのでひと芝居を打ったのだと告白します。仕方なくベンは自宅でポールの面倒を見ることにしますが、案の定ローラはポールを拒絶し、当のポールは堂々と娼婦を連れ込んで情事に耽るなどやりたい放題でした。
アナライズ・ユーのネタバレあらすじ:転
ベンは何としてでもポールを更正させようと堅気の仕事に就けますが、元来のマフィアの気質が邪魔をして全て失敗に終わってしまいます。そして、ベンまでもが精神の不調に見舞われてしまいます。そんなある時、ポールの元をテレビのギャングドラマ監督のラウル・バーマン(レグ・ロジャース)らが訪れ、ポールにぜひともドラマの監修をしてほしいと依頼を持ち掛けてきました。早速引き受けたポールでしたが、ストーリーにリアリティがないと指摘するや、元手下のジュリー(ジョー・ヴィテレリ)らかつてのマフィア仲間を撮影現場に呼んでしまいます。その一方、ポールに代わって一味を引き継いだ女ボスのパティー(キャシー・モリアーティ・ジェンティエリー)と、敵対するリガッチ(フランク・ジオ)一味はいずれもポールを取り込もうと躍起になっていました。
アナライズ・ユーの結末
ポールはベンの車で帰宅中に謎のヒットマンの襲撃を受け、カーチェイスの末に何とか振り払いますが、その際にポールは行方をくらましてしまいます。FBIに厳命されたベンが捜しに行くと、ポールはちょうどリガッチ一味と金塊の輸送車を襲う計画を企ていたところで、結局ベンも計画に巻き込まれてしまいます。強盗は成功し、大量の金塊を持ち逃げしようとしたその時、ベンは突然パニック障害を発症し、父を亡くした喪失感をポールに打ち明けます。その後ポールとベンは金塊を持って逃走、リガッチ一味は駆け付けた警官隊により逮捕されます。故郷オハイオでしばらく身を隠す決意をしたポールは、すっかり回復したベンに別れを告げ、お互いに晴れやかな笑顔で「ウエストサイド物語」の歌を歌いながら立ち去っていきました。
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